https://earthreview.net/yemen-flood-death-toll-rises-to-119/
地球全体が汚染されているので洗浄するために大雨を降らせていたりして!?
その昔に、核戦争で地球が汚染されたので長期間雨を降らせて洗浄していたとか。
<転載開始>
アラビア半島の南端にあるイエメンでは、7月後半から雨期の大雨が続いていまして、その影響による洪水や鉄砲水などの死者の総計が 119人に達したと発表されていました。
イエメンは、全域が砂漠であるわけでないですが、基本的には砂漠的な地域が多い国です。
先日、In Deep で「サハラ砂漠で今後数日間で数年分の雨が降る予測から見る…」という記事を書かせていただきましたが、その雨の原因とみられる、
「熱帯収束帯」
と呼ばれる、本来は赤道上空に広がる「雨を降らせる雲の帯」が、今年は、本来よりずっと北に移動していることが観測されていたことをご紹介しました。
このことにより、サハラ砂漠、あるいはアフリカ中部のいくつかの国や地域に相当な降雨があることが予測されています。
イエメンは以下の場所にあり、9月に予測される「砂漠の大雨」の該当地域にも近い位置にあります。
白で囲んだ領域が9月に多くの降雨があると予測されている場所
Google Map
ですので、イエメンの雨もまだ続く可能性が高そうです。
実際、この円の中に入っているナイジェリアでも、数週間にわたり豪雨が続いていて、8月28日の時点で 170人以上が死亡しています。
このナイジェリアも含めて、地図の円で示した地域では今後も雨と洪水の被害が続くと予測されます。
アフリカは国によって、政治や治安の問題や、食糧の問題、そして衛生環境の問題なども抱えている場合もあり、そのような中で長い期間の洪水が発生するというのは、かなり厳しい話かもしれません。農作がダメージを受ける可能性が高いと共に、感染症などに対する衛生の問題も悪化する可能性があるからです。
ここから、イエメンの洪水についての報道です。
イエメンのアル・マフウィット州で洪水と土砂崩れにより33人が死亡。これにより死者数は119人になった
Floods and landslides claim 33 lives in Yemen’s Al-Mahwit Province, bringing the death toll to 119
watchers.news 2024/08/30
2024年8月29日現在、集中豪雨によって引き起こされた深刻な洪水と土砂崩れにより、イエメンのマフウィット州で少なくとも 33人が死亡した。これにより、カルフ雨期開始以来のイエメンでの死者数は合計 119人となった。
アル・マフウィット州地方議会のアリ・アル・ジカム事務局長によると、8月27日の夜、大規模な洪水と土砂崩れがアル・マフウィットのメルハン州を襲い、少なくとも 33人が死亡、家屋 28棟が全壊、200棟が被害を受けた。
8月29日、イエメン赤新月社は、同地区で 38人が依然として行方不明であると報告した。
大雨は 1週間にわたってイエメンの高地の諸州を襲い、紅海沿岸の隣国ホデイダ州にも大きな被害を与えた。
8月28日に発表された公式声明によると、7月中旬以降、ホデイダ、リーマ、ハッジャ各州で 86人が死亡したという。これにより、カルフ雨期(7月~9月)開始以来の死者総数は少なくとも 119人となった。行方不明者の数は不明だ。
世界保健機関によると、今後数か月間に中央高地、紅海沿岸地域、南部高原で 300ミリを超える雨が降ると予測されている。
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