米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官(海軍退役少将)2022年5月21日からNSC戦略広報調整官 として複数の省庁にまたがる安全保障に関する広報を統括する
物価上昇が西側社会を直撃、時流はウクライナ側に不利=ホワイトハウス
2022年8月24日, 12:49 Sputnik
時流はウクライナ側にとって不利に働いている。米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官がCNNテレビの取材に応じた中で発言した。こうした中、英国の外交官らは物価高騰にあえぐ欧州連合(EU)の加盟国を訪問し、ウクライナに対する軍事支援の手を緩めないよう、交渉を続けている。
カービー調整官は取材の中で、「我々は時流がウクライナ側にはないことを理解している。我々は緊急性を理解しており、必要に応じるべく努力を継続する」と発言した。
カービー調整官によると、米国と同盟国はウクライナに対する支援の新たな道を引き続き模索するという。
また、英紙テレグラフによると、英国の外交官らは世界的な物価上昇が続いているものの、ウクライナへの軍事支援を継続させるためEUの国々を訪問しているという。英国では物価高騰によりEUによるウクライナ支援が中断する可能性があるとの懸念が広まっている。EUの政府高官らは秋、あるいは冬の初めにもターニングポイントが訪れ、ウクライナ支援に対する市民の立場は劇的に変化するという。報道によると、一部の国では8月30日から31日にチェコの首都プラハで開かれる EU外相サミットを前に、対露制裁の緩和を要求する動きが進んでいる。
一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は多連装ロケットシステム、装甲車両、榴弾砲を更に供給するよう国際社会に要求している。ゼレンスキー大統領はクリミア「奪還」を目的とする「クリミア・プラットフォーム」サミットの枠組みでブリーフィングに応じた中で、西側の軍事支援に感謝しつつも、更なる支援が必要であると強調した。ゼレンスキー大統領によると、領土回復には装甲車両の供給が必要不可欠だという。
8月24日 Sputnik
ナショナル・インタレスト誌のコラムニスト、ラモン・マークス氏は、ウクライナ紛争について、誰が勝利して終結したとしても、米国は戦略的に負けると考えている。マークス氏は、ロシアは中国やインド、イラン、サウジアラビア、ペルシャ湾岸諸国を含むその他のユーラシア諸国とより緊密な関係を築き、欧州の民主主義国及び米国と永遠に関係を断つだろうとの確信を示している。
(抜粋)
8月14日, 07:10 Sputnik
ブルームバーグによると、プーチン大統領はエネルギー戦争に勝利している。結局、ロシアの石油生産は増加し、価格は安定、同時にロシアは OPEC 諸国の支持を得ている。しかし、ロシアとの制裁戦争をもくろんだ欧州自体は、すでに10月には新しい電力価格を実感することになるという。
ブルームバーグは、ロシアのエネルギー資源を放棄した欧州の不幸な未来を予測している。ロシア産の石油に対する新たな制裁が 11 月に発効されるやいなや、エネルギー危機が欧州を「襲い」始め、各国政府は難しい選択に直面することになる。10月から電気料金の値上がりが始まる。英国では75%の高騰と予想され、ドイツでは100%に達する地域もある。これらの国の政府は、住民への助成金や、フランスがすでに行っているようなエネルギー生産者の問題を解決するために、多額の費用を費やさなければならない。(抜粋)
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