なるほど、それで日本の和服の店を「呉服屋」というわけだ。
日本の文化のルーツはほとんどが中国に由来するのだが、その中国を敵視する人間がこの日本にあれほど多いというのが私には理解しがたい。(それは実は日中戦争以来のことであり、自分たち、あるいは自分の父祖たちが中国に対して為した悪事を正当化したいという暗い情念が中国侮蔑、中国敵視の精神となっているのだろう、ということくらいは推測できる。)自分を生んだ親を憎むも同然ではないか。
もっとも、近親憎悪というのはありふれたものではあるのだが、それは正常なことではなく、悲しむべき事態であると思うべきだろう。
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