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徽宗皇帝のブログ

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アメリカの「断捨離」ブーム
日本の一時期の断捨離ブームをアメリカに持ち込んで商売ネタにしたわけで、世界のどこかにあるものを別の場所に持っていけばいい商売になる、というのは昔からある手法だ。まあ、それをやる資本と勇気とコネがあれば、の話である。
しかし、断捨離ブームの時にも(主に男からだと思うが)多くの批判があったわけで、特に「記念の品」や「夫の趣味の収集品」や「本」を捨てるというのには猛烈な批判もあったような記憶がある。特に、相手の同意も得ずに同居人(家族)の物を捨てるというのはほとんど犯罪に近い。
しかし、女性というのは、家の中が片付いていないとイライラして死にそうになるのだろうな、という気もするし、たとえ片付いてはいても、家の中に「自分の物」ではない物が存在すること自体、潜在的な不快感を持っているのかもしれない。夫や子供なども、「自分の物」であるうちはいいが、そうでなくなると途端に邪魔な物になるのではないかwww 最初から自分の物ではない、「嫁」とかはなおさらだ。
家の中の「他者(もちろん物を含む)」がさほど気にならないのが男というもので、「女はそれを我慢できない」のが女性、特に現代女性のような気がする。まあ、ちらっとそんな気がしただけだし、男だって同じと言えば同じかもしれないが、人間はともかく、物に関しては、片付けに対する女性の態度は「神経症」に近いと私は思っている。(もっとも、それは「他人に見られる」ことが前提で、その可能性が無い場合は、家がゴミ屋敷でも案外平気かもしれない。)いじめ問題なども、男女を問わず「自分に属さないものの存在」への不快感から来ていると思う。
ただし、そう思うのは私の勝手な推測であり、たいていの場合、片付いていないのは単に怠惰の結果であるのは言うまでもない。まあ、私は「潔癖すぎる姿勢」は「狭量さ」と親戚だと思うので、こういう「断捨離」が嫌いだ、というだけだ。
一般的には片付いているほうが片付いていないより気持ちがいいのは確かであり、またプロの職場は片付いているほうが仕事がしやすいので、整理整頓は鉄則だ。近代以前の家も片付いていたと思うが、それはもともと「物(特に家具)」が家の中に少なかったからである。今でもお寺や神社などは片付いているのが普通だろう。まあ、生活の場はどうかは知らないが。



影響は不動産業界まで波及!? 米国に旋風を巻き起こす「こんまり」現象

ハーバービジネスオンライン 2019/02/05 08:32







© FUSOSHA Publishing Inc. 提供 日本版「Tidying Up with Marie Kondo」(邦題「KonMari~人生がときめく片づけの魔法~」)のオフィシャルページ

 こんまり流片づけ術が今、米国に旋風を巻き起こしている。
 世界的大ベストセラー「人生がときめく片づけの魔法」の著者で片づけコンサルタントのこんまりこと近藤麻理恵さんが今年1月1日から映像配信サービスNetflixに登場してから、その旋風は瞬く間に全米を駆け巡った。
「Tidying Up with Marie Kondo(邦題:KonMari~人生がときめく片づけの魔法~)」というタイトルで、近藤さんが米国内の一般家庭を訪問し片づけ指導を行うと家の中があっと驚く大変身を遂げるというリアリティーショー番組だ。シーズン1が始まるやSNSや米メディアで話題沸騰。新エピソードが配信されるたびにKonMariにならって綺麗に片づけられた棚や部屋の写真をSNSに投稿する人が続出した。
◆リサイクルショップへの持ち込みが激増

 KonMari現象は、米国の実社会にもちょっとした変化ももたらしている。例えばコロラド州ボールダーでは1月以降、不用品の寄付を受け付ける施設やリサイクルショップに持ち込まれる品数が激増しているという。ローカルニュースサイトのタイムズ-コール電子版によると、通常なら1月は家庭用品や衣類の持ち込みや寄付の数が1年のうちで一番少ない時期なのだが、ボールダーにあるプラトーズクローゼットという古着ショップでは、持ち込まれる量が通常の30%増しになったという。中古品買取販売のARESスリフトストアでは、持ち込み客のうちで1日当たり20人近くは、会話の中に必ずKonMariの名前を出してくるそうだ。(参照:「TIMES-CALL」)
 米国人の多くが不用品を放出し片づけに夢中になり、家の中が広くなると「こんな広い家に住む必要はないのでは」という風潮も広がり、今後は不動産業界にも影響が及ぶだろうとの予測も出ている。
◆米軍のある技術にも注目が
 KonMari旋風は、思わぬ方面にも影響を与えている。米軍がその1つだ。
 KonMariメソッドの人気コンテンツの1つに洋服をコンパクトにたたむテクニックを伝授するものがあるが、米軍にも「レンジャーロール」というテクニックがある。
 レンジャーロールは同じように洋服をコンパクトにたたむテクニックなのだが、KonMariのテクニックがタンスや収納ケースに保管しやすいものであるのとは違い、スーツケースやキャリーバックなどに入れて持ち運びやすく崩れにくい旅行に便利なたたみ方になっている。このレンジャーロールがKonMariブームの影響で、テレビの情報ニュース番組で取り上げられるなどの現象が起こっている。(参照:「KTSM」)
◆アンチにも大反響。本を捨てたときは炎上に

 しかしこのブーム、米国内では多くのアンチも生み出している。自宅の中にため込んでいる物を思い切りよく捨ててしまうことに拒否反応を示す人々がSNSで悲鳴を上げ、ジャーナリストやコラムニストが「私がKonMariに納得できない理由」といったタイトルの記事を書いているのを数多く目にする。
 特に過剰なリアクションが起こったのは、本を捨てるエピソードのときだった。ツイッターでは反対意見のオンパレード。
「私は、本の魔力をわからない人なんか信用しないわ。本は来るべきときに私たちの前に現われ、読むべきときに私たちはそれを読むの。本に取って代われるものなんてないの」
「KonMariには申し訳ないのだが、僕は本棚を整頓することに朝から時間をかけたのに捨てようと思った本は1冊もなかった」
「ここまで彼女の番組をとても冷静に観ていたのだけど、私の考えとしてはあらゆるものは捨てられるけれど本とアート作品と鉢植えだけはムリ」
「私をときめかせてくれるのは基本的に本しかないわよ。山のような本を抱えてヌードで番組に乱入してやろうかしら」
 多くの人がこうした本への愛情を切々と語り、捨てることに猛反発した。米国人はこんなにも本が大好きだったのか!という、これまであまり認識されていなかったかもしれないことを大々的にクローズアップした興味深いエピソードだった。
 本と同じように米国人が過剰に反応するのが、マグカップだ。そういえば米国で土産物を置いているショップには必ずといっていいほど大量のマグカップがあり、しかもどれも大きい。彼らはどこかに出掛けるたびに記念のマグカップを購入し、家に持ち帰る。そして大きなマグカップがキッチンや物置のかなりのスペースを占領してしまうことになる。あるコラムニストは「私はこのたくさんのマグカップのすべてが、自分には必要だと感じている」と書き、捨てることを拒んでいた。
◆「Konmari」現象が揺さぶるアメリカ人の感情


 米国では何でもそうだが、マグカップも書籍類も日本に比べて大きく場所を取る。捨ててしまえばどんなにすっきりすることか。しかしそんなものに限って妙な愛着が湧いてしまって捨てられない。相反する2つの感情の狭間で悶え苦しむ米国人は、KonMari番組によって眠っていた感情を揺すぶられてしまったのかもしれない。米ウェブマガジンThe Outlineのコラムニスト、ローズマリー・ホー氏は「マリエ・コンドウの新番組は、人々の恐怖心に火をつけた」と分析し「この番組から一番学ぶことは恐らく、人間はあらゆるゴミを生み出すものであるというごく単純な事実の再認識である」と結んでいる。(参照:「The Outline」)
<取材・文/水次祥子 Twitter ID:@mizutsugi >
みずつぎしょうこ●ニューヨーク大学でジャーナリズムを学び、現在もニューヨークを拠点に取材執筆活動を行う。主な著書に『格下婚のススメ』(CCCメディアハウス)、『シンデレラは40歳。~アラフォー世代の結婚の選択~』(扶桑社文庫)、『野茂、イチローはメジャーで何を見たか』(アドレナライズ)など。(「水次祥子official site」)




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コメント

1. 捨てたお宝を後悔

捨てたお宝を後悔して大騒ぎとか有りそうだ。
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