「日本の独立」というブログから転載。
資本主義と社会主義について明確に説明している。
念のために言っておくが、この筆者は社会主義を全肯定しているわけではない。社会主義では官僚支配とその腐敗が必然的に生じる、ということをこの前の記事できちんと書いている。だが、現在の日本が資本主義の退廃により、弱者や貧困者が生きる望みも持てない社会になっている以上、まずは資本主義の超克を行い、その先に「新しい社会主義」を構築するしか、今の日本、いや、今の世界が救われる道は無いだろう。
まずは、「社会主義=マルクス主義」ではないこと、「一部の人間ではなく、社会全体の福祉を向上させることが社会主義である」ことを多くの人が知るべきである。社会主義という名前だけで思考停止するような人間があまりに多すぎる。
念のために言えば、下記記事では「100%資本主義」の場合の地獄(新自由主義がそれだ)を言っているのであり、すべての経営者や資本家が悪魔的人格であるわけではない。まあ、ロス茶やロックフェラーはほとんど悪魔だが。
彼らの一族のある男が、はっきりと、自分たちは普通の人間とは別種類の存在だ、と語り、そして、「下層階級」の生死など考慮に値しない、と言っている、ということだ。(「アーロン・ルッソ」インタビューとか言ったかと思う。ユー・チューブで見られるだろう。)
(以下引用)
資本主義の始まりは、エンクロージャです。囲い込み運動。経営者が囲い込み運動で、村人を労働者にしてしまい、資本主義が始まります。しかし、この頃、社会主義は存在しなかった。初期資本主義は、3歳の子供までも働かせ、労働者をコキ使った。今みたいに、労働基準法なんてありません。武力と食糧を前に労働者は経営者に従うしかなかった。経営者は労働者を何時間働かせても良かった。過労死しようが知ったことじゃない。パワハラなんて、言ってみたところで、資本主義が誕生して間もないころは、助けてくれる組織そのものがありません。職を失えば、乞食か、窃盗、殺人をしなければ、生きていけません。「マスク・オブ・ゾロ」は、私の好きな映画なんですが、まさにあんな感じです。労働者を救う者が存在しない。これが、100%資本主義です。多くの労働者が苦しみ、一部の武力を持った人たちだけが、富を掌握する。これが、本当の100%の資本主義です。強い物が市場と富を独占する。昔、東インド会社がありましたけど、ほとんどの市場を独占していました。他の者が会社を興したところで、大きくする術がないんです。市場を独占されては。ではなぜ、東インド会社に勝てなかったのか?強いからです。悪党が市場を独占する。マフィア経済と言うのは、資本主義の欠点そのものなんです。人はみな平等であるはず。なぜ一部の人だけが、必要以上の富を得、多くの労働者は、死ぬほど、寝る暇もないほど重労働させられるのか、過労死したって経営者は、誰からも非難されない。これが、資本主義100%の社会です。人はみな平等のはず、やがて、労働者を救済しようとする人たちが現れます。この人たちが社会主義者です。弱者救済、これが社会主義を生みました。労働時間を8時間に決める。それ以上働かせてはいけないという法律を作る。独占禁止法を作る。他の会社にも儲けさせ富を分配する。こうして格差社会を無くす。インサイダー取引防止だって、全て社会主義。大学行くのに奨学金を借りる。これも社会主義。それなのに、社会主義というと、すぐにヒトラー、スターリン、毛沢東、金正日といった独裁者に結び付け、社会主義=悪なんてイメージを流布する方がいますが、とんでもない。日本共産党は悪、なんて思うのは間違っている。むしろ無くては困る。政権なんて就かれるとそれはそれで大変なことになりますが・・・。このような事を言う方は、意外と多くみられます。こういう方は、初期資本主義の恐ろしい社会を理解していないと、いうしかありません。どちらも必要なんです。どちらも悪い質を持っていて、どちらも良い質を持っている。ただし、資本主義と社会主義は、質が真逆なんです。どちらが明るくて、どちらが暗いと言う物ではない。
<民間企業も計画を前提に経営されている計画経済ってことです。
計画と言うのは、「民を取り締まる」ことです。そりゃ、民間だって、戦略を練りますから、計画を立てます。ここで言う計画と言うのは、民を取り締まること。計画をもって民を勝手にさせておかないことを言います。民の勝手にさせておくと、強い者が市場と富を独占するわけです。弱者は生きるすべを無くします。そんな無法地帯にならないように、官僚が法律を作り、公務員が民を取り締まり、弱者救済するわけです。官僚や公務員の仕事が、ここでいう計画です。簡単に言うと、資本主義は、民を放っておくこと、自由にさせておくこと。社会主義は計画を立てて民を取り締まること。弱者救済です。弱者救済を理由に、自分の肥しのために私利私欲を貪るのが、社会主義の欠点でもある。弱者を救う権力を、自分の肥しのために乱用する。こういうことが社会主義では起きてくる。
今日本は、社会主義の欠点と、資本主義の欠点の両方が出ている。資本主義の欠点が現れ始めたのは、小泉純一郎が、民営化を叫び出してからです。実際はもっと前からですが、小泉は、間違いなく、日本経済を突き落としました。私は、クロコダイルさんの言うことを、まだ、100%理解は、できていません。少し時間がかかります。とはいうものの、クロコダイルさんのいう意見は、正しいと言うことに気が付き始めました。と言うより、私とやはり同じ意見だと思います。クロコダイルさんは、公務員ではなく経営者を非難していますが、私も同感ですよ。経営者と言うのは、私のいうマフィアそのものです。経営者をマフィアなんて言い切ってしまうと、行き過ぎですが、公務員がいなくなれば、間違いなくマフィアと呼ぶべき経営者が現れます。では、この経営者に、弱者を救えと訴えたところで、救う訳がありません。弱者を救えるのは、官僚や公務員しかいない。だから公務員は必要であり、必要以上に公務員を非難するのは間違っています。
資本主義と社会主義について明確に説明している。
念のために言っておくが、この筆者は社会主義を全肯定しているわけではない。社会主義では官僚支配とその腐敗が必然的に生じる、ということをこの前の記事できちんと書いている。だが、現在の日本が資本主義の退廃により、弱者や貧困者が生きる望みも持てない社会になっている以上、まずは資本主義の超克を行い、その先に「新しい社会主義」を構築するしか、今の日本、いや、今の世界が救われる道は無いだろう。
まずは、「社会主義=マルクス主義」ではないこと、「一部の人間ではなく、社会全体の福祉を向上させることが社会主義である」ことを多くの人が知るべきである。社会主義という名前だけで思考停止するような人間があまりに多すぎる。
念のために言えば、下記記事では「100%資本主義」の場合の地獄(新自由主義がそれだ)を言っているのであり、すべての経営者や資本家が悪魔的人格であるわけではない。まあ、ロス茶やロックフェラーはほとんど悪魔だが。
彼らの一族のある男が、はっきりと、自分たちは普通の人間とは別種類の存在だ、と語り、そして、「下層階級」の生死など考慮に値しない、と言っている、ということだ。(「アーロン・ルッソ」インタビューとか言ったかと思う。ユー・チューブで見られるだろう。)
(以下引用)
資本主義の始まりは、エンクロージャです。囲い込み運動。経営者が囲い込み運動で、村人を労働者にしてしまい、資本主義が始まります。しかし、この頃、社会主義は存在しなかった。初期資本主義は、3歳の子供までも働かせ、労働者をコキ使った。今みたいに、労働基準法なんてありません。武力と食糧を前に労働者は経営者に従うしかなかった。経営者は労働者を何時間働かせても良かった。過労死しようが知ったことじゃない。パワハラなんて、言ってみたところで、資本主義が誕生して間もないころは、助けてくれる組織そのものがありません。職を失えば、乞食か、窃盗、殺人をしなければ、生きていけません。「マスク・オブ・ゾロ」は、私の好きな映画なんですが、まさにあんな感じです。労働者を救う者が存在しない。これが、100%資本主義です。多くの労働者が苦しみ、一部の武力を持った人たちだけが、富を掌握する。これが、本当の100%の資本主義です。強い物が市場と富を独占する。昔、東インド会社がありましたけど、ほとんどの市場を独占していました。他の者が会社を興したところで、大きくする術がないんです。市場を独占されては。ではなぜ、東インド会社に勝てなかったのか?強いからです。悪党が市場を独占する。マフィア経済と言うのは、資本主義の欠点そのものなんです。人はみな平等であるはず。なぜ一部の人だけが、必要以上の富を得、多くの労働者は、死ぬほど、寝る暇もないほど重労働させられるのか、過労死したって経営者は、誰からも非難されない。これが、資本主義100%の社会です。人はみな平等のはず、やがて、労働者を救済しようとする人たちが現れます。この人たちが社会主義者です。弱者救済、これが社会主義を生みました。労働時間を8時間に決める。それ以上働かせてはいけないという法律を作る。独占禁止法を作る。他の会社にも儲けさせ富を分配する。こうして格差社会を無くす。インサイダー取引防止だって、全て社会主義。大学行くのに奨学金を借りる。これも社会主義。それなのに、社会主義というと、すぐにヒトラー、スターリン、毛沢東、金正日といった独裁者に結び付け、社会主義=悪なんてイメージを流布する方がいますが、とんでもない。日本共産党は悪、なんて思うのは間違っている。むしろ無くては困る。政権なんて就かれるとそれはそれで大変なことになりますが・・・。このような事を言う方は、意外と多くみられます。こういう方は、初期資本主義の恐ろしい社会を理解していないと、いうしかありません。どちらも必要なんです。どちらも悪い質を持っていて、どちらも良い質を持っている。ただし、資本主義と社会主義は、質が真逆なんです。どちらが明るくて、どちらが暗いと言う物ではない。
<民間企業も計画を前提に経営されている計画経済ってことです。
計画と言うのは、「民を取り締まる」ことです。そりゃ、民間だって、戦略を練りますから、計画を立てます。ここで言う計画と言うのは、民を取り締まること。計画をもって民を勝手にさせておかないことを言います。民の勝手にさせておくと、強い者が市場と富を独占するわけです。弱者は生きるすべを無くします。そんな無法地帯にならないように、官僚が法律を作り、公務員が民を取り締まり、弱者救済するわけです。官僚や公務員の仕事が、ここでいう計画です。簡単に言うと、資本主義は、民を放っておくこと、自由にさせておくこと。社会主義は計画を立てて民を取り締まること。弱者救済です。弱者救済を理由に、自分の肥しのために私利私欲を貪るのが、社会主義の欠点でもある。弱者を救う権力を、自分の肥しのために乱用する。こういうことが社会主義では起きてくる。
今日本は、社会主義の欠点と、資本主義の欠点の両方が出ている。資本主義の欠点が現れ始めたのは、小泉純一郎が、民営化を叫び出してからです。実際はもっと前からですが、小泉は、間違いなく、日本経済を突き落としました。私は、クロコダイルさんの言うことを、まだ、100%理解は、できていません。少し時間がかかります。とはいうものの、クロコダイルさんのいう意見は、正しいと言うことに気が付き始めました。と言うより、私とやはり同じ意見だと思います。クロコダイルさんは、公務員ではなく経営者を非難していますが、私も同感ですよ。経営者と言うのは、私のいうマフィアそのものです。経営者をマフィアなんて言い切ってしまうと、行き過ぎですが、公務員がいなくなれば、間違いなくマフィアと呼ぶべき経営者が現れます。では、この経営者に、弱者を救えと訴えたところで、救う訳がありません。弱者を救えるのは、官僚や公務員しかいない。だから公務員は必要であり、必要以上に公務員を非難するのは間違っています。
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