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徽宗皇帝のブログ

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政権私物化は民主主義(実は資本主義)の宿命かもしれない
「谷間の百合」ブログから写真を除き全文転載。
まさに、我が意を得たり、である。
この文章を読む前に、私は別の天皇批判色の強いブログを読んで、「天皇制を廃止せよ、と言うが、天皇制を廃止して、ではどのような政治になると思っているのか、どのような政治体制を提唱するのか」と思ったのだが、現代のすべての民主主義国家を見ても、すべて「資本家の傀儡政権」になっているのであり、もしかしたら、民主主義そのものが永遠に幻想でしかないのかもしれない、という気持ちになっている。
言うまでもなく、私は(「本物の」、という前提だが)民主主義を強く支持する者である。しかし、どの先進国にも本物の民主主義など存在してはいない。その一方で、政治がうまく行っていると思われる国は、ロシアにしても中国にしても独裁者とすら言われる強力な指導者がいる国、そしてかつての社会主義国家のみである。キューバなどもそれに入れてもいい。
つまり、民主主義とは資本主義の仮面でしかないし、資本主義とはまさに資本家のための天国を作る思想なのである。ということは、青天井のカネを積み上げる少数の資本家の下に、無数の奴隷が呻吟する社会である。実際、ほとんどすべての国でそうなっているのだが、マスコミとネットと政治を資本家が握っているために、それが表面化していないだけだろう。
もちろん、私は「君主としての天皇」を望むわけではない。しかし、天皇の存在が今の「安倍独裁国家」の中で国民側の最後の砦になっているわけで、国民を守っているのは、日本国憲法と、その憲法を心から尊重し従っている天皇ご夫妻だと私は思っている。
私が、天皇の存在をシステムの一部に入れた新しい「天皇制民主主義」を構想するのは、象徴天皇というのは民主主義とまったく対立しないし、民主主義の常である、資本家による「政権私物化」を防止する唯一の手段ではないかと思うからである。


(以下引用)


天皇の政治的発言とは何を指すのか。

秋篠宮さまが大嘗祭について述べられたことが波紋を呼んでいます。
大嘗祭は絶対にすべきものではあるが、ある意味宗教色の強いものであるから政教分離を定めた憲法上の問題もあり、宮廷費で行うのが望ましいと。
これは、天皇、皇太子も同じお考えであることを比較的自由な発言のできる立場の秋篠宮さまが代弁されたのだと思います。
「宗教色の強いもの」或いは「私的な儀式」といのが何を意図しての発言かは言うまでもないでしょう。
政府の公私混同、政教癒着への痛烈な批判ではありませんか。
批判というより怒りです。
さっそく、菅官房長官、西村副官房が会見で、ご自身の個人的意見を述べられたもので、改めてなんらかの対応をする必要はないと言いましたが、つまり、秋篠宮が勝手に言っていることだと切り捨てたのです。
皇室への敵意を露わにしたのです。
秋篠宮さまは山本宮内庁長官にも、いままで何度となく言ってきたが、長官は聴く耳を持たなかったと言われました。
聴く耳を持たないとは非常にきつい表現ですが、わたしは秋篠宮さまはその言葉を言いたかったのではないかと思いました。
戦前の軍人がそうであったように、いまの政治家や官僚は、聞くふりをするだけで、なにも聞いてはいないというか、端からその気がないのです。
一応保守ということになっている与党自民党ですが、かれらが保守すべきものとしているのは権益や利権です。
天皇を見習っても出世やお金になるわけではないからです。




八木秀次がこれは政治的発言に当たるのではないかと言っていましたが、この邪悪な似非保守主義者には唾でも吐きかけてやりたい。
皇族が皇室の行事について発言されるのがどうして政治的発言になるのか。
つまり、政府の方針と違うことを言えばすべて政治的発言ということになるのです。
まさに「独裁政権です。
八木秀次は総理の憲法無視、公私混同には何も感じなくて、皇族の発言に対してだけは敏感になるらしい。
天皇の回りというか日本の上層部には君側の奸、奸臣や佞臣ばかりです。

そもそも政治的発言とは何を指すのかという明確な線引きがあるわけではないのです。
櫻井よし子さんは、天皇は国と国民の平和と幸せを祈るのが務めでありそれだけをしていればいいと言いましたが、平和と幸せを祈る天皇が、例えばフクシマはどうなっているのか、真実はどうなのかと訊ねられるのは政治的発言になるのでしょうか。
それにしても、祈っているだけでいいとは、なんという不敬というより人間の尊厳への侮辱でしょうか。
日本に責任を感じているのは天皇だけと言っても過言ではありません。
天皇制を廃止するとは、いうなれば、国(歴史)に責任を持つ人間がいなくなるということです。
それが分からない人間が天皇がいなくなれば日本は素晴らしい国になるという妄想に凝り固まっています。

国に何の責任も感じていない政治家が、きょうもきょうとて、韓国にたいしてだけは威高丈に吠えています。




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