とある民間救急ドライバーの日常さんのサイトより
https://ameblo.jp/namachocoponzu/entry-12812567463.html
<転載開始>

こんにちは!生チョコぽん酢です。

暑さに負けず今日も頑張りましょう。

さて、本日は日本や世界の1つの構図について考えてみたいと思います。

まず次のニュースをご覧ください。




これは高額役員報酬の、なんとも景気の良いお話なのですが、一度立ち止まり俯瞰してみると、

いつから日本の社長って、こんなに高給取りになったの?」という1つの疑問が湧いてきます。

日本は戦後の高度経済成長期からバブルにかけての頃は、国民一億総中流を目指しており、私の中の知識では日本企業の社長って大して高給取りではなかったのですね。

部長クラスに毛が生えた程度が役員、役員に毛が生えた程度が代表取締役、みたいなイメージの企業が多かったのではないでしょうか。

それがいつからか、TOPがアホみたいな金額を貰うのが正しい事・凄い事のようにとり上げられ始めました。

庶民の所得が下がっている一方なのにです。

一応フォローしておくと、グローバルな社会ですから、外国から優秀な人材を確保する為に、欧米の大企業の方針に合わせなければいけない側面があるだろうし、庶民の私には知り得ない様々な事情があるのかもしれませんが、

少なくとも庶民の我々から見たら「そんなにお金もらってどうするの?」という疑問が沸きますよね。

物理的に使いきれる金額ではないわけですから、憶測だけで言わせて頂くと、自社株買いをするくらいしか使い道がないのではないでしょうか。


そして一方で、こんなニュースがあります。


 



賃金をあげようにも、儲かってないから上げられないみたいな記事です。

こちらの方が我々庶民から見える現実に近いですよね。

会社は儲かっていないと、雇うスタッフの給与が上げられないのは当たり前です。

私が以前介護保険事業の会社を経営していた時はまさにこれでした。

ちなみに、私が上記会社から貰っていた役員報酬っていくらだと思います?

月15万円

社長が月15万ってw

でもこんなものです。

そうでもしないと職員達に最低限の給料を出すことなどできなかったので。


 


(ちなみに軌道に乗るまで、最初の3年間の役員報酬は月5万円でした)



私が1人の職員として働くのなら、これに1人分の人件費が更に上乗せされますが、それでも介護保険事業所の経営なんて儲かるものではないのです。

私は別で搬送事業もしていたので、いくつかの副業をして生計を立てているような感じでした。




今も介護保険事業がブログ運営に変わっただけで、全く変わりません。



だからよくわかるのですが、世の中の真っ当な仕事をしている中小企業はとても金回りが悪く、会社は大して儲からず、社長もそこまでお金がもらえず、当然従業員たちの給与にも影響してきます。

しかし冒頭でもお伝えしたような一部のグローバル企業は、1人の社長の給料だけで中小企業の年商を遥かに上回っている現実もあるわけです。

さらに言うと、グローバル企業の頂点に君臨している支配者層の方々は、一族だけで日本の国家予算を上回る資産を当たり前のように持っていたりします。

一度冷静になって考えて欲しいのですが、一生遊んで暮らしたって、絶対に使い切ることなどできない天文学的な金額です。

どうしてそこまでして欲しがるのでしょうか。

どうしてそこまでして独占したがるのでしょうか。

ここから先の考察(私の想像)はブログでは書けませんが、普通ではないことは皆さんにも伝わりますよね。


さて、この記事では何がお伝えしたいのかと言いますと、個人主義という病気の蔓延についてです。

幼稚園児でもわかる当たり前の理屈で言わせてもらえれば、富の再分配を行えば、この世から格差は消え去り、大勢が豊かに暮らすことができます。

そこまで極端なことをしなくとも、1人が貰って良い1年間の収入の制限作り、例えば年間2000万円と設けた場合、多くが自動的に再分配され、貧困は減り、格差は小さくなり、社会で活躍できる人間がさらに増え、活気も出てくるのではないかと思ってしまいます。

実際年収2000万円でも十分豊かだと思いますし。

これは食料においても同じです。

わざわざ虫や遺伝子組み換え作物を作らなくとも、フードロスと暴飲暴食を無くせば、この世で食糧難など起こりえないだろうと私は思う人間です。

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しかし、それを許さない人達があまりに多い。

私のような思想を全体主義者と呼び「全体主義こそ悪であり、個人主義こそ善だ」とする思想が今の世にはびこっています。

しかしこれはある種の病気です。

一応言っておきますが、私は全体主義者でもなければ、個人主義者でもありませんからね。

しかし、飢える人も富む人も、同じ人間であり、私でもある。

全ての人の幸せを考えることが間違えだとは到底思えません。

このように、一部の度を越した病的なまでに富める人の出現は、対極するもう一方の貧困を際限なく創造してしまうのは当然のことですから、

もう少し皆が真ん中を探す努力をして、皆でこうした社会の病気を治していく必要があるのではないかと思う今日この頃です。

でなければ、強制的な富の再分配が絶対に正義だとも言い切れませんし、このような方法でリセットしたところでまた双方の対極する概念を生み出し続けてしまい、100年もたつ頃にはまた格差社会が深刻化するのでしょう。

永遠と繰り返していることに、今を生きる人間は気付くべきです。


おわり