まず、野手のチームへの貢献度は、どれだけ塁を稼いだかである。ヒットで出塁しようが、四球で出塁しようが、価値は同じである。だが、二塁打は単打より塁一つ分価値が高いし、三塁打や本塁打も同様で、それぞれプラス2、プラス3である。(つまり本塁打は4塁打である。)また、盗塁で塁を稼ぐのも塁打一つと同じだ。打点は、他打者の出塁の有無に左右されるので、個人の成績にはしづらいが、チームへの現実的貢献という点では、貢献度は高いので、これも1点で一つの塁として計算する。つまり、自分が進んだ塁と、他走者を進めた塁の総合が、チームへの貢献度である。犠打については、0.5塁打とするのが良いが、昔の記録には犠打数が記録されていないことがあるので、今は犠打は度外視しよう。そして、これらの総合得点を打席数で割ると、1打席当たりで獲得した塁が出るわけである。これが1を越えるということは、たとえば1試合に4打席あるなら、4打席4安打か、1試合に1本塁打、あるいは、1試合に4打点という、通常の選手なら年に数へんしかない大当たりだが、実は、「生涯成績」で実際に1を越える選手も何人かいるのである。こういう選手を、神話的選手と私は呼んでいる。
これで歴代の名選手の数字を出すと、さて、最高の選手はだれか。(ただし、私がこの計算をしたのは、1998年なので、バリー・ボンズのような現代の怪物的選手は含まれていない。)
これで歴代の名選手の数字を出すと、さて、最高の選手はだれか。(ただし、私がこの計算をしたのは、1998年なので、バリー・ボンズのような現代の怪物的選手は含まれていない。)
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