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徽宗皇帝のブログ

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奴隷国家という名称について
現在の日本を概念として捉えるのに「植民地」「属国」などの表現があるが、もう一つ「奴隷国家」という名称を提起したい。これは丸山真男の言う「現実の一次元的把握」から脱出するための一つの手段だ。

つまり、〈我々は二重三重の意味で奴隷である〉、という「もう一つの現実」を直視することによって、その状態から抜け出すことを意識的に模索するようになるだろうということである。

我々はいかなる意味で奴隷か。
① 日本がアメリカの奴隷であるという意味で奴隷である。
② 我々はマスコミと公教育によって頭脳が支配されているという意味で奴隷である。あるいは、奴隷であるという境遇に満足している点で精神的に奴隷である。
③ 世界の一般大衆は経済的に国際金融家の奴隷である。
④ 一般国民は官僚によって支配されているという意味で奴隷である。
⑤ 多くの会社員は生活のために会社に奴隷的奉仕を義務づけられているという意味で企業の奴隷である。(ただし、すべての会社がそうだというのではない。)

もちろん、奴隷であることはある意味では楽であるから、現状の変革を望まない人々を批判はできない。だが、まずは自分が奴隷であるという現実を直視することからすべては始まるのである。

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