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徽宗皇帝のブログ

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金融資本主義の運命としてのバブル破裂現象
「蚊居肢」記事で推薦されていたフォン・グライアーツとやら言う人物関係の記事を読んでみたが、特に新奇な言説でも慧眼というほどでもないように思う。だが、分かり易い内容なので、一応転載する。
要するに債券(株・国債)という「インチキ資産」のインチキ性が世界的に認識されて価値低下し、実物資産が買われているだけの話だ。その先にあるのは世界的恐慌であり、無数の中小企業の倒産と大失業だろう。トランプのご乱行はその時期を早めることになり、それで生き残るのは「実体経済」中心の中国とロシア(おそらくDSもその膨大な資産のために生き残る。そしてかえって巨大化する。)だと私は予測している。つまり西側世界の滅亡(少なくとも企業と人間の大量死)である。
まあ、資本主義は金融の基本原理(インフレとその破裂)として定期的にそうなるのである。つまり、バブルとバブル破裂が運命だ。そのバブル期(高度成長期)に人生が重なった人間は幸福で、破裂期(たとえば1929年に始まる世界大恐慌)に重なった人間は不幸である。今回のバブル破裂は史上最大のものになるだろうが、あるいは西側限定になる可能性もある。最低でも欧州と米国と日本の下級国民はどん底に落ちると予言しておく。まあ、予言は大袈裟なので「予測」しておく。
日本の場合にはDSによって日中戦争が「仕組まれる」可能性が非常に大きい。つまり、歴史は繰り返されるのである。そして二度目は喜劇であり、それに踊らされるのはウルトラ馬鹿に決まっている。まあ、そうなる可能性は五分五分かと私は見ている。


(以下引用)「マクロ何とか」という経済サイト所載である。


金価格の上昇


米国債の下落を予想したガンドラック氏と同様に、去年からこの相場を的確に予想していたのがフォン・グライアーツ氏である。


フォン・グライアーツ氏は金価格がまだ2,200ドルだった去年の半ばから、ドル資産からゴールドへの資金逃避を予想し続けた。そして今や金価格は3,200ドルである。

アメリカの負債が多すぎるのである。そしてその負債は、金利がゼロだった頃には負債をどれだけ積み上げても利払いはゼロだったが、インフレになり金利が上がり始めると途端に多額の利払いが生じるようになる。


それは米国債の大量発行に繋がり、金融市場は買い手不足による米国債の暴落を心配し始める。


米国債やドル紙幣の将来が危うくなるとき、代わりに買われるものは何か? ゴールドである。


フォン・グライアーツ氏は次のように言っている。


こうなることは分かっていた。それが不可避であることは歴史が教えてくれた。通貨のサイクルの終わりには通貨が下落し、それがゴールドの名目価格を上昇させることになる。


通貨のサイクルの終わりとは、つまりはドルと米国債の信用がいよいよ疑われ、1945年から世界の基軸通貨であり続けたドルおよびドル建て資産の下落トレンドが始まるということである。


資産逃避は始まったばかり


フォン・グライアーツ氏は、ドル建て資産からゴールドへの長い資産逃避の始まりに過ぎないと予想している。


フォン・グライアーツ氏は次のように言っている。


債権、株式、不動産などバブルになっているすべての資産は下落する。


これらすべてが終わったとき、債券市場、株式市場、不動産市場などのすべての金融市場がどうなるかを考えれば、トランプ氏は史上最悪の大統領として名前を残すことになるだろう。サイクルの終わりに大統領となる人物は誰でも苦しむことになる。


そしてフォン・グライアーツ氏はゴールドなど貴金属の一人勝ちを予想している。いや厳密には、他のすべてが下がり、貴金属だけがノアの方舟のように世界的な大洪水から投資家を守るのである。


フォン・グライアーツ氏は次のように続けている。


ゴールドの価値が上がるわけではない。単にその購買力を維持するだけだ。だから価値のなくなる通貨で価値を計算すれば、金価格が上がっているように見える。


これは史上最大の資金の移動になるだろう。これは世界的な現象であり、多くの人が大金を失うことになる。


なぜドルから資金が逃避しているのか。


より詳しく知りたい人は、以下の記事や、ダリオ氏がドルの覇権が終わる理由を解説した著書『世界秩序の変化に対処するための原則』を参考にしてもらいたい。関税の話をしている場合ではないのである。

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