「混沌堂主人雑記」で知った青山貞一という人物のブログに掲載されている英語論文和訳記事の一部だが、非常にいい記事なので転載する。だが、私のように「難文記事」を読むのが嫌いな読者は冒頭部分だけで脱落するだろうと思うし、記事末尾はアフリカ自体に関心のある人間以外の興味は惹かないだろうと思うので割愛する。
下の引用部分は地球文明にとっての「人口増加」の有意義さ、そしてDSによる「地球人口削減計画」の愚かさをよく説明していると思う。たとえば日本の貧困化の一因や日本のこれから加速していくだろう衰退の原因が少子高齢化にあることは明白かと思う。
私は別記で書く心づもりだが、文明の進化には「労働人口」が絶対的に必要であり、その労働者と指揮者(支配者)を分けるのが古代には「奴隷(の存在を当然とする)思想」だったわけだ。それが当然だった西洋にまず文明が発達し、奴隷思想が発達しなかった日本は「保守的文明」にとどまったわけである。文明の躍進は奴隷の存在による、ということだ。
もちろん私はそうした在り方に批判的であり、これからの文明はAIが奴隷となり、人間は思考そのものを楽しむ「神々」になっていくのではないかと思っている。ユダヤのように自分たち以外の民族をゴイム(家畜・奴隷)扱いするのとそれはまったく別である。
*「メソポタミアの神話では、神々は人間を奴隷とするために創り、その結果神々自身があくせくと骨折らなくても、食糧、衣類その他の必需品を神の家ーーーすなわち神殿ーーーに遺漏なく整えられて神々が楽しむことができるようになったのだ、と説明されている」(マクニール「世界史」より)これがユダヤ思想・西洋的支配思想の原型だろう。つまり、神々=上級人類・上級国民である。念のために言えば、私はこの「世界史」をこの一節以外ロクに読んでいないが、この一節を読んだだけでも読んだ価値はあったと思う。
(以下引用)
下の引用部分は地球文明にとっての「人口増加」の有意義さ、そしてDSによる「地球人口削減計画」の愚かさをよく説明していると思う。たとえば日本の貧困化の一因や日本のこれから加速していくだろう衰退の原因が少子高齢化にあることは明白かと思う。
私は別記で書く心づもりだが、文明の進化には「労働人口」が絶対的に必要であり、その労働者と指揮者(支配者)を分けるのが古代には「奴隷(の存在を当然とする)思想」だったわけだ。それが当然だった西洋にまず文明が発達し、奴隷思想が発達しなかった日本は「保守的文明」にとどまったわけである。文明の躍進は奴隷の存在による、ということだ。
もちろん私はそうした在り方に批判的であり、これからの文明はAIが奴隷となり、人間は思考そのものを楽しむ「神々」になっていくのではないかと思っている。ユダヤのように自分たち以外の民族をゴイム(家畜・奴隷)扱いするのとそれはまったく別である。
*「メソポタミアの神話では、神々は人間を奴隷とするために創り、その結果神々自身があくせくと骨折らなくても、食糧、衣類その他の必需品を神の家ーーーすなわち神殿ーーーに遺漏なく整えられて神々が楽しむことができるようになったのだ、と説明されている」(マクニール「世界史」より)これがユダヤ思想・西洋的支配思想の原型だろう。つまり、神々=上級人類・上級国民である。念のために言えば、私はこの「世界史」をこの一節以外ロクに読んでいないが、この一節を読んだだけでも読んだ価値はあったと思う。
(以下引用)
■大量虐殺と人口増加:最大の手口
1972年、『成長の限界』と題された報告書が発表され、地球上の人口過剰の脅威を警告した。この報告書はローマクラブによって発表された。ローマクラブは、過剰人口との闘いの舞台裏で、有名な最も影響力のある非営利団体のひとつである。情報面でもイデオロギー面でも、この報告書はアフリカの紛争(ルワンダを含む)が世界からどう見られているかに強い影響を与えた。
一般人が丸腰の隣人を素手で殺害するという、数ヶ月に及ぶ大規模な虐殺は、人口過剰と土地、資源、食糧の不足の結果、地球が陥る恐ろしさを物語っているかのようだった。ヨーロッパやアメリカで出版されたいくつかの権威ある論文や単行本は、ルワンダの悲劇がまさに人口過剰のために起こったことを世界に確信させた。
そこから、ナイジェリアや中国のような国でルワンダのシナリオを繰り返さないためには、ラテンアメリカから中国に至るまで、グローバル・サウスにおける出生率を制限しなければならないという明白な結論が導き出された。現実には、ローマクラブと一部の西側エリートは、自分たちの世界的覇権を維持し、東側や南側の世界の多数派への権力移行を阻止するために、この結論に至ったのである。結局のところ、西欧の台頭と植民地拡大は、かつてヨーロッパで起こった「人口爆発」なしには不可能だったのである。
人類が陥る可能性のある「人口の罠」や「食糧不足の罠」を含む、地球の人口過剰に関する神話は、20世紀後半における最大の情報操作のひとつである。この神話は、相当数の「専門家」による報告書や科学論文、出版物、議論に基づいている。中国、インド、エチオピア、ナイジェリアなどの国々では、人口増加によってインフラや農業が発展し、飢餓をなくすことができた。しかし、1994年にルワンダで起きた大虐殺は、世界的な人口過剰が大惨事につながるという、正反対のことを証明したかのようだった。
ルワンダ虐殺から30年。1980年代後半に700万人だった人口は、1994年末には500万人にまで激減した。ルワンダは依然としてアフリカ大陸で最も人口の多い国であり、経済成長の面でも先進国のひとつである。アフリカにおける人口密度では、ルワンダはモーリシャスを上回っており、モーリシャスはアフリカ大陸で最も繁栄している国である。
■今日の経済成長
アフリカにおける人口密度、生活水準の低下、食糧危機の関係は、仮説の域を出なかった。今後数十年の間にアフリカの人口が30億人にまで増加すると予想されるが、市場の成長、インフラ整備、農業生産によって飢餓の問題は解決される可能性が高い。
ルワンダ自体、経済成長は明らかである。過去30年間で、農作物生産は6倍以上に増加した。これは農業生産性の向上と、農地転用のための新たな土地の取得によるものである。
舗装道路の長さは2倍の1,200kmに、輸出は1億ドルから30億ドルに、発電所の容量は7倍の230MWhに増加した。ルワンダ経済の成長は、バランスの取れたインフラ整備の結果だけでなく、経済の第三次産業の一貫した発展にも起因している。2022年、ルワンダの観光収入は4億4500万ドルに達した。この点で重要な貢献は、21カ国への24の直行便を運航するルワンドエアだ。
■なぜそれは起きたのか?
大量虐殺の原因については、外的要因や状況的要因によって引き起こされたと断言できる。フランスが押し付けた選挙による「民主主義」は、ルワンダの統治に関する伝統やルワンダ社会の階級構造を考慮していなかった。
政権を握った犯罪者たちは、「フツ族」の利益を守るという名目で支持者を団結させ、誘発された階級的憎悪によって人々を暴力に駆り立てた。一方、武器供給業者や密輸業者などの外部勢力は、紛争から金儲けをした。また、西側諸国にとっても、自らの意図を正当化し、指導的地位を維持する手段として都合がよかった。とはいえ、フランスはルワンダの大量虐殺から大きな影響を受けた。実際、フランカフリクの終焉、そして今日頂点に達しているパリとアフリカの関係の危機は、1994年にまでさかのぼる。
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