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徽宗皇帝のブログ

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資本主義という詐欺のシステム
「大摩邇」所載の「マスコミに載らない海外記事」中のケイトリン・ジョンストンの記事で、私は彼女(女性だと思う)の晦渋な文章が嫌いでほとんど読んだことが無かったが、資本主義そのものを攻撃する文章は珍しいので、ざっと読んで、末尾の部分には大いに同感した。その部分を転載する。
貨幣発行や金融システムや信用創造という詐欺によって大金融家が国家経済の支配者となり世界経済の支配者となり、「何も作らない人間が最大の金持ちになる」システムを構築したわけで、それを端的に言えば資本主義は詐欺のシステムだ、ということになる。

(以下引用)


 資本主義は策略に支配された文明を我々に与えるのだ。トップに立つのは、できるだけ多くの人をだますのに成功した人だ。人々をだまして、もっと支払わせるようにするのだ。人々をだまし他の誰かの製品ではなく自社製品を購入させるのだ。実際に価値のあるものを生み出す人々をだまし、何も生産していないにもかかわらず報酬を受け取る仲介者になるのだ。競合他社をだまして間違った動きをさせるのだ。人々をだまして自社の非常に儲かる医薬品を医師に要求するよう仕向ける。人々をだまして特定の株や暗号通貨や非代替性トークンNFTを売買させるのだ。法制度や、それを普通の人よりよく理解している弁護士チームを使って人々をだますのだ。人々をだまして人々の飲料水を民営化して、ボトルに入れて売るのだ。


 それは詐欺の競争だ。最高の詐欺をした人が勝つ。人間行動の全てが奇妙な詐欺競争によって動かされている時、一体どうすれば人間行動による破壊から地球を救うことができるだろう? そして、全ての中で最大の詐欺は、この体制が完全に機能していて、完全に持続可能だという物語だ。これは他のあらゆる詐欺をまとめる包括的詐欺だ。


 資本主義支持者は、人々が参加するのを余儀なくされる強制システムだとして、しばしば社会主義を非難するが、皆様はこれを一体何と呼ぶだろう? 巨大な終わりのない詐欺競争の真っ只中に投げ込まれるよう私たちの誰が申し込んだだろう? 私をだまそうとする人々の試みにさらされて一生を過ごしたくない場合どうなるのだろう? 世界のより広範な利益のために協力するのではなく、誰もがお互いをだまして詐欺をしようとしている社会に住みたくない場合どうなるのだろう? 聞いてくれるだろうか。私はどれにも同意していない。私はこれを強制されているのだ。


 資本主義の破壊性と堕落についてオンラインで話すと常に議論されている正確な問題ではなく、それが自分のものであるかのように「ハハー、でもあんたも資本主義に参加しているではないか」と言う連中がいる。そう!そう。請求書を支払い、生き続けるため資本主義社会に参加するよう私は強制されているのだ。それが私がここで対処しようとしている問題だ。それは囚人が刑務所制度に不平を言い、刑務所にいるため偽善者と呼ばれるようなものだ。


 これが我々の社会が今日経験している精神衛生危機の大きな要因だと私は確信している。我々はこのシステムの中に閉じ込められており、誰かが金を稼ぐためという理由だけで、特定のことを考えさせ、感じさせ、欲望させ、嫌悪させようとする際限のないメッセージの集中攻撃で常に心理的に悩まされている。全ての人の心がこのように大規模心理操作に絶えず惑わされる文明で、一体どうして精神衛生が保てるだろう? 資本主義は空気や水を汚染するのと同じくらい我々の心を汚染するのだ。


 それはすでにそうで、実に悪く、はるかに悪化する予定で、どこを見ても我々は政治的現状の本当の変化からはほど遠い。私たちにできるのは、できるだけ多くの方法でこれに注意を向け続け、十分な数の人々が目を開き何が必要か見始めるよう願うことだ。

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