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徽宗皇帝のブログ

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誰がどのように「大掃除」をやるのか
「晴耕雨読」から転載。
坂本竜馬は、その手紙の中で、「日本を大掃除したい」と書いてあったが、今の日本はあらゆる面で大掃除が必要だ。政治、マスコミ、教育、経済、すべて狂っている。ネットではそうした状況への不満が延々と垂れ流されているが、誰も決定的な処方箋を出すことができない。
竜馬らの「大掃除」にしても、確かに封建制度を打倒することはできたが、新たな権益層を作り、新たな階級社会を作り出しただけである。(その竜馬なども西洋支配層の手下でしかなかったという説もあるが、竜馬否定論ですべてが片付くものでもない。)
社会全体の「大掃除」というのは、実に困難なものなのだが、実はこの社会そのものが「少数者による多数者の支配」にすぎない、という事実を見れば、それを引っくり返すことがなぜできないのか、と不思議な気持ちにもなる。もちろん、それは少数の支配者たちが「言論」を支配し、「暴力装置」を支配しているからだ、というのはすぐに分かる。政治機構そのものが暴力装置を握っているから、多数者が無力な状態に抑圧されているのである。ここから、「暴力革命」しか打開策は無い、という結論に至る者も多い。だが、多くの血の犠牲を伴う暴力革命ではなく、平和裏に実現できる「社会の大掃除」は本当に存在しないのか。
私自身、「処方箋」を提示せず、問いかけるだけで終わるしかないのだが、世の中には頭のいい人間が無数にいるはずなのに、彼らの誰一人、有効な処方箋を出せない、というのが不思議でならない。


(以下引用)

2014/4/9

「国内の国土をさんざん荒廃させている現実をしらせず、「悪いのは中国、韓国」と煽る教育:今野晴貴氏」  原子力・核問題
https://twitter.com/konno_haruki

本日4日の朝日夕刊によると、小学校の教科書に「竹島・尖閣」と記述し、「我国固有の領土」と記述する件数が飛躍的に増えた。

一方で、福島原発の事故については、ほとんどが記述を自粛したという。

「領土を増やせ」という一方で、原発事故で「領土」そのものを破壊したことは教えない。

「尖閣・竹島は日本の領土だ」と叫ぶ日本人。

では、福島は日本の領土なのに、なぜ見捨てられているのか?

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過疎の地域は、なぜ取り残されているのか?

すでにある国土をきちんと管理してから、「国境問題」を論じてほしものである。

小学生に国境問題だけ教えて刷り込むのは、「洗脳」にも等しい。

まだ何もわからない小学生に「尖閣は日本のものだ」「竹島は日本のものだ」と教える一方で、福島の原発事故については、「意図的」に教えない。

教科書会社がとった「戦略」である。

バカかと思う。

国内の国土をさんざん荒廃させている現実をしらせず、「悪いのは中国、韓国」と煽る教育。

尖閣・竹島を「日本固有の領土」とする小学校の教科書が激増した一方で、福島原発の事故の事実すら、ほとんどが記述されなかった。

尖閣にも竹島にも日本人は誰一人住んでもいない。

一方、福島には多くの日本人が住み、多くの人が土地を追われ、今でも避難生活を強いられている。

どちらを教えるべきか?

朝日夕刊によると、「尖閣・竹島」については、小学校のすべての教科書に記述された。

一方で、福島の原発事故については、全体の7%にとどまったという。

国内の「領土」の大問題をここまで軽視する国があるだろうか?

領土問題以前に、まずは国内の問題を隠ぺいせずに、教育せよといいたい。

日本の小学校の教科書の内、7%にしか福島原発事故が記述されていないという。

世界的にみれば「チェルノブイリ」(当然小学校で習う)に匹敵する事故を国内でおこし、大量の避難者を出している。

クラスメイトにも避難者がいるかもしれない。

それを「教えない」というのは、異常きわまる事態である。

福島原発事故を記述しない小学校社会科教科書は、教科書として不適切なばかりではなく、政府の何らかの意図を酌み取って作られた恣意的な教科書である可能性があるので、認定を取り消すべきである。

日本社会の総意として「フクシマの事故を小学生に教えない」などということは、絶対にありえない。

4日の朝日新聞夕刊によると、今回検定を通った小学校の教科書の内、福島原発事故を記述したものは全体の7%に過ぎない。

私は、原発事故も教えない学校教育は異常であると思う。

福島を無視し、見捨て、偏見を助長する教育は認められない。

これらの教科書は、今からでも不認可とすべきである。



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