与那国の住民がほぼ全員「(自衛隊)基地賛成派」だというのも、「オール沖縄」を主張する人々には聞き苦しい話ではあるだろうが、事実に近いと私は思う。そりゃあ、てっとり早くカネが手に入るなら、自衛隊基地でも何でも誘致したいだろう。原発や米軍基地よりははるかに我慢もできる。米軍基地だと、その周辺が完全な植民地になる。自衛隊基地はそうではない。ただ、その中に住民を「土人」視しているキチガイ右翼もたくさんいるだろうがwww
まあ、ファシズム国家じゃあるまいし、住人全員が同じ考えだ、という考え自体がおかしいわけで、「オール沖縄」とは、与党も野党も含めて、「辺野古移転と普天間基地存続のどちらにも反対である」、というだけの話である。沖縄にも右翼はいるし、カネの亡者ならゴマンといるのは、他の土地と同じことである。いや、与那国の人々がカネの亡者だと言うのではない。生活のためにカネが要るのは当たり前の話で、そのためなら多少の危険の可能性は我慢もする、というのはほとんどの庶民に共通の考え方だろう。
乳がんの話、医療用大麻の話、芸能界のジャニーズタブーの話、マスコミにおける横田基地支配の話など、すべて頷ける。
最後のあたりの自己宣伝部分はカットしてもよかったが、この記事はまだ続くようなので、後で必要になるかもしれないのでそのまま載せておく。
(以下引用)
高城剛氏ロング・インタビュー Part1「テレビ界が絶対に言えないこと」
まぐまぐニュース! / 2016年10月28日 20時0分
2016年は、1月の日銀マイナス金利決定から始まり、ベルギーの連続テロ事件、安保関連法の施行、パナマ文書問題、熊本地震、東京五輪招致の賄賂疑惑、米大統領の広島訪問、舛添都知事の辞任など、海外に限らず日本国民にも大きな影響を与える重大事件や自然災害などが重なった年となりました。これから日本は、そして世界はどう変わっていくのか、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。そこでMAG2 NEWSでは、メルマガ「高城未来研究所」の著者で、毎日のように世界中を飛び回る高城剛さんに、毎日めまぐるしく変わる世界情勢の「裏側」についてお聞きするためロングインタビューを敢行。いま話題の「医療大麻」から「オリンピックと報道の自由」、そして「北朝鮮がミサイルを撃つ理由」についてまで多岐に渡って語り尽くしてもらいました。
今回は長時間に渡るインタビューのため、全3回にわけて掲載します。第1回となる今回は「報道を動かしている、日本を牛耳る人々」について、さらにいま世間を賑わせている「医療大麻」の知られざる真実について、高城さんが私見たっぷりに語ってくれています。
「牛耳る」人達に動かされる報道
高城:沖縄本島以外の離島のほうは、もうみんな基地バブルになっているから。だって与那国とか、人口の4分の1ぐらいある規模の基地ができちゃって、もう「大基地バブル」だよね。「うちの定食屋も拡張しなくちゃ」みたいな(笑)。
まぐまぐ:激しいバブルですよね。
高城:だから、まず通信業者と土木業者が行くんですよ。だって、与那国島だなんて普通は誰も行かないですよ、僕みたいな変人以外は。それなのに、いきなり土建の人たちが石垣島から飛行機で乗り込んで来て、どんどん土地をならしていってるわけ。で、土建業者も人手が足りないってことで、他の島からもさらに人を運んで……。だから離島の人たちは、全員自民党の味方なわけですよ。本島の人たちは反自民だけど、離島は基地バブルで恩恵を受けてるわけだから。
まぐまぐ:いやぁ、そういう空気って、実際に行かないと分かんないですよね。
高城:うん。だから沖縄ってひと口に「オール沖縄」じゃなくて、離島の人たちは「どんどん基地造ってください」。でも本島の人たちは「基地反対」っていうふうに分かれているよね。アメリカとしては、PAC3とかをもっと日本に売り付けたいから、北朝鮮の坊ちゃんに「日本海のほうに、軽くジャブ撃っとかない?」みたいな感じで、裏から手をまわすわけですよ。
まぐまぐ:……そういう構図なんですね。
高城:だって、そういうことでしょ?尖閣諸島に初めに上陸した活動家っていうのも、結局は「香港のアメリカ関係の中国共産党の反対団体」って、よく訳の分かんない人たちだったわけで。つまり中国共産党に反対している人たち、アメリカ側の人たちが最初に尖閣に上陸したわけだから、それってどういうことか……。
まぐまぐ:そういうことって、テレビとかでもっと言ってほしいですけどね。
高城:それは言えないですよ。だって、テレビの電波を握っているのは、横田基地だから。テレビっていうのは、電波帯域があるわけですよね。それは総務省が基本的に管理しているんですけど、何か変更するときは、まず横田基地にお伺い立てなきゃいけない。
まぐまぐ:先に話を通しとかないとやばいぞっていう……。
高城:そう。そのとおり。そういうことになっているから、テレビじゃ絶対にアメリカの意向に逆らうことはできませんよ。だって「電波止める」って、前の総務大臣も言っていたでしょ、事実。当たり前じゃん。そんなの。……僕は別に、悪いことを言っているんじゃなくて、そういうことになる「かも」しれませんっていう、ただの「個人の意見」ですから(笑)。
まぐまぐ:個人の意見ですか。
高城:まぁ僕が、総務省の情報通信審議会をやってたときに、よく分かったことなんだけどね(笑)。
まぐまぐ:やっぱり、そこも牛耳られているんですね。
高城:牛耳られているっていうか、自主規制だよね。なんかあったらよくないなってことで自主規制。それはもう全部、そうじゃないですか。例えば、ジャニーズ事務所とかも「メリーが悪いじゃん、SMAPの件は」とか、テレビでは絶対に言えないよね。みんな、そう思っていたとしても。
まぐまぐ:それも言えないですね。
高城:あと、よくウェブとかで、ジャニーズの人だけイラストっていうのもバカにしているよね、この時代に。それがもう物語っているよね、駄目っぷりを。テレビとかも駄目だけど、それだけじゃなくって、いろんなものがそういう構造だと思うけどね。政治だろうが、オリンピックだろうが……。最近のトピックでいうと、乳がんとかもそうじゃない?
まぐまぐ:乳がん?
絶対に報じられない「日本の医療業界」の裏話
高城:乳がんの患者の人たちが、よくテレビに出てるじゃん。
まぐまぐ:その裏で何があるんですか。
高城:あれは、日本の医療業界に殺されているようなものだから。なぜかっていうと、日本では最先端とされている乳がんの抗がん剤があるんだけど、それってアメリカだと使用禁止だからね。なぜなら悪化するから。でも、日本だと「効く」っていわれているの。
まぐまぐ:いや、知らなかった。
高城:医者のなかでも若手の先生は、これは危ないと思っているんだよね。でも、言えないよね。「メリー、ふざけんな」ってテレビで言えないのと一緒で、厚労省がそれをOKしているから、言えないんですよ。
まぐまぐ:なるほど。
高城:知らないよ、そりゃ。内緒だもん。あと、乳がんっていうのは、いろんな検査方式があって、マンモグラフィーとかエコーっていうんだけど、実はカップの大きさによって検査方式って違うんです。大きいカップだったらこの検査とか、いろいろあるんですよ。
まぐまぐ:……なんで知っているんですか。そんなことを。
高城:なんでって、それが世界の常識だからだよ。アメリカにはFDAっていう、いわゆるそういう抗がん剤を認可するお役所があるんですけど、日本で最も効果があるっていう抗がん剤に関しては、そのお役所はとっくの昔に効果なしどころか、副作用があるから認可取り消しにしましたよ。
まぐまぐ:それを使い続けているわけですね、日本では。
高城:だって日本には、それしかないから。乳がんの検査にしても、被爆するから本当はやめたほうがいいんだけど、病院としては高い機械を買っちゃったわけだから。だからもうPAC3と同じで、被爆しようが何しようが、ガンガン稼いだほうがいいじゃないですか。そういうことがあって、有名人で乳がん患者が出たらバンバン取り上げて、健診したほうがいいって方向にもっていくと。すると、みんなが健診行って、病院は大儲けみたいな。ワクチンの薬害なんかも、そういうことでしょ。
まぐまぐ:そうなんですね。じゃあ、逆に日本でもちょっと話題になっている、医療大麻とかはどうですか?
高城:医療大麻?あれは効果あるよ、間違いなく。だからアメリカで認可されてんじゃん。アメリカって起訴社会だから、効果ないものを認可したら、大騒ぎになって訴えられちゃうよ。
まぐまぐ:確かにそうですよね。
高城:あれは効果あるよ。特にがんの転移には……。
まぐまぐ:TPPに絡んで日本にも来るって話は、以前からあるようですが……。
高城:財務省は税金取れるからやりたいみたいけど、厚労省としてはあんまりやりたくないよね。だって儲かんなくなっちゃうじゃん、医療業界が。だから日本じゃ内緒にされてるんだけど、医療大麻は効果あるよ。ただ日本だと、「おまえ、普段から大麻吸ってんだろう」って感じの人間が、よく医療大麻賛成って言っているけど、あれは違うよね。なぜなら大麻っていうのは、例えば米国にある種類だけで3600種類以上あるんです。それでワインとかと一緒で、全然違うんですよね、効果が。だから、適正な品種を選ばないといけないんですよ。
まぐまぐ:漢方みたいなものなんですか。
高城:そうそう。大きくは大麻なんだけど、そのなかにもいろいろあるから。だから、それをよく分かってない人たちが「医療大麻、賛成ですよ」って、アレは駄目だよね。
まぐまぐ:おまえが吸うもんじゃないだろって。
高城:そもそも大麻成分って大きく2つあって、THCとCBDっていうですけど。そのうちCBDってカンナビジオールって言うんだけど、これは日本でも合法なんです。それは本当に効果ある。
まぐまぐ:日本でも北海道のほうで、特区を作ろうっていう話もありますよね。
高城:ただ、やっぱり圧力があるわけじゃない。医療業界や厚労省とか。だって、新しい抗がん剤とか通すのに1000億以上掛かるんですよ。臨床試験もしないといけないし。でも、そういうのをひとつ作っちゃえば、もうボロ儲けですから。そういう抗がん剤って、一発50万とかですからね。そんなおいしい話が、その辺に生えている草に取って代わられたら、そりゃ大騒ぎじゃん。だから絶対、内緒だよ。
ライブで「絶対に販売できない本」を配布!?
高城剛が国技館で配る「裏本」とは
まぐまぐ:さて、この年末に両国の国技館でトークライブをされるということで。以前、石田衣良さんと対談された際に「土俵を借りるかどうか」っていう話をされてましたが、あの件ってどうなったんですか?
高城:去年のライブは渋谷公会堂でやったんだけど、ものすごい人にお越しいただいて。だからさらに広い場所で、ということで国技館を選んだんですよ。で、国技館といえば土俵だって思ったんだけど、それを置いちゃうとアリーナ席があまり確保できないんで、置かないことにしたんです。ただその代わり、土俵の上にある屋根みたいなアレは借りました。アレは上げたり下げたりできるらしいんですよ。
まぐまぐ:では、当日はそれを使った演出も……。
高城:やります。
まぐまぐ:楽しみですね。
高城:なぜ土俵をどかせて、アリーナ席を作ったかというと、前のライブは全席無料だったんだけど、今回はアリーナ席だけは無料にしないで、その代わりに特別な本をあげようっていう、そういう企画なんですね。その特別な本っていうのは、ここ最近ずっと出している『南の島』本の裏本。ここだけは絶対に行ってはいけないっていう島があるんです。
まぐまぐ:そうなんですか。
高城:勝手に行ったら捕まっちゃったり、死を覚悟しろっていう島があるんですよ。そういう内容だから、それは絶対に売ることができない本っていうか、もしかしたら売っちゃいけないのかもしれない(笑)。だから、配るしかないんだよね。……本には読者の皆さんへの注意書きがあって、これは買ったんじゃなくて、あくまでも忘年会の目録だってことで、言い張ってくれと。
まぐまぐ:なるほど。
高城:そんな限定本を、アリーナのチケットと引き換えるっていう。……もっと言うと、注意書きに書いてあるんだけど、「転売は禁止だけど、転売することも可能な時代ですよね」って。要するにチケット買ってこれを手にして、すぐに転売すれば、読者は儲かるんですよ。
まぐまぐ:確かにそうですよね。
高城:そもそも今回のテーマが、「裏があってもいいじゃないか!」なんでね。今日お話ししたような裏の話、表じゃできないよう話を、あえてライブでしようと。だから、そうやって転売するのも、まさに裏なんじゃないかと。「皆さん、儲けてください」とは言えないけど、そういうつもりでやろうと思っています。これって出版業界への挑戦でもあるよね、売らない本を売るっていう。今後、増刷もしないし電子化もしない。書店もAmazonも全部すっ飛ばして……。
まぐまぐ:手売りのみっていう。
高城:来た人だけに生で売るっていう、そういうことをしたいと思っています。
まぐまぐ:相変わらずいろんな挑戦をしていますね。
高城:遊んでいるだけなんだけどね。……そういえば、最近東京の街を歩いてたら、「高城さん、『LIFE PACKING 2』読みましたよ」って声を掛けられて、「いきなりUnlimitedってすごいですね」って言われて。……なぜかAmazonで、読み放題になってたんですよ(笑)。
まぐまぐ:どうして、そんなことに?
高城:僕、それを決めるときってアフリカにいたんですけど、いきなりショートメールで「Unlimitedにしますか」って言われて。「これって何言ってんだろうな」と思いながらも、「新しいほう」って戻したんですよ。そしたら東京で、やたら「Unlimited」って言われるから、何だろうなと思って、3日ぐらい前に出版社に電話したら、はじめてそれが「読み放題」だっていうことが分かったんです。「なるほど、そういうことか」って(笑)。
まぐまぐ:出版社に怒られちゃいますよ。
高城:新刊なのに、そんなことやっちゃって。……それくらい僕って、普段何にも考えてないんですけどね。でも考えてみれば、読者としてはうれしいじゃないですか。
まぐまぐ:確かにそれはうれしいですけど。
高城:それに世界の音楽業界って、20年ぶりに売り上げが上がってるんですけど、それはなんで上がっているかっていうと、聞き放題なんですよ。聞き放題で売り上げがすごく上がっていて、それで儲かってるんですよ。……これは自分の無知さ加減をごまかすための、後付けの言い訳なんだけど(笑)。
とはいえ、音楽業界で儲かっているのは聞き放題とライブなんですよ。だから、石田さんとの対談の時も言ったかもしれないけど、物書きも著作をどんどんUnlimitedにして、ライブをやったほうがいいんですよ。かくいう僕も、ゆくゆくは矢沢みたいにライブでタオルを売ってるかもしれない(笑)。……そういうわけで、12月の金曜日夜に開催なので、年に一度の読者感謝の忘年会ってことで、みんなで盛り上がろうということですね。
まぐまぐ:ライブでしかできない裏話満載で……。
高城:そう。だから一応、録音や録画は禁止。だって、テレビとかYouTubeで流れたら困るようなことを、いっぱい話すから。でも、写真はOKだし、感じたことをそのまま書いていただくこともOK。こちらとしては、証拠が残らなければOKです。後で揉めた時に「そんなこと言ってないですよ」って言えるから(笑)。
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