https://nofia.net/?p=26719
<転載開始>
イスラエルがガザ大規模攻撃、死者326人 ハマス「停戦合意違反」
ロイター 2025/03/18
イスラエル軍は、18日未明にパレスチナ自治区ガザの数十の標的を攻撃したと発表した。
イスラム組織ハマスと1月に合意した停戦の延長交渉が膠着する中、大規模な攻撃に踏み切った。ハマスは停戦合意違反だと非難した。
パレスチナ保健当局によると、空爆で326人が死亡した。
イスラエル首相府は「ハマスが人質解放を繰り返し拒否し、ウィットコフ米大統領特使や仲介者から受け取った提案を全て拒否した」ことを受けた措置と説明。
「イスラエルは今後、軍事力を強めてハマスに対し行動する」と表明した。
ハマスはイスラエルが停戦合意を破棄したと非難する声明を出した。ガザではなお59人の人質が解放されずにいる。
米ホワイトハウスのヒューズ報道官は、今回の攻撃について、事前にイスラエルから話があったと明らかにした。その上で「ハマスは、人質を解放して停戦を延長することもできたが、拒否と戦争を選択した」と述べた。
イスラエル軍は、ハマスの戦闘指揮官や幹部、関連インフラを標的に攻撃したとし、必要な限り攻撃を継続すると表明した。攻撃は空から以外にも拡大するとし、再び地上戦を展開する可能性を示唆した。
攻撃は北部のガザ市、中南部のデイルアルバラ、ハンユニス、最南部ラファなどと広範囲に及んだ。パレスチナ保健当局者は死者の多くは子どもだったと明らかにした。
ハマス関係者によると、少なくともハマス幹部5人とその家族が殺害された。政治部門幹部のモハメド・アル・ジュマシ氏が自宅への空爆により死亡し、同氏の孫を含む家族も犠牲になった。
これまでの爆撃で被害を受けた病院には負傷者が運び込まれ、血に染まった白いビニール袋に包まれた遺体が山積みにされているのが確認された。
ガザ地区のパレスチナ人の80%が食糧不足に直面
MEM 2025/03/17
Israel,Middle East,News,Palestine80% of Palestinians in Gaza Strip face food shortage
2025年3月16日、ガザ地区のカーン・ユニス。国際ボランティア支援団体ワールド・セントラル・キッチン(WCK)が燃料危機のため薪で調理した食事を配給している。
ガザの政府メディア事務所は、ガザ地区のパレスチナ人の 80%が定期的に食料を入手できず、同地区が飢餓に見舞われていると報告した。
一方、ガザ市当局は、イスラエル軍が国境検問所を閉鎖し続けているため、エネルギー、燃料、水の供給が途絶える危険性があると警告した。
メディア事務所は日曜、援助物資の流入が停止されてから 15日が経過した現在、ガザ地区はあらゆる物資の不足に見舞われていることを確認した。
同事務所は仲介者らに対し、イスラエル占領軍による 200万人を超える人々への違法な集団懲罰を止めるよう行動するよう求めた。
3月初旬、イスラエル軍は、アメリカの無視と国際社会の沈黙の中、ガザ地区での停戦合意に違反したことを受けて、人道援助の流入を阻止するため、ガザ地区に通じるすべての検問所を閉鎖した。
占領政権は占領国としての義務を完全に無視し、不可欠なサービスや施設の運営に必要なエネルギー源や燃料の流入も阻止し、水道会社メコロットに給水を停止すると脅迫している。
市当局は、こうした恣意的な措置の継続は状況を悪化させ、市内の生活と給水に支障をきたす恐れがあると強調した。
市当局は 3月16日に発表した声明で、エネルギー供給の停止は水道や衛生施設などのサービスの運営を麻痺させる恐れがあり、占領軍の行動と攻撃により市が経験している人道的・健康上の災害を悪化させると強調した。
ガザ市当局は、占領政権がメコロット水道管の停止を脅かしており、危機はさらに悪化する恐れがあると付け加えた。
メコロット水道管は現在、同市の日常生活に必要な量の約 70%を供給している。同市当局は国際機関に対し、介入して政権に圧力をかけるよう求めた。
コメント