第1位は、御想像通り、ベーブ・ルースで、得点は1.23である。第2位はテッド・ウィリアムスで、1.11。第3位が、意外に思われるかもしれないが、吾が日本の王貞治で1.09。第4位がタイ・カップで1.05。第5位がジョー・ディマジオで1.01。この5人だけが1を越えた超・大選手である。ただし、タイ・カップと並ぶ名選手であるホーナス・ワグナーは、記録不備のため、計算不能である。また、これは打者としての数字であるから、この数字だけで野球選手としての優劣が決まるわけではない。
ちなみに、生涯安打数ではタイ・カップを越えたピート・ローズなどは、わずか0.67であり、タイ・カップの足元にも及ばない。つまり、いくら安打数が多くても、それにかかる打席数が多いということは、その分多くアウトになっているということで、チームへの貢献度は低くなるのである。ロッド・カルーは0.729で、ローズよりはましだが、やはり上位とは大分差がある。タイ・カップと並び称されるロジャース・ホーンスビーは0.97で、わずかに1に足りないが、やはり大選手である。守備も入れた総合力ではテッド・ウィリアムス以上だと思われるウィリー・メイズは、0・95で、打者としても相当に優秀である。ハンク・アーロンは0.94でメイズに一歩劣る。ハンク・アーロンの場合も選手生活が長かったために生涯本塁打数の記録を作ったということで、1打席当たりのチームへの貢献度では、他のスーパースターに劣るわけである。その証拠に、彼は、通算本塁打数がベーブ・ルースを超えそうになるまでは、それほど有名選手ではなかったはずだ。もっとも、この計算方法で0.9を越えること自体が、超一流選手の証明ではあるのだが。
いずれにせよ、この計算式で0.7以上は、野球殿堂入りレベルの名選手だと言っていいだろう。そして、0.9以上は伝説的名選手、1以上は神話的レベルである。
ちなみに、野手の能力を、四死球の獲得も含めた出塁率の高さで測るのは、後に(私がこの文章の原型を書いたのは1998年である。)大リーグにおいて安価で効率的なチーム経営をしたあるチームについて書かれた「マネーボール」という面白い本の中に、同様の考えが書かれている。ただし、そこでは長打力が重視され、盗塁が軽視されている点で、私の考えとは異なる。確かに、盗塁は冒険的方法で、チャンスを潰すこともあるが、戦況を変える好手段だし、何より、観客を楽しませる点では、ホームランにも劣らないのである。それに、名人級の走者なら、盗塁成功率は7割から8割はあるのだから、シングルヒットを二塁打三塁打に変える盗塁をしない手は無い。まして、相手キャッチャーが弱肩ならば、盗塁を狙うのは当然だろう。
ちなみに、生涯安打数ではタイ・カップを越えたピート・ローズなどは、わずか0.67であり、タイ・カップの足元にも及ばない。つまり、いくら安打数が多くても、それにかかる打席数が多いということは、その分多くアウトになっているということで、チームへの貢献度は低くなるのである。ロッド・カルーは0.729で、ローズよりはましだが、やはり上位とは大分差がある。タイ・カップと並び称されるロジャース・ホーンスビーは0.97で、わずかに1に足りないが、やはり大選手である。守備も入れた総合力ではテッド・ウィリアムス以上だと思われるウィリー・メイズは、0・95で、打者としても相当に優秀である。ハンク・アーロンは0.94でメイズに一歩劣る。ハンク・アーロンの場合も選手生活が長かったために生涯本塁打数の記録を作ったということで、1打席当たりのチームへの貢献度では、他のスーパースターに劣るわけである。その証拠に、彼は、通算本塁打数がベーブ・ルースを超えそうになるまでは、それほど有名選手ではなかったはずだ。もっとも、この計算方法で0.9を越えること自体が、超一流選手の証明ではあるのだが。
いずれにせよ、この計算式で0.7以上は、野球殿堂入りレベルの名選手だと言っていいだろう。そして、0.9以上は伝説的名選手、1以上は神話的レベルである。
ちなみに、野手の能力を、四死球の獲得も含めた出塁率の高さで測るのは、後に(私がこの文章の原型を書いたのは1998年である。)大リーグにおいて安価で効率的なチーム経営をしたあるチームについて書かれた「マネーボール」という面白い本の中に、同様の考えが書かれている。ただし、そこでは長打力が重視され、盗塁が軽視されている点で、私の考えとは異なる。確かに、盗塁は冒険的方法で、チャンスを潰すこともあるが、戦況を変える好手段だし、何より、観客を楽しませる点では、ホームランにも劣らないのである。それに、名人級の走者なら、盗塁成功率は7割から8割はあるのだから、シングルヒットを二塁打三塁打に変える盗塁をしない手は無い。まして、相手キャッチャーが弱肩ならば、盗塁を狙うのは当然だろう。
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