昨日に衆議院でスタートした、安全保障関連法案を審議する特別委員会。
首相と防衛相は次のように、国会において、つまり国民に対して、侮蔑するような態度を取り続けている。
侮蔑とは、他者を見下したり、軽んじたり、馬鹿にしたり、罵ったりすること。
侮蔑とは、他者を見下したり、軽んじたり、馬鹿にしたり、罵ったりすること。
首相は本日午後、辻元清美議員(民主)が質問している最中に、
「早く質問しろよ」と答弁席からヤジをとばした(これから新聞等で報じられるでしょう)。
「早く質問しろよ」と答弁席からヤジをとばした(これから新聞等で報じられるでしょう)。
防衛相は昨日午後に、柿沢未途議員(維新)に対して小馬鹿にするような答弁をして
(本日の朝刊で報じられている)、本日午前の委員会冒頭において不適切だったとお詫び。
(本日の朝刊で報じられている)、本日午前の委員会冒頭において不適切だったとお詫び。
首相も、防衛相も、いったい何様のつもりなのか。国会での自らの立場をわきまえるべき。
彼らは、行政府の閣僚として、立法府である国会に法案を提出して審議してもらう立場にもかかわらず、
国会での言動が不遜きわまりない。
不遜とは、傲慢で横柄で思いあがっているさま。
国会での言動が不遜きわまりない。
不遜とは、傲慢で横柄で思いあがっているさま。
なお、議員がとばすヤジと、閣僚がとばすヤジは、性質が異なる。
今年2月に首相が「日教組はどうするんだよ!」とヤジをとばしたことについて、
これはヤジだけでなく首相が事実を誤認していたことも問題となったわけだけども、
今年3月29日の朝日新聞紙上で長谷部恭男(早稲田大学)と杉田敦氏(法政大学)は次のように語っている。
これはヤジだけでなく首相が事実を誤認していたことも問題となったわけだけども、
今年3月29日の朝日新聞紙上で長谷部恭男(早稲田大学)と杉田敦氏(法政大学)は次のように語っている。
長谷部
「日教組!」という答弁席からのヤジもなかなかです。首相の品格も国会の品位も関係ないと。
「自由すぎる首相」です。
「自由すぎる首相」です。
杉田
行政を監視する役割をもつ国会で、首相と質問者の関係は口頭試問を受ける受験生と面接官のようなもの。
受験生が面接官にヤジを飛ばすことは、ヤジの内容が事実か、事実誤認かという以前に、
試験自体を否定する行為であり許されません。首相のヤジは、国会への侮辱と言ってもいい。
なぜ不信任決議の話すら出ないのか。
◆21:51
◆22:28
受験生が面接官にヤジを飛ばすことは、ヤジの内容が事実か、事実誤認かという以前に、
試験自体を否定する行為であり許されません。首相のヤジは、国会への侮辱と言ってもいい。
なぜ不信任決議の話すら出ないのか。
◆21:51
上記の紙面での例えにあるように、受験生が面接官に好きなこと言うてるわけだから、
これはもう、品位とかいうレベルではない。
これはもう、品位とかいうレベルではない。
これが面接なら、面接官は受験生に対して、帰って結構です、と退席を指示するだろう。
国会には、しっかり対応してもらいたい。
国会には、しっかり対応してもらいたい。
◆22:28
先ほど、報道ステーションで、本日の国会で首相がヤジをとばしたもようが放映される。
そのあと、キャスターたちによるコメントは、皆無。
こういうのは、ジャーナリズムとは呼ばない。
動画に字幕とナレーションを付けて、放映しただけじゃないか。
◆23:57
◆23:57
ヤジをとばされた辻元議員は、自身のブログでこう語る。
「安倍総理のヤジは、私ひとりの問題ではありません。
立法府の委員の質疑を、行政府の長が妨げるということは、
三権分立や民主主義の基本がわかってないといわざるをえません」
立法府の委員の質疑を、行政府の長が妨げるということは、
三権分立や民主主義の基本がわかってないといわざるをえません」
(辻元清美 活動ブログ 安倍総理が「早く質問しろよ」発言、三権分立の基本をおわかりでないのか?) 。
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