「阿修羅」に、久々に有益な記事が掲載されていたので、転載する。
最近の阿修羅は、ネット右翼らしき数名の人間(木卯某とか)の大量投稿で汚染され過ぎて、訪問する気もあまり起こらないのだが、時にはこうした有益な情報もある。
コメント35などもそうした工作員だと思われるが、対比のために、あえて掲載した。
コメント32は、長文すぎるし、市民運動の広告に近いが、趣旨には賛成なので、これも掲載。近場の人間で興味のある人は、2000円を出して参加してもいいのではないか。ルノアール新宿ならばコーヒー代だけでも1000円近いだろうから、高い参加料ではない。
私は、仙波氏に対してはある種の危惧を持っているのだが、別に根拠のある危惧ではないので、彼がこうした市民運動めいた活動をするのは結構なことだと思う。日本にもラルフ・ネーダー的人物、ノーム・チョムスキー的人物が出てきていい頃である。(もっとも、そういう人物はネット論壇には多いのだが、「自ら先に立って行動し、政治を変える」人物は、まだ非政治家の中からは出ていないようだ)
例によって主記事とは無関係の前説になったが、記事については記事自体が雄弁に語っている。
今の日本は、今にも壊れそうな薄氷の上で、白痴的な日常生活を送っている、そういう国だ、ということだ。
(以下引用)
福島原発作業員の驚愕のお話 (大間原発止める道)
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/743.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 5 月 29 日 12:04:00: igsppGRN/E9PQ
http://ooma.exblog.jp/17863522/
2013-05-29 09:40 大間原発止める道
福島を忘れない、だけでなく真実の姿をみたい。
現在進行形の福島原発事故はこれだけ危ない!
長いですが是非読んでください。
WEBマガジン、マガジン9の連載「脱ってみる?」第57回
『いわきのママたちと地下貯水槽と作業員の方のお話の件。』より抜粋)
http://www.magazine9.jp/oshidori/130415/index.php#san
1、
福島第一原発作業員の方の驚愕のお話。
しかし! この地下貯水槽の濃縮塩水の漏えいなど、
比較したら案外些末なことだ…と思ってしまうことを伺いました。
4月11日は原発作業員の方と東京大学の若い先生と話し合っていました。
レベル7の原発事故の収束作業なのに、お金も時間もケチってる!?
作業員「まぁ、あちこちから漏れるのは当たり前だと思いますよ」
――えーどうして!?
作業員「だって、いろいろな設備は応急処置の突貫工事でしたから。
原発事故のあと、とにかく、急いで、1年ほど持てばいいから、
というような感じで設備を作っていったんです。
施工業者によっては、『品質の保証はしない』という一文が契約に入っていたりもしてましたよ。
その1年持てばいいと作った設備を1年以上使っているのですから、
あちこち劣化はしていくでしょう」
ショック…。
作業員「そして。とにかく急いだのと、問題は『とにかく安く!経費を抑えて!』という発注なのです。
原発事故収束のため、国から東電にお金が投入されていますが、それはただ与えたわけじゃない、
いずれ国に返還する性質のものです。つまり、借金。
福島第一原発は今後利益を生むわけでなし、
そうすると東電はできるだけ借金を少なくしようとしますよね。
するとどうなるかというと、原発事故収束のための工事・設備が
『とにかく予算をおさえて! 経費をおさえて! 安い素材でいいから!』といったことになるのです。
世界の叡智を集めて事故収束にあたるというようなことでは、現場は全くありませんよ」
ケンパル「世界の叡智でなくて、ケチを集めていますねぇ!」
作業員「お金だけでなく、時間もケチっているのです。
『年度末だから急いで工事を仕上げて!』というような現状もあります。
『年度末だからもう予算が出ない』とかね。
レベル7の原発事故という大惨事が継続中ですのに、
なぜ、このような『年度末』に振り回されないといけないのか…。
原発事故の収束作業というのは東京電力という一企業に任せていいことではない。
企業であるかぎり、利益を追求せねばならないし、年度末や決算もあるでしょう。
なので、福島第一原発を、東京電力から切り離し、
事故収束のため、廃炉のためのプロジェクトやチームを立ち上げねばダメだと思います」
2、
事故以前と同じ人員確保の状態では、原発事故収束作業員の確保は破たんする!!
作業員「お金の問題だけではありません。人員も大きな問題です。
事故収束にあたる人員の確保は本当に難しくなっています。
線量限度を超えてしまった人間はもちろん現場作業にあたれなくなりますね。
経験・知識を持った作業員が減っていくことは予想されていました。
それだけでなく、遠方から来られる、とにかく短期でお金を稼げればいいという作業員。
これは、まぁ原発だけでなく建設業界の闇ですが。
こういう方々は事故前なら、元請けから4次請け、5次請けくらいでまわっていました。
でも事故後はそれでも人員を確保することが難しく、
9次請け、10次請けまで手配に動いても、なかなか人が集まりません。
そして、それほど下請け会社を挟むと、労働賃金はかなり削られますね。
で、どういうことが起きているかというと、遠方から、お金を稼ぎにきた作業員は、
福島にきて、宿舎に入り、いろいろな人間と話すとあることを知るのです。
それは、除染作業のほうが、一日の労働賃金が高く、被曝量も少ない、ということを。
そうすると、遠方から福島にきて、原発事故作業員をやっていた人間が、
次々と辞めて、除染作業員になっていくのです。」
わ、その話はいろいろな作業員の方から伺っていましたが、やっぱり…。
作業員「もう一つの種類の作業員もいます。全国の原発の作業員たちです。
今は全国の原発はほとんど止まっていますよね。
各地の原発作業員たちが、責任感と使命感から、
もしくは指示を出されて福島原発事故の収束作業員として来ています。
しかし、これから、各地の原発はどんどん再稼働されていくので、そうなると、
彼らはまた、元いた自分の原発に帰っていったり呼び戻されたりすることでしょう」
――えー! どんどん再稼働しますか、やっぱり!
作業員「もちろんしますよ、そういう流れになっています。
規制庁から骨子が出たでしょう、あれでどんどん再稼働のための点検が始まっていくことになっています。
これから点検のために作業員が呼び戻されていきますよ」
規制庁から、再稼働のための原発の「新安全基準の骨子(案)」が出たので、
電力会社によっては、工事・点検・調査に走り出したところもあるとのこと、
それで各地の原発作業員が戻っていっているそうです。
作業員「元々の福島第一原発の作業員はどんどん線量限度をパンクさせていく、
全国各地の原発作業員は再稼働とともに、各地に戻っていく、
お金を稼ぎにくる現場作業員も集まらない。
経費を抑え、安い素材で設備を作っているだけでなく、
作業員の人員確保も大きな大きな問題なんです」
3、
――お金も人間も、大きな問題ですね…。
作業員「作業員の形態もまだ問題があります。
建設業界の深い闇ですが、3次請け、4次請けなど、下請け会社の問題。
先程も言いましたが、現在は9次請けなど、かなりの下の会社と一緒に作業しているのが現状です。
だから、10人でチームを組んである作業にあたっているとしますよね。
その中には3次請けや6次請けや、いろいろな雇用の人が混ざっているのです。
しかし、元請けや2次請けの、チームのリーダーは、6次請けや9次請けの作業員に直接指示できない。
それが、『偽装請負』と言われてしまったからです。
確かに直接の雇用関係にないのに指示するのは違法ですし、
建設業界の闇の部分で正さなければいけないところはたくさんあります。
でも、今、原発事故収束作業にそれを求められると困る部分もあるのです。
今、作業をしながら、『あ、そこの部分はこうやって作業してほしいのに…』
と思っても指示することができません。
その人間が現場を離れ、『雇用関係じゃない人間に指示され働かされた!』と訴えれば
それが偽装請負になるからです。なので、怖がってなかなか指示できない、という問題もあります。
確かに偽装請負は悪いことです。
でも人員が確保できず、いろいろな立場の人間が一緒に作業せざるを得ない現場で、
この状態は非常にまずい。もう、このような雇用形態も変えてほしい。
一括して国やどこかが、事故収束のために管理するべきだ。
これも、東京電力から福島第一原発を切り離してほしい理由の一つです」
4号機の使用済み燃料プールだけではなく!!
作業員「東京電力の収束作業計画として、世論で騒がれているところにフタをしていく、
といった傾向があります。廃炉に向けての長期的計画ではなく、
騒がれないようにするだけの場当たり的な計画になっているんですね。騒がれないところは放っておく。
4号機の使用済み燃料プールは話題になっているでしょう。
だから、早くに様々な対処・計画が立ちました。
しかし、私は、4号機の問題は使用済み燃料プールだけではないと思っています。
4、
原子炉をはさんで、使用済み燃料プールの反対側にDSP(機器貯蔵プール)というものがあります。
通常の運転中はDSPはあまり使用しません。しかし、震災時、4号機は定期点検中だった。
震災の直前に、4号機の原子炉の中からシュラウドを取りだし、
水中で切って、DSPの中に入れていたのです。
なので、4号機のDSPの中には高線量のシュラウドや切りくずがいっぱい入っているのです」
シュラウドとは、原子炉圧力陽子の内部に取り付けられた円筒状のステンレスの構造物。
内部に燃料集合体や制御棒を収納します。
原子炉の中で、冷却水の流路を確保するための仕切板の役目もあります。
高さ7m、直径4.5m、重量は35tという大きいもの。
これは原子炉の中で燃料棒が臨界を起こしているときに一緒に入っているので、
うん、それはそれは高線量になるよね!
それが4号機の使用済み燃料プールの反対側、DSPに入っているというのです。
作業員「DSPはもちろん満水ですし、シュラウドや機器もたくさん入っている。
このDSP全体の重量は1年ということで構造計算をしていたはずなので、
爆発して建屋の構造が弱まっている現状、DSPはどうするのだ、と心配なのです。
4号機の使用済み燃料プールの燃料棒取り出しの計画のときに、
一緒にDSPの貯留物も取り出したほうがいい、という提案もあがったのですが、
『そこまでの予算は無い、今騒がれているのは使用済み燃料プールだから』
という理由で却下されたそうです」
――わー、DSPはあとどれくらい持つかしら…
作業員「1号機のカバーリングも終わりましたが、あれも対症療法。
あれは、カバーを外す想定で作られておりません。
最終的に、建屋の中に入り、廃炉作業をしなくてはいけないのですが、どうやって壊すんでしょうねぇ…。
壊すのに手間がかかると思いますよ…。
でも、『とにかく、大気中に放出する放射性物質を低減させていけば、世論がおさまる!』といった理由で、
取り外せないカバーを応急処置でかぶせたそうです」
聞けば聞くほど、ガッカリなお話です。
地下貯水槽の漏えいなんか些末な話だ、というのがわかってきました…。
一番の問題は2号機がシビアな状況になること!!
作業員「そう、地下貯水槽など些末なんです。
なぜかというと、本丸は汚染水や冷却システムではなく、建屋、原子炉ですからね。
1号~4号まで、どうやって解体、処理していくか。まだ中にも入れない状況ですよね。
それに比べれば、現場は、メタクラや地下貯水槽など、建屋外の問題は些末に感じてしまいます、
重要なことですけれどね」
――では一番、問題なのはどこですか?
作業員「それはやっぱり2号機です」
東大の先生「やっぱり! 2号機は研究者の間でも、全く想像がつかないんです!」
作業員「2号機は中がどうなっているか、震災直後にどういう状況になったか、さっぱりわからないんです。
1号機や3号機の爆発はある程度想像はついています。
いろいろなパラメータをみたりして、恐らくこういった挙動でこういった事象になったんだろう、
ということは推定されています。
しかし、2号機はさっぱり。
なぜ、爆発もしていないのに、あんなに大量の放射性物質が放出されたのか、
燃料棒はいったいどうなっているのか。
いろいろなパラメータから、恐らくメルトスルーはしていないのでは、と言われていますけどね」
東大の先生「そうですね、突き抜けてはないようなんですよね」
作業員「では、なぜあんなに大量の放射性物質が外に出ていったのかは全くわからないんです」
(2号機から放出された放射性物質は1、3号機と比べてケタ違いに多いの!)
5、
作業員「事故直後の挙動の推定がつかないだけでなく、
建屋の中に驚くほど高線量の部分があるのも2号機なんです。
はっきり言ってしまうと、もし注水などに問題があり、冷却ができなくなる事態が起き、
どうしようもない、といった過酷な状況になったとします。
1、3、4号機ならば、決死隊が被曝覚悟で駆け込んで何とかすることができるんです。
しかし、2号機は。
2号機の建屋は、非常に線量が高いところが多々あるため、決死隊が駆け込んでも、
作業する前に死んでしまう、問題の個所にたどりつけない可能性が高いのです」
……………そんなにシビアだとは。
作業員「だから、メタクラや地下貯水槽など、建屋外の構造物の作業など、
些末な問題だと感じてしまうのはわかるでしょ、被曝はしますが、簡単に作業できる場所ですので」
********
おまけ
とにかく、レベル7の原発事故はまだ継続中で、このままの状況だと、収束までたどりつかないだろう、
なので、福島第一原発を東京電力から早く切り離さなければ、また日本が危機的状況になるのではないか、
ということを広く伝えてほしい、とおっしゃっておられました。
それは「いわきの初期被曝を追及するママの会」の方々にも伝えました。
「やっぱり! もう冷温停止状態なんか早々と宣言してしまって!
またもう一度、福島第一原発が大変なことになったら、
どうやって子供たちを急いで避難、疎開させるかの計画など全く無いのに!
いわきは原発事故の収束作業を支える地域でもあります。
でも、何かあったら、子供たちだけは急いで逃がしてほしい。
レベル7の事故が継続している以上、地元ではもっと注目していろいろ考えていくべきことです。
作業員の方々の安全も、いわきの子供達の避難も、
日本が汚染されないことも全部同じで重要なことですから!」
*********
おまけのおまけ
そういえば、どんどん増え続ける汚染水は、
最終的にアルプス(多核種除去装置)でできるだけ放射性物質を取り除いてから、海に流すそうです。
2011年の暮れに、現場の作業員の方から「今日、アルプスの試験運転が始まったよ!
これでできるだけ取り除いて、海に流す予定らしいよ!」と電話がかかってきたこともありました。
すぐに統合会見で質問をしたら「そのような計画はありません」と
東電松本さんはおっしゃっておられましたが。
なかなか、アルプスの処理水を海に流す、ということが言い出せず、
そして試験期間も長引いて、ほったらかしにしたまま、時間がすぎている、という印象ですね。
作業員「だから、1年も放っておいて、部分運転しかほとんどしなかったから、
アルプスを実用段階にもっていったら、またすぐどこかが故障するんじゃないですか…」
とのことでした。
多核種除去装置といっても、トリチウムだけは取り除けないんですけどね!!
とにかく、原発事故は全く終わっておらず、ますますひどい状況になる可能性が高いということ、
それを世間のみなさんに知ってもらい、何とか国や社会を動かしてほしい、
という作業員の方のお話でした。
【マガジン9「脱ってみる?」より 】
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コメント
23. 2013年5月31日 02:44:16 : jvn0q4GtRw
ユダ米に押売りされた原発ってこんなにも脆く危険な物だったのか
しかも、膨大な資金を食い維持管理が1企業では相当危ないものだったなんて今まで殆んどの国民は知れませんよー
それを輸出するなんて悪魔の所業だー
24. 2013年5月31日 03:49:43 : 7ZjgupTxy2
そして腐れ切ったこの国は、6月に入ったら、大間原発工事を再開します。
原発輸出と合わせて、ダブル悪魔です。
この国を牛耳っているキチガイ政府etcをよく国民が黙って許してるなあと、世界は呆れて見てるでしょう。
25. 2013年5月31日 07:00:35 : cCz4ye6Qk7
マスゴミがその実態を知らせずに福島ヨイショの番組を流しているからアホは気がつかない。
収束もさせられないような原発をよく再稼動や輸出をするするよ。
老朽化やヒューマンエラーは必ず起きるものだ。
馬鹿は死ななければ治らないというが巻き添えはごめんだ。
やつらの金儲けの為の犠牲はイヤだ。その為の政党を選ぶよ。
26. 2013年5月31日 07:03:22 : XUd48KYCio
お得意の「なんとか機構」で原発事故処理すると思った。
27. 2013年5月31日 09:06:28 : v9FPvCOfUc
大丈夫、大丈夫。
徴兵制を布けば、作業員確保なんて余裕。
28. 2013年5月31日 10:05:28 : C35GOn9Aoo
↑
利巧な子供はみな海外留学、海外就職の道を選びます。被曝させられる国は
捨てます。
29. 2013年5月31日 11:29:54 : 7QNEsHlAaY
>>24
心配するな、世界も400機以上の原発と、
数機の六ヶ所村的施設があるほどアホなんだからな。
日本が福島原発事故と真正面に向かい合い、
そして、世界が原発事故の破滅性と向かい合って、
原発の停止とその処理問題にまともに向かい合わない限り、
ここ数十年で確実に人類は滅亡するだろうな。
30. 黄金船 2013年5月31日 12:54:28 : uXo8c2FBCXleE : DcxDg6lzRM
福島県民は地元のものを食ってるんだろ
ありえないわ
31. 地蔵 2013年5月31日 14:45:25 : LTQhpis2PUayg : Nv9CeK6L0Q
原発事故云々以前に人権無視した違法強制労働
今や日本全体の労働環境が福島原発作業員基準となり何でもアリな状況
国はいつになったらこの問題解決してくれるんですか
32. 2013年5月31日 16:08:37 : jG52TUq8Uo
福島原発作業員福島原発「急造だもの、汚染水漏れるさ」作業員はわかってたオンボロ貯水槽
http://www.j-cast.com/tv/2013/04/11172877.html?p=all より
東電福島第1原発の汚染水はどこへ行くのか。広瀬直己社長はきのう10日(2013年4月)、放射性物質を含む汚染水が地下貯水池から漏れている問題で、すべての貯水池の使用をあきらめ、地上の貯水タンクなどに移し替える計画を発表した。しかし、毎日400トンずつ増えていく汚染水を最終的にどう処理するのか。後手後手の対策はいつか破綻するのではないかという不安が消えない。
「急げ、急げで、チェックも四重から二重になった」
「とくダネ!」は福島原発で汚染水処理に携わる作業員に実態を聞いた。「急げ急げで、チェックを細かくやらない」「高い金出してこのありさまかという感じ」。怒りをあらわに語るのは福島第1原発で汚染水処理に従事している作業員だ。作業員宿舎なのか、アパートのような一室、マットが敷かれ、洗濯物がぶら下がり、隅にテレビが置かれている。そのテレビ画面は広瀬社長の記者会見を映し出している。
社長は述べる。「地下貯水槽にある汚染水を全部取り出す方針で取り組んでいきたい。前倒しをして、どんどん貯水タンクを増設していく」。それを見ていた作業員が笑った。取材していたディレクターが聞く。「なんで笑いました?」
作業員「言うのは簡単ですよ。つくる人のことを考えてやれよって。(汚染水タンクを)つくれと言って急がせているのに、それ以上に1日でも早くといわれたら、笑うしかない。早くさせるのはいいんですけど、その分、適当にされたらどうなるか」
トラブルが増える理由について、「急げ急げでつくったが、どこかしら漏れると思う、あれだけ大きくやれば――。チェックも細かくやらない。前は三重、四重のチェックだったが、二重チェックでは2人が見逃したら終わり」
別の作業員はそのしわ寄せが現場にきていると話す。居酒屋なのか、テーブルの小皿とコップを前に語る。「今の作業に携わっている人間はほとんどやめた。震災当時から緊急作業に携わって1年ぐらいで心が折れた。(作業員は)全然足りない」
2人の現場作業員の話から、焦りにも似た突貫工事の様子が目に浮かぶ。
タンク増設しても47日で満杯
レポーターの岸本哲也が現状を説明する。「汚染水は1日400トン増えています。現在、地上のタンク29万トン、地下貯水槽6万トンの保管容量がありますが、今後、地下貯水槽は使わないので、保管可能な容量は地上タンクの29万トンだけです。しかし、すでに28万トン保管されていますので、余力は1万トンのみ。つまり、残り25日分しかないということになります
。
東電は5月末までにさらに1万9000トンのタンクを増設する計画を立てていますが、これでも47日分です。広瀬社長は今後どんどん貯水タンクを増設していくといっています」
先月(2013年3月)、現場を訪れた司会の小倉智昭はこう話す。「東電の社長、よくそんなことサラッと言えるなと思う。核燃料棒の冷却に何年かかるのか。あたり一面プールになるという話でしょ、現実離れしていますよ」
コメンテーターの中江有里(女優、脚本家)「もし海に出ていくようなことになったら、東電だけでなく日本国の問題になりますよね」
すでに東電に任せておいていい話ではなくなっている。
・夏参議院選挙を国内(日本国籍者、在日外国人)海外選挙監視団設立の為の会合と講演会の案内(クリーンで公平な民主主義を反映する為) ・。*有名ネットメディアで、1部を放送予定*
。司法も、不公平選挙、TPP、憲法改正、消費税増税等も根は同じ、。それをクリーンに公平にする重要な有効な方法 は選挙し
・国民の声を反映する手段がありません。。これ自体も不正で不透明です。だから国内(日本国籍者、在日外国人)海外の監視が必要です。
・多分国内のみであれば、。小沢裁判と同じで偏向報道で国民を黙らせるでしょう。
・だから、海外の監視団も必要で、。それに付随して、善良外国メデアが報道することで、公平透明な選挙が出来ると考えます。
・善良外国メデアは、選挙だけで無く、。司法、TPP、憲法改正、消費税増税等の状況も放送することに成り
・日本が、。クリーンに向かうと考えます。(なぜなら、根が同じだから)
・日本が良くなれば、。アメリカの力が弱まり自主独立正常化されます。
・そうすれば、。世界も良い方向に向かうはずです。
・民主主義の国日本で不公正な選挙が、、昨年12.16の衆議院選挙で有ったと思われます。ただ決定的証拠が上がらず夏の参議院選挙、都議選挙が近く成ってきました。。。
・不公正で不透明な選挙を行なわせない為に。国内(日本国籍者、在日外国人)海外からの協力により防ぐ必要が有ります。そのための準備の会合を開きたいと思います。。。また、協力者の募集、アイデア、資金等、、、の話し合いが出来ればと思います。
・日本も公平明大な民主主義を取り戻す為に国連の枠組みで無いフェアな国際選挙監視団を呼び夏の参議選を行なうべきだ。。
・クリーンで公平な民主主義を反映する為の3つのポイント 。
・①偏向報道の是正と当確報道厳正化
・②ブラックボックスの政党支持率を含む世論調査&出口調査の透明公正化
・③ブラックボックスのムサシの透明公正化とその他不正行為が疑われる場合の透明公正化
・クリーンで公平な民主主義を反映する為の選挙監視団(海外国内)の会。、、、、公正透明選挙監視団
・ http://asd381.blog.fc2.com/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・会議日時
・ルノアール 新宿区役所横店
・住所 東京都新宿区歌舞伎町1-3-5 相模ビル2階
・電話番号 03-3209-6175
・アクセス JR新宿駅東口徒歩7分 新宿区役所真裏
・6月1日(土)17時30分~20時30分。(受付は20分前より、延長1時間の可能性有り )
・ア、当日も受付ます。定員で締め切ります。メール受付先着順優先に成ります。。 bnm9@mail.goo.ne.jp
・イ、当日は身分証をお持ちください。(又は証明する物) 予備メール 82682@excite.co.jp
・*ただし、スタッフ等の知り合いの方は除きます。。
・ウ、当日は名刺をお持ちください。。(名前、電話番号、メールアドレス、住所)無い方はメモ用紙等に書いて提出ください。
・エ、料金は2000円
・オ、次回以降の予定。(講演、会合又会合のみ)
・ 6月 6日(木曜)。18時~21時( 不開催の可能性有り、1時間延長の可能性有り)
・ 6月14日(金曜)。 18時~21時 (1時間延長の可能性有り)
・内容、タイムスケジュール
・①第一部 *有名ネットメディアで、1部を放送予定*
・仙波敏郎 基調講演(45分から60分)
・仙波敏郎元愛媛県警察官。鹿児島県阿久根市副市長。「警察見張り番・愛媛」代表。
2005年、、。現職警察官として始めて警察の裏金問題を実名で内部告発。
・A,不正選挙体験談
・B,昨年の衆議院選について
・C,総括と防止対策等
・討論パネリストの仙波敏郎、。他一名(30分から45分、行なわない可能性有り)
・②第二部
・国内海外選挙監視団設立の為の会合。(90分、当日延長1時間の可能性有り)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・善良で公平な海外国内関係団体、。個人の協力要請連携の連絡をください。 又当日は来れない方、各地(各国)選挙監視団
・ 問い合わせはメールで送信ください。。(一緒に活動する仲間も募集します。賛助会員、寄付等も募集します。)
・ 82682@excite.co.jp (予備メール bnm9@mail.goo.ne.jp)
・Ⅰ、公明正大ブリックス等海外国内選挙監視団要請。(欧米に関しては慎重に吟味します。今までの経過から)
・Ⅱ、公明正大海外国内メデア取材要請(ノンフィクション,。 報道希望、ドキュメンタリー番組)
・Ⅲ、公明正大市民海外国内メデア取材要請及び情報拡散 。
・Ⅳ、公明正大海外国内翻訳&ネット技術協力で情報拡散。(日本語?英語多言語の翻訳,,,,,,,日本語、英語から多言語の翻訳)
・(ネットアップテクニック者等の連携、。協力による情報拡散,動画翻訳,動画現地語声だし翻訳、文字起こし翻訳)
33. 2013年5月31日 20:16:42 : DI0CgEyTe3
今や核兵器等問題外の対消滅兵器やその他諸々の兵器が開発済。
先進国が造りすぎてどうにもならない核兵器(致命的な汚染物質)を
平和利用の名の下に売り付け様としてるだけ、
膨大な維持費用&処分費も掛からずぼろ儲けw
ノータリンに全部押し付けちゃえ・・・
未開国、知恵遅れ国は餌食。
関東から上を汚染され数年で国家崩壊の秒読中な
日本は、が、保身の為、更なる未開国を餌食にして、
難を逃れようとしてる真っ最中(笑
34. 2013年5月31日 20:37:07 : m4hYOsnNjo
>原発事故は全く終わっておらず、ますますひどい状況になる可能性が高いということ、
>それを世間のみなさんに知ってもらい、何とか国や社会を動かしてほしい、
良くなるわけない。
どんどん悪くなるに決まっている。
35. 2013年5月31日 22:21:54 : UZyDvMl5EY
レベル7を鵜呑みにせんように。
米国のショック・ドクトリン発動のために、レベル7にされただけで、放射性物質の放出量(実際に問題になる陸側)については、レベル4か5程度だよ。
まあ、すっかり洗脳されてしまった放射脳には、理解できない話だけどね。
F1事故は、全電源喪失という危機的状況の中で、複数の原子炉が暴走をしたので「レベル7」になっただけです。
放射性物質の放出量については、チェルノブイリの1000分の1程度です。少なくとも陸上に関しては。
いい加減気付いたら?
最近の阿修羅は、ネット右翼らしき数名の人間(木卯某とか)の大量投稿で汚染され過ぎて、訪問する気もあまり起こらないのだが、時にはこうした有益な情報もある。
コメント35などもそうした工作員だと思われるが、対比のために、あえて掲載した。
コメント32は、長文すぎるし、市民運動の広告に近いが、趣旨には賛成なので、これも掲載。近場の人間で興味のある人は、2000円を出して参加してもいいのではないか。ルノアール新宿ならばコーヒー代だけでも1000円近いだろうから、高い参加料ではない。
私は、仙波氏に対してはある種の危惧を持っているのだが、別に根拠のある危惧ではないので、彼がこうした市民運動めいた活動をするのは結構なことだと思う。日本にもラルフ・ネーダー的人物、ノーム・チョムスキー的人物が出てきていい頃である。(もっとも、そういう人物はネット論壇には多いのだが、「自ら先に立って行動し、政治を変える」人物は、まだ非政治家の中からは出ていないようだ)
例によって主記事とは無関係の前説になったが、記事については記事自体が雄弁に語っている。
今の日本は、今にも壊れそうな薄氷の上で、白痴的な日常生活を送っている、そういう国だ、ということだ。
(以下引用)
福島原発作業員の驚愕のお話 (大間原発止める道)
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/743.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 5 月 29 日 12:04:00: igsppGRN/E9PQ
http://ooma.exblog.jp/17863522/
2013-05-29 09:40 大間原発止める道
福島を忘れない、だけでなく真実の姿をみたい。
現在進行形の福島原発事故はこれだけ危ない!
長いですが是非読んでください。
WEBマガジン、マガジン9の連載「脱ってみる?」第57回
『いわきのママたちと地下貯水槽と作業員の方のお話の件。』より抜粋)
http://www.magazine9.jp/oshidori/130415/index.php#san
1、
福島第一原発作業員の方の驚愕のお話。
しかし! この地下貯水槽の濃縮塩水の漏えいなど、
比較したら案外些末なことだ…と思ってしまうことを伺いました。
4月11日は原発作業員の方と東京大学の若い先生と話し合っていました。
レベル7の原発事故の収束作業なのに、お金も時間もケチってる!?
作業員「まぁ、あちこちから漏れるのは当たり前だと思いますよ」
――えーどうして!?
作業員「だって、いろいろな設備は応急処置の突貫工事でしたから。
原発事故のあと、とにかく、急いで、1年ほど持てばいいから、
というような感じで設備を作っていったんです。
施工業者によっては、『品質の保証はしない』という一文が契約に入っていたりもしてましたよ。
その1年持てばいいと作った設備を1年以上使っているのですから、
あちこち劣化はしていくでしょう」
ショック…。
作業員「そして。とにかく急いだのと、問題は『とにかく安く!経費を抑えて!』という発注なのです。
原発事故収束のため、国から東電にお金が投入されていますが、それはただ与えたわけじゃない、
いずれ国に返還する性質のものです。つまり、借金。
福島第一原発は今後利益を生むわけでなし、
そうすると東電はできるだけ借金を少なくしようとしますよね。
するとどうなるかというと、原発事故収束のための工事・設備が
『とにかく予算をおさえて! 経費をおさえて! 安い素材でいいから!』といったことになるのです。
世界の叡智を集めて事故収束にあたるというようなことでは、現場は全くありませんよ」
ケンパル「世界の叡智でなくて、ケチを集めていますねぇ!」
作業員「お金だけでなく、時間もケチっているのです。
『年度末だから急いで工事を仕上げて!』というような現状もあります。
『年度末だからもう予算が出ない』とかね。
レベル7の原発事故という大惨事が継続中ですのに、
なぜ、このような『年度末』に振り回されないといけないのか…。
原発事故の収束作業というのは東京電力という一企業に任せていいことではない。
企業であるかぎり、利益を追求せねばならないし、年度末や決算もあるでしょう。
なので、福島第一原発を、東京電力から切り離し、
事故収束のため、廃炉のためのプロジェクトやチームを立ち上げねばダメだと思います」
2、
事故以前と同じ人員確保の状態では、原発事故収束作業員の確保は破たんする!!
作業員「お金の問題だけではありません。人員も大きな問題です。
事故収束にあたる人員の確保は本当に難しくなっています。
線量限度を超えてしまった人間はもちろん現場作業にあたれなくなりますね。
経験・知識を持った作業員が減っていくことは予想されていました。
それだけでなく、遠方から来られる、とにかく短期でお金を稼げればいいという作業員。
これは、まぁ原発だけでなく建設業界の闇ですが。
こういう方々は事故前なら、元請けから4次請け、5次請けくらいでまわっていました。
でも事故後はそれでも人員を確保することが難しく、
9次請け、10次請けまで手配に動いても、なかなか人が集まりません。
そして、それほど下請け会社を挟むと、労働賃金はかなり削られますね。
で、どういうことが起きているかというと、遠方から、お金を稼ぎにきた作業員は、
福島にきて、宿舎に入り、いろいろな人間と話すとあることを知るのです。
それは、除染作業のほうが、一日の労働賃金が高く、被曝量も少ない、ということを。
そうすると、遠方から福島にきて、原発事故作業員をやっていた人間が、
次々と辞めて、除染作業員になっていくのです。」
わ、その話はいろいろな作業員の方から伺っていましたが、やっぱり…。
作業員「もう一つの種類の作業員もいます。全国の原発の作業員たちです。
今は全国の原発はほとんど止まっていますよね。
各地の原発作業員たちが、責任感と使命感から、
もしくは指示を出されて福島原発事故の収束作業員として来ています。
しかし、これから、各地の原発はどんどん再稼働されていくので、そうなると、
彼らはまた、元いた自分の原発に帰っていったり呼び戻されたりすることでしょう」
――えー! どんどん再稼働しますか、やっぱり!
作業員「もちろんしますよ、そういう流れになっています。
規制庁から骨子が出たでしょう、あれでどんどん再稼働のための点検が始まっていくことになっています。
これから点検のために作業員が呼び戻されていきますよ」
規制庁から、再稼働のための原発の「新安全基準の骨子(案)」が出たので、
電力会社によっては、工事・点検・調査に走り出したところもあるとのこと、
それで各地の原発作業員が戻っていっているそうです。
作業員「元々の福島第一原発の作業員はどんどん線量限度をパンクさせていく、
全国各地の原発作業員は再稼働とともに、各地に戻っていく、
お金を稼ぎにくる現場作業員も集まらない。
経費を抑え、安い素材で設備を作っているだけでなく、
作業員の人員確保も大きな大きな問題なんです」
3、
――お金も人間も、大きな問題ですね…。
作業員「作業員の形態もまだ問題があります。
建設業界の深い闇ですが、3次請け、4次請けなど、下請け会社の問題。
先程も言いましたが、現在は9次請けなど、かなりの下の会社と一緒に作業しているのが現状です。
だから、10人でチームを組んである作業にあたっているとしますよね。
その中には3次請けや6次請けや、いろいろな雇用の人が混ざっているのです。
しかし、元請けや2次請けの、チームのリーダーは、6次請けや9次請けの作業員に直接指示できない。
それが、『偽装請負』と言われてしまったからです。
確かに直接の雇用関係にないのに指示するのは違法ですし、
建設業界の闇の部分で正さなければいけないところはたくさんあります。
でも、今、原発事故収束作業にそれを求められると困る部分もあるのです。
今、作業をしながら、『あ、そこの部分はこうやって作業してほしいのに…』
と思っても指示することができません。
その人間が現場を離れ、『雇用関係じゃない人間に指示され働かされた!』と訴えれば
それが偽装請負になるからです。なので、怖がってなかなか指示できない、という問題もあります。
確かに偽装請負は悪いことです。
でも人員が確保できず、いろいろな立場の人間が一緒に作業せざるを得ない現場で、
この状態は非常にまずい。もう、このような雇用形態も変えてほしい。
一括して国やどこかが、事故収束のために管理するべきだ。
これも、東京電力から福島第一原発を切り離してほしい理由の一つです」
4号機の使用済み燃料プールだけではなく!!
作業員「東京電力の収束作業計画として、世論で騒がれているところにフタをしていく、
といった傾向があります。廃炉に向けての長期的計画ではなく、
騒がれないようにするだけの場当たり的な計画になっているんですね。騒がれないところは放っておく。
4号機の使用済み燃料プールは話題になっているでしょう。
だから、早くに様々な対処・計画が立ちました。
しかし、私は、4号機の問題は使用済み燃料プールだけではないと思っています。
4、
原子炉をはさんで、使用済み燃料プールの反対側にDSP(機器貯蔵プール)というものがあります。
通常の運転中はDSPはあまり使用しません。しかし、震災時、4号機は定期点検中だった。
震災の直前に、4号機の原子炉の中からシュラウドを取りだし、
水中で切って、DSPの中に入れていたのです。
なので、4号機のDSPの中には高線量のシュラウドや切りくずがいっぱい入っているのです」
シュラウドとは、原子炉圧力陽子の内部に取り付けられた円筒状のステンレスの構造物。
内部に燃料集合体や制御棒を収納します。
原子炉の中で、冷却水の流路を確保するための仕切板の役目もあります。
高さ7m、直径4.5m、重量は35tという大きいもの。
これは原子炉の中で燃料棒が臨界を起こしているときに一緒に入っているので、
うん、それはそれは高線量になるよね!
それが4号機の使用済み燃料プールの反対側、DSPに入っているというのです。
作業員「DSPはもちろん満水ですし、シュラウドや機器もたくさん入っている。
このDSP全体の重量は1年ということで構造計算をしていたはずなので、
爆発して建屋の構造が弱まっている現状、DSPはどうするのだ、と心配なのです。
4号機の使用済み燃料プールの燃料棒取り出しの計画のときに、
一緒にDSPの貯留物も取り出したほうがいい、という提案もあがったのですが、
『そこまでの予算は無い、今騒がれているのは使用済み燃料プールだから』
という理由で却下されたそうです」
――わー、DSPはあとどれくらい持つかしら…
作業員「1号機のカバーリングも終わりましたが、あれも対症療法。
あれは、カバーを外す想定で作られておりません。
最終的に、建屋の中に入り、廃炉作業をしなくてはいけないのですが、どうやって壊すんでしょうねぇ…。
壊すのに手間がかかると思いますよ…。
でも、『とにかく、大気中に放出する放射性物質を低減させていけば、世論がおさまる!』といった理由で、
取り外せないカバーを応急処置でかぶせたそうです」
聞けば聞くほど、ガッカリなお話です。
地下貯水槽の漏えいなんか些末な話だ、というのがわかってきました…。
一番の問題は2号機がシビアな状況になること!!
作業員「そう、地下貯水槽など些末なんです。
なぜかというと、本丸は汚染水や冷却システムではなく、建屋、原子炉ですからね。
1号~4号まで、どうやって解体、処理していくか。まだ中にも入れない状況ですよね。
それに比べれば、現場は、メタクラや地下貯水槽など、建屋外の問題は些末に感じてしまいます、
重要なことですけれどね」
――では一番、問題なのはどこですか?
作業員「それはやっぱり2号機です」
東大の先生「やっぱり! 2号機は研究者の間でも、全く想像がつかないんです!」
作業員「2号機は中がどうなっているか、震災直後にどういう状況になったか、さっぱりわからないんです。
1号機や3号機の爆発はある程度想像はついています。
いろいろなパラメータをみたりして、恐らくこういった挙動でこういった事象になったんだろう、
ということは推定されています。
しかし、2号機はさっぱり。
なぜ、爆発もしていないのに、あんなに大量の放射性物質が放出されたのか、
燃料棒はいったいどうなっているのか。
いろいろなパラメータから、恐らくメルトスルーはしていないのでは、と言われていますけどね」
東大の先生「そうですね、突き抜けてはないようなんですよね」
作業員「では、なぜあんなに大量の放射性物質が外に出ていったのかは全くわからないんです」
(2号機から放出された放射性物質は1、3号機と比べてケタ違いに多いの!)
5、
作業員「事故直後の挙動の推定がつかないだけでなく、
建屋の中に驚くほど高線量の部分があるのも2号機なんです。
はっきり言ってしまうと、もし注水などに問題があり、冷却ができなくなる事態が起き、
どうしようもない、といった過酷な状況になったとします。
1、3、4号機ならば、決死隊が被曝覚悟で駆け込んで何とかすることができるんです。
しかし、2号機は。
2号機の建屋は、非常に線量が高いところが多々あるため、決死隊が駆け込んでも、
作業する前に死んでしまう、問題の個所にたどりつけない可能性が高いのです」
……………そんなにシビアだとは。
作業員「だから、メタクラや地下貯水槽など、建屋外の構造物の作業など、
些末な問題だと感じてしまうのはわかるでしょ、被曝はしますが、簡単に作業できる場所ですので」
********
おまけ
とにかく、レベル7の原発事故はまだ継続中で、このままの状況だと、収束までたどりつかないだろう、
なので、福島第一原発を東京電力から早く切り離さなければ、また日本が危機的状況になるのではないか、
ということを広く伝えてほしい、とおっしゃっておられました。
それは「いわきの初期被曝を追及するママの会」の方々にも伝えました。
「やっぱり! もう冷温停止状態なんか早々と宣言してしまって!
またもう一度、福島第一原発が大変なことになったら、
どうやって子供たちを急いで避難、疎開させるかの計画など全く無いのに!
いわきは原発事故の収束作業を支える地域でもあります。
でも、何かあったら、子供たちだけは急いで逃がしてほしい。
レベル7の事故が継続している以上、地元ではもっと注目していろいろ考えていくべきことです。
作業員の方々の安全も、いわきの子供達の避難も、
日本が汚染されないことも全部同じで重要なことですから!」
*********
おまけのおまけ
そういえば、どんどん増え続ける汚染水は、
最終的にアルプス(多核種除去装置)でできるだけ放射性物質を取り除いてから、海に流すそうです。
2011年の暮れに、現場の作業員の方から「今日、アルプスの試験運転が始まったよ!
これでできるだけ取り除いて、海に流す予定らしいよ!」と電話がかかってきたこともありました。
すぐに統合会見で質問をしたら「そのような計画はありません」と
東電松本さんはおっしゃっておられましたが。
なかなか、アルプスの処理水を海に流す、ということが言い出せず、
そして試験期間も長引いて、ほったらかしにしたまま、時間がすぎている、という印象ですね。
作業員「だから、1年も放っておいて、部分運転しかほとんどしなかったから、
アルプスを実用段階にもっていったら、またすぐどこかが故障するんじゃないですか…」
とのことでした。
多核種除去装置といっても、トリチウムだけは取り除けないんですけどね!!
とにかく、原発事故は全く終わっておらず、ますますひどい状況になる可能性が高いということ、
それを世間のみなさんに知ってもらい、何とか国や社会を動かしてほしい、
という作業員の方のお話でした。
【マガジン9「脱ってみる?」より 】
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コメント
23. 2013年5月31日 02:44:16 : jvn0q4GtRw
ユダ米に押売りされた原発ってこんなにも脆く危険な物だったのか
しかも、膨大な資金を食い維持管理が1企業では相当危ないものだったなんて今まで殆んどの国民は知れませんよー
それを輸出するなんて悪魔の所業だー
24. 2013年5月31日 03:49:43 : 7ZjgupTxy2
そして腐れ切ったこの国は、6月に入ったら、大間原発工事を再開します。
原発輸出と合わせて、ダブル悪魔です。
この国を牛耳っているキチガイ政府etcをよく国民が黙って許してるなあと、世界は呆れて見てるでしょう。
25. 2013年5月31日 07:00:35 : cCz4ye6Qk7
マスゴミがその実態を知らせずに福島ヨイショの番組を流しているからアホは気がつかない。
収束もさせられないような原発をよく再稼動や輸出をするするよ。
老朽化やヒューマンエラーは必ず起きるものだ。
馬鹿は死ななければ治らないというが巻き添えはごめんだ。
やつらの金儲けの為の犠牲はイヤだ。その為の政党を選ぶよ。
26. 2013年5月31日 07:03:22 : XUd48KYCio
お得意の「なんとか機構」で原発事故処理すると思った。
27. 2013年5月31日 09:06:28 : v9FPvCOfUc
大丈夫、大丈夫。
徴兵制を布けば、作業員確保なんて余裕。
28. 2013年5月31日 10:05:28 : C35GOn9Aoo
↑
利巧な子供はみな海外留学、海外就職の道を選びます。被曝させられる国は
捨てます。
29. 2013年5月31日 11:29:54 : 7QNEsHlAaY
>>24
心配するな、世界も400機以上の原発と、
数機の六ヶ所村的施設があるほどアホなんだからな。
日本が福島原発事故と真正面に向かい合い、
そして、世界が原発事故の破滅性と向かい合って、
原発の停止とその処理問題にまともに向かい合わない限り、
ここ数十年で確実に人類は滅亡するだろうな。
30. 黄金船 2013年5月31日 12:54:28 : uXo8c2FBCXleE : DcxDg6lzRM
福島県民は地元のものを食ってるんだろ
ありえないわ
31. 地蔵 2013年5月31日 14:45:25 : LTQhpis2PUayg : Nv9CeK6L0Q
原発事故云々以前に人権無視した違法強制労働
今や日本全体の労働環境が福島原発作業員基準となり何でもアリな状況
国はいつになったらこの問題解決してくれるんですか
32. 2013年5月31日 16:08:37 : jG52TUq8Uo
福島原発作業員福島原発「急造だもの、汚染水漏れるさ」作業員はわかってたオンボロ貯水槽
http://www.j-cast.com/tv/2013/04/11172877.html?p=all より
東電福島第1原発の汚染水はどこへ行くのか。広瀬直己社長はきのう10日(2013年4月)、放射性物質を含む汚染水が地下貯水池から漏れている問題で、すべての貯水池の使用をあきらめ、地上の貯水タンクなどに移し替える計画を発表した。しかし、毎日400トンずつ増えていく汚染水を最終的にどう処理するのか。後手後手の対策はいつか破綻するのではないかという不安が消えない。
「急げ、急げで、チェックも四重から二重になった」
「とくダネ!」は福島原発で汚染水処理に携わる作業員に実態を聞いた。「急げ急げで、チェックを細かくやらない」「高い金出してこのありさまかという感じ」。怒りをあらわに語るのは福島第1原発で汚染水処理に従事している作業員だ。作業員宿舎なのか、アパートのような一室、マットが敷かれ、洗濯物がぶら下がり、隅にテレビが置かれている。そのテレビ画面は広瀬社長の記者会見を映し出している。
社長は述べる。「地下貯水槽にある汚染水を全部取り出す方針で取り組んでいきたい。前倒しをして、どんどん貯水タンクを増設していく」。それを見ていた作業員が笑った。取材していたディレクターが聞く。「なんで笑いました?」
作業員「言うのは簡単ですよ。つくる人のことを考えてやれよって。(汚染水タンクを)つくれと言って急がせているのに、それ以上に1日でも早くといわれたら、笑うしかない。早くさせるのはいいんですけど、その分、適当にされたらどうなるか」
トラブルが増える理由について、「急げ急げでつくったが、どこかしら漏れると思う、あれだけ大きくやれば――。チェックも細かくやらない。前は三重、四重のチェックだったが、二重チェックでは2人が見逃したら終わり」
別の作業員はそのしわ寄せが現場にきていると話す。居酒屋なのか、テーブルの小皿とコップを前に語る。「今の作業に携わっている人間はほとんどやめた。震災当時から緊急作業に携わって1年ぐらいで心が折れた。(作業員は)全然足りない」
2人の現場作業員の話から、焦りにも似た突貫工事の様子が目に浮かぶ。
タンク増設しても47日で満杯
レポーターの岸本哲也が現状を説明する。「汚染水は1日400トン増えています。現在、地上のタンク29万トン、地下貯水槽6万トンの保管容量がありますが、今後、地下貯水槽は使わないので、保管可能な容量は地上タンクの29万トンだけです。しかし、すでに28万トン保管されていますので、余力は1万トンのみ。つまり、残り25日分しかないということになります
。
東電は5月末までにさらに1万9000トンのタンクを増設する計画を立てていますが、これでも47日分です。広瀬社長は今後どんどん貯水タンクを増設していくといっています」
先月(2013年3月)、現場を訪れた司会の小倉智昭はこう話す。「東電の社長、よくそんなことサラッと言えるなと思う。核燃料棒の冷却に何年かかるのか。あたり一面プールになるという話でしょ、現実離れしていますよ」
コメンテーターの中江有里(女優、脚本家)「もし海に出ていくようなことになったら、東電だけでなく日本国の問題になりますよね」
すでに東電に任せておいていい話ではなくなっている。
・夏参議院選挙を国内(日本国籍者、在日外国人)海外選挙監視団設立の為の会合と講演会の案内(クリーンで公平な民主主義を反映する為) ・。*有名ネットメディアで、1部を放送予定*
。司法も、不公平選挙、TPP、憲法改正、消費税増税等も根は同じ、。それをクリーンに公平にする重要な有効な方法 は選挙し
・国民の声を反映する手段がありません。。これ自体も不正で不透明です。だから国内(日本国籍者、在日外国人)海外の監視が必要です。
・多分国内のみであれば、。小沢裁判と同じで偏向報道で国民を黙らせるでしょう。
・だから、海外の監視団も必要で、。それに付随して、善良外国メデアが報道することで、公平透明な選挙が出来ると考えます。
・善良外国メデアは、選挙だけで無く、。司法、TPP、憲法改正、消費税増税等の状況も放送することに成り
・日本が、。クリーンに向かうと考えます。(なぜなら、根が同じだから)
・日本が良くなれば、。アメリカの力が弱まり自主独立正常化されます。
・そうすれば、。世界も良い方向に向かうはずです。
・民主主義の国日本で不公正な選挙が、、昨年12.16の衆議院選挙で有ったと思われます。ただ決定的証拠が上がらず夏の参議院選挙、都議選挙が近く成ってきました。。。
・不公正で不透明な選挙を行なわせない為に。国内(日本国籍者、在日外国人)海外からの協力により防ぐ必要が有ります。そのための準備の会合を開きたいと思います。。。また、協力者の募集、アイデア、資金等、、、の話し合いが出来ればと思います。
・日本も公平明大な民主主義を取り戻す為に国連の枠組みで無いフェアな国際選挙監視団を呼び夏の参議選を行なうべきだ。。
・クリーンで公平な民主主義を反映する為の3つのポイント 。
・①偏向報道の是正と当確報道厳正化
・②ブラックボックスの政党支持率を含む世論調査&出口調査の透明公正化
・③ブラックボックスのムサシの透明公正化とその他不正行為が疑われる場合の透明公正化
・クリーンで公平な民主主義を反映する為の選挙監視団(海外国内)の会。、、、、公正透明選挙監視団
・ http://asd381.blog.fc2.com/
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・会議日時
・ルノアール 新宿区役所横店
・住所 東京都新宿区歌舞伎町1-3-5 相模ビル2階
・電話番号 03-3209-6175
・アクセス JR新宿駅東口徒歩7分 新宿区役所真裏
・6月1日(土)17時30分~20時30分。(受付は20分前より、延長1時間の可能性有り )
・ア、当日も受付ます。定員で締め切ります。メール受付先着順優先に成ります。。 bnm9@mail.goo.ne.jp
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・*ただし、スタッフ等の知り合いの方は除きます。。
・ウ、当日は名刺をお持ちください。。(名前、電話番号、メールアドレス、住所)無い方はメモ用紙等に書いて提出ください。
・エ、料金は2000円
・オ、次回以降の予定。(講演、会合又会合のみ)
・ 6月 6日(木曜)。18時~21時( 不開催の可能性有り、1時間延長の可能性有り)
・ 6月14日(金曜)。 18時~21時 (1時間延長の可能性有り)
・内容、タイムスケジュール
・①第一部 *有名ネットメディアで、1部を放送予定*
・仙波敏郎 基調講演(45分から60分)
・仙波敏郎元愛媛県警察官。鹿児島県阿久根市副市長。「警察見張り番・愛媛」代表。
2005年、、。現職警察官として始めて警察の裏金問題を実名で内部告発。
・A,不正選挙体験談
・B,昨年の衆議院選について
・C,総括と防止対策等
・討論パネリストの仙波敏郎、。他一名(30分から45分、行なわない可能性有り)
・②第二部
・国内海外選挙監視団設立の為の会合。(90分、当日延長1時間の可能性有り)
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・善良で公平な海外国内関係団体、。個人の協力要請連携の連絡をください。 又当日は来れない方、各地(各国)選挙監視団
・ 問い合わせはメールで送信ください。。(一緒に活動する仲間も募集します。賛助会員、寄付等も募集します。)
・ 82682@excite.co.jp (予備メール bnm9@mail.goo.ne.jp)
・Ⅰ、公明正大ブリックス等海外国内選挙監視団要請。(欧米に関しては慎重に吟味します。今までの経過から)
・Ⅱ、公明正大海外国内メデア取材要請(ノンフィクション,。 報道希望、ドキュメンタリー番組)
・Ⅲ、公明正大市民海外国内メデア取材要請及び情報拡散 。
・Ⅳ、公明正大海外国内翻訳&ネット技術協力で情報拡散。(日本語?英語多言語の翻訳,,,,,,,日本語、英語から多言語の翻訳)
・(ネットアップテクニック者等の連携、。協力による情報拡散,動画翻訳,動画現地語声だし翻訳、文字起こし翻訳)
33. 2013年5月31日 20:16:42 : DI0CgEyTe3
今や核兵器等問題外の対消滅兵器やその他諸々の兵器が開発済。
先進国が造りすぎてどうにもならない核兵器(致命的な汚染物質)を
平和利用の名の下に売り付け様としてるだけ、
膨大な維持費用&処分費も掛からずぼろ儲けw
ノータリンに全部押し付けちゃえ・・・
未開国、知恵遅れ国は餌食。
関東から上を汚染され数年で国家崩壊の秒読中な
日本は、が、保身の為、更なる未開国を餌食にして、
難を逃れようとしてる真っ最中(笑
34. 2013年5月31日 20:37:07 : m4hYOsnNjo
>原発事故は全く終わっておらず、ますますひどい状況になる可能性が高いということ、
>それを世間のみなさんに知ってもらい、何とか国や社会を動かしてほしい、
良くなるわけない。
どんどん悪くなるに決まっている。
35. 2013年5月31日 22:21:54 : UZyDvMl5EY
レベル7を鵜呑みにせんように。
米国のショック・ドクトリン発動のために、レベル7にされただけで、放射性物質の放出量(実際に問題になる陸側)については、レベル4か5程度だよ。
まあ、すっかり洗脳されてしまった放射脳には、理解できない話だけどね。
F1事故は、全電源喪失という危機的状況の中で、複数の原子炉が暴走をしたので「レベル7」になっただけです。
放射性物質の放出量については、チェルノブイリの1000分の1程度です。少なくとも陸上に関しては。
いい加減気付いたら?
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