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徽宗皇帝のブログ

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日露会談結果は日本が対米自立へ怖々足を踏み出した、ということ
「阿修羅」復帰後のあっしら氏は、完全に与党(自公政権)の犬化しており、「真相の道」は一貫して与党の犬だが、今回の日露首脳会談の結果については右からも左からも「全否定」の声が大きくアナウンスされる中で、この二人は肯定的に見ているようだ。まあ、与党の犬なら当然だが、その内容も、下のあっしら氏の言葉を見れば分かるように、至極真っ当なものだと私には思われる。
「安倍憎し」「安倍嫌い」の感情や「ロシア嫌悪症」「恐露病」から理性的判断を失っている人が多いように私には思える。それ以前に、世間の声に簡単に動かされているようだ。
どうせ安倍などあと5年もすれば死ぬだろうから(笑)、彼の在任中に、これまで以上の悪事を働かなければそれでいいのであり、次の選挙までは、衆参両議院で過半数を占めている自公政権が何をしようと、それを止められるはずもない。騒ぐなら、電気料金問題や年金問題その他、もっと騒ぐべきことはたくさんある。
日露の経済協力と日露の友好関係は、両国民にとってはメリットだ、と言う人間があまりに少なすぎる。逆に、今回の会談結果を否定的に騒ぐことで利益を得るのが誰か、を見さえすれば、話は簡単なことだろう。つまり、コメント3氏の言葉が正鵠を射ているわけだ。



この交渉を否定的に騒ぎ立てることは、間接的に米国のCIAを中心とした好戦派勢力をサポートすることに気が付かないのだろうか。





(以下「阿修羅」から引用)


気持ちはわかるが、より「お花畑」的発想の持ち主は小林よしのり氏
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/850.html
投稿者 あっしら 日時 2016 年 12 月 21 日 04:40:01: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
 
 

(回答先: 「お花畑」の国賊政権を糾弾する  小林よしのり 投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 12 月 21 日 03:30:05)


    
【引用】
「そもそも「四島一括返還」が「二島返還」に後退し、さらに
「平和条約締結」が「領土主権の回復」よりも優先される事態
にまで後退している。」

【コメント】
「四島一括返還」論は、言っている本人でさえ、実現可能性を考えたこともない“反ソ親米の政治的プロパガンダ”でしかない。


 歴史的経緯を考えれば、日ソが56年に歯舞・色丹の「二島返還」で合意したものをひっくり返す“理屈”となったのが「四島一括返還」の主張であり、空念仏でしかないのである。


 今回の日露合意は、実に遠い回り道ではあるが56年日ソ共同宣言に立ち返ったものであり、「平和条約締結」後に歯舞・色丹の「二島返還」を実現させる内容である。


 政治的スローガンでしかない「四島一括返還」を引っ込め、「二島返還」を実現するために「平和条約締結」を目指す政策を後退とは言えない。


【引用】
「それも「特別な法制下で」など不可能であり、「ロシアの法制下」
だとすでにロシア側は言っており、仮に北方四島での共同経済
活動を進めたら、今以上に住みやすくなった辺境の地に、
貧しいロシア人の移住が加速度的に進み、ますます領土主権の
回復はありえないことが確実になっていく。


つまりロシアの北方領土の主権を強化するための共同経済活動
なのである。」


【コメント】
 色丹島で日本人とロシア人が混住する状況を問題視するのはわかるが、ロシア(ソ連)の実効支配が70年も続いた現実を考えると、歯舞・色丹の「主権」を取り戻すために、現在のロシア人居住者に限り望むなら、日本領となった色丹島に住み続けることを認めるといった妥協もやむを得ないと思う。


 「辺境の地に、貧しいロシア人の移住が加速度的に進み」というのは、ロシア人の意識を知らない反応である。現在北方領土に住んでいる多くが、戦後、実効支配を始めたソ連政府によって移住させられた人たちの子孫である。


 ロシア人に東方志向は薄く、北方領土どころかウラジオストックやハバロスクなど極東ロシアの都市人口も増えず、土地の無償供与で移住促進を行っているくらいである。
 逆に、ロシア政府は、意欲と能力のある日本人に極東ロシアに移住して欲しいと思っている。


 ロシアの主権が続く国後と択捉については、許可されても移住する日本人は旧島民でも少ないだろうと言われている。日本企業が経済活動を行うとしても、ロシア人の労働力は不可欠である。


【引用】
「ロシアは日ソ中立条約を一方的に破棄して、8月15日・日本の
敗戦後も、武装解除した日本軍に襲い掛かった野蛮な国家である。


満州では日本女性を強姦しまくり、60万人の日本兵をシベリアに
強制送還して、地獄の強制労働で数万人の死者を出した冷血
国家である。」


【コメント】
 どの国家も“性善”ではない。
 そして、被害者-加害者の関係は、国家関係や歴史時期によってたちまち逆転する。


 大陸中国やフィリピンそして東南アジア諸国や朝鮮半島の人々が、戦前・戦中の日本をどのように評価し現在の日本をみているかを考えれば、身がすくむ思いになるはずである。


【引用】
「歴史の事実を忘れ果てた馬鹿者が、ロシアと信頼関係を結べると
「お花畑」で手をつなぐ妄想に耽り、「前のめりの熱意」で再び
騙されるのだ。


その安倍首相の「前のめりの熱意」こそが「敗北」を招いた
のであり、もっとロシアを追い込んで苦境に立たせるくらいの
冷徹さがあった方がいいのだ。


安倍首相のプーチンのケツなめ外交は、オバマからも、
EUからも、馬鹿にされる結果を残しただけである。」


【コメント】
 ロシアと信頼関係を結べなければ、今回の合意は破談となり、「平和条約」が締結されないだけ=現状維持である。


 この70年間の確執と停滞を考えれば、今回の合意は、わあわああれこれ非難がましく言うようなことではない。


 「もっとロシアを追い込んで苦境に立たせるくらいの冷徹さ」というのは、ロシアの現実や国際制裁の実態を知らない「お花畑」的発想である。


 ロシアのGDPは、昨年・今年、原油など資源価格の低下分近くのマイナスになり、財政基金の取り崩しが行われているが、“制裁”については、輸入代替政策の促進で農業や軽工業の成長に貢献している。(ロシア人は打たれ強いところもあるしね)


 親露発言を繰り返しているトランプ政権のことは言わないが、拳を振り上げているふりをしている欧州諸国も、パイプラインで供給されるコストの安いガスを買い続けている。


何より、国民の購買力が増大している中国が買う原油やガスの“必然的”な増加を考えれば、日本がロシアを苦境に追い込めるなどと考えるのは“妄想”でしかない。


※ 関連参照投稿


「共同経済活動」に関するプレス向け声明:判じ物の声明だがひとを欺くための“逆走”説明とわかれば合意した「帰属」が推測可能
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/665.html


「安倍首相、日露首脳会談について:「本格的な領土問題の話に入ったと私は思っている」:内実は合意済み」
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/765.html


「安倍首相の発言は国民や政治家の“期待値”を下げるためのもの:北方領土外交ではなく日露平和条約外交」
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/372.html


「日本、日ロ経済協力の「先食い」警戒:「先食い」は安倍政権崩壊の危機、やらなかったほうがマシのアホ外交はやらない」
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/521.html


 




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コメント
 

1. 2016年12月21日 08:22:03 : NNHQF4oi2I : p@MqjzZMakU[618]
<<政治的スローガンでしかない「四島一括返還」を引っ込め、「二島返還」を実現するために「平和条約締結」を目指す政策を後退とは言えない。

 プーチンは 宮本武蔵の五輪書を交渉の武器に十分使っている


 安部(アホ)は 五輪書も知らないで 国民を食いつぶしながら


 外交ごっこを国民のプロパガンダに利用する 無能で


 国益は全く得られない 無能外交


 まあ 外交とは言わない 外交芝居を国民に演じて見せた



2. 2016年12月21日 12:43:07 : 3VbCQUYwdw : N6p_TNO57dI[792]
ずーっと四島同時返還論にこだわって主張してきたのは櫻井よし子ら日本会議だからな。

その同じサークルにいる安倍が二島も返還できなかったというのは敗北としか見えない。



3. 2016年12月21日 20:31:09 : xfvDjBCdEs : CcH7@yMlqfE[1]
今回の日露交渉に関して適切に言及しているのが、あっしらさんと真相の道だけというのが何とも言えない気分にさせる。
阿修羅は大丈夫なのか。
この交渉を否定的に騒ぎ立てることは、間接的に米国のCIAを中心とした好戦派勢力をサポートすることに気が付かないのだろうか。
ロシアと平和条約交渉を進めることは、極東アジアの平和的安定にどれほど資するか。
そしてそれは、この国と国民にとり北の果ての領土の主権なんかよりもどれほど重要であるかを考えるべきだ。
とは言え、ロシアにとれば日本以上に、経済的な面で両国の関係改善を欲しているのは当たり前じゃないのかな。
そのロシアが、この関係をぶち壊すようなマネを、つまり食い逃げで金だけ巻き上げるような愚かな行動に出るわけが無かろう。
最低限、二島は返還されるだろう。



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