つまり、熊本県内のあらゆる空き家、空き部屋を被災者に融通できるように、政府と地方自治体と業者が相談しておくべきではないか。割り振りの際の不平等などは二次的三次的な問題だろう。夜露をしのぐ屋根の下で過ごせるかどうかは大きな問題だ。すでに自動車などでの車中泊で、エコノミー症候群によって重体患者が数人出ているのである。乳幼児や老人のいる家庭はなおさらだろう。
(以下引用)
台風15号は沖縄通過後、西日本直撃のおそれ高まる
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台風15号は沖縄通過後、九州を指向
台風15号はまっすぐ西方向へ進んでいましたが、フィリピンの北海上に達した頃から徐々に北寄りに転向し始めています。これは沖縄付近にあった高気圧の壁が弱まってきたためで、今後は北寄りに進みながら大陸から南下してくる気圧の谷に取り込まれるようにやや速度を上げて北東方向へ進み、来週の火曜日頃には九州付近に達する予想となっています。
では詳しく見てみましょう。
台風15号はきょう(土)午前9時現在、中心気圧945hPa、最大瞬間風速60メートルで、大型ではありませんが、非常に強い勢力を保っています。台風はあす(日)の午後にはこの勢力を維持したまま石垣島や宮古島付近を通過する見込みで、先島諸島での最大瞬間風速は60メートルと予想されています。これは車が横転したり、電柱が傾くような烈風で、いわば竜巻に匹敵するような猛烈な風とも言えます。
台風は先島諸島を通過した後、あさって(月)には沖縄本島や奄美地方に沿うように北東方向へ進み、予報円の真ん中を通ると25日(火)午前9時にはちょうど鹿児島県付近に達する予想です。この時点での勢力予想は中心気圧960hPa、最大瞬間風速55メートルとなっており、強い勢力を保って九州南部付近に進む予想です。また予報円の中に進む確率は70%ですから、現時点では比較的高い確率で九州を中心とした西日本に上陸する可能性が高まったと言えそうです。(九州の西海上から朝鮮半島付近へ向かうコースもまだ考えられます。)
その後は西日本から日本海へ比較的まっすぐに抜ける見込みで、今のところ関東や東北などに近付く可能性は低いと思われますが、予報円の最も東側を通ればその可能性もまだ残っていると言えます。
台風15号の類似は2006年台風13号か?
今回の台風15号と勢力やコースなどが似ている、いわゆる類似台風を探してみると、2006年の台風13号が挙げられます。この台風は猛烈な勢力で先島諸島を通過した後、沖縄本島や奄美地方に沿うように東シナ海を北東方向に進み、950hPaの強い勢力で九州に上陸しました。その後日本海へ進み、温帯低気圧に変わっています。この台風は先島諸島に記録的な暴風をもたらし、九州などにも大雨や暴風、竜巻などによる大きな被害をもたらしました。今回も同様な被害が発生するおそれがあり、厳重な警戒が必要です。
台風16号は日本の東へカーブ
大型で強い台風16号は、現在小笠原諸島に最も近付いています。
台風はしばらく北寄りに進んだ後、東寄りに進路を変え、来週の前半には日本の東へ遠ざかる見込みです。小笠原以外は直接の影響はありませんが、海上は高い波(うねり)が数日間続きますので、引き続き、海のレジャーは警戒を要します。
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