私は自民党内の政治家や党派はほとんど知らないし興味も無かったので、茂木がどういう人物でどういう政治家かは知らない。いくつかの政権で結構要職に就き、あまり失敗もスキャンダルも無いようだから、自民党内では評価は高い方なのだろう。そもそも幹事長って、何をやる仕事なんだ？　宴会の世話役か？　www
まあ、甘利の落選は岸田が内心狙っていたものだ、という考えもある（私もその可能性はあると思う）が、それは岸田の心の中を読むしかない。つまり、どこまでも推測でしかないわけだ。岸田としては、総裁選での協力の恩は返したわけである。ひとつも文句を言われる筋合いはない。自民党の幹事長が誰だろうと、国民にはほとんど関係は無いのである。そういう職への岸田の「任命責任」など、愚劣そのものの論だろう。審判を下したのはあくまで国民なのである。選挙が政治家の審判機能をしていないという点で、安倍や麻生を当選させた県民は日本全体から非難されていい。
ただ、その非難はあくまで政治内容にあるべき（この点では安倍の犯罪（倫理の破壊・経済の破壊）は大きいし、菅や河野太郎の「説明も議論もしない政治（論理の破壊）」は実は安倍以上に日本の政治を腐らせたのである。）で、麻生の北海道米発言のような些細な言動（むしろ「地球温暖化詐欺」への貴重な発言）を悪意を込めて針小棒大に取り上げて非難するのは、下種マスコミのすることだ。
まあ、とりあえず、岸田にとっての党内の左右老若の邪魔者はどんどん片付いていっているわけで、それが実に自然に淘汰されている。これがすべて計算の上なら、岸田というのは徳川家康並みの戦略家かもしれない。秀吉が死ぬまで隠忍自重したところが似ている。
前にも書いたが、「長いナイフの夜」とは、ヒトラーが、自分にとって邪魔になった党内の右派と左派を一夜で片づけた党内テロ事件のことである。ただし、私は岸田を邪悪さの点でヒトラー扱いしているわけではない。ヒトラー並みに「頭がいい」「大胆である」可能性があると褒めているだけだ。

（以下引用）

【朗報】幹事長なのに小選挙区落とした甘利の後任、茂木

2021年11月01日

• なんJ