これは、共産党としては完全な戦術ミスである。
ここは、「はい、共産党は全体主義です。ただし、その全体主義とは、
一部の特権階級の利益だけを擁護する政治ではなく、
国民全体の幸福を最優先するという思想の意味です」と言うべきだったのである。そうすれば、一部の特権階級の利益擁護しかしない政治にうんざりしている国民に共産党を好意的に認知させることができただろう。
悪しき全体主義と良き全体主義があり、新コロ問題やワクチン問題で国民全体を縛り上げる政治こそが悪しき全体主義なのである。異論を許さない社会が危険であるのは言うまでもない。共産党は、「民主主義に則った政党」を標榜するなら、異論は認めつつ、自らの正当性(公平・公正・公共の利益)を主張すればいいだけだ。公平・公正は常に「全体的な統制」と不即不離なのであって、その点ではいかなる政体も全体主義なのだ。
(以下引用)
共産書記長、玉木氏の「全体主義」発言に不快感「対極にある党」
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© 毎日新聞 提供 共産党の小池晃書記局長
共産党の小池晃書記局長は19日の記者会見で、国民民主党と連合の政策協定で排除すべき対象とされた「全体主義」という文言を巡り、国民の玉木雄一郎代表が「共産党のことだ」と名指ししたことについて、「撤回されるべきだ」と述べて不快感を示した。次期衆院選に向けた国民との候補者調整については「(玉木氏の)対応を見守りたい」と語った。
小池氏は「日本共産党は、綱領に明記しているように民主主義と自由を何よりも大切にしている政党であり、全体主義とは対極にある政党だ」と主張。玉木氏が共産党との「選挙戦術的な調整は否定しない」と述べたことについては「候補者調整も選挙協力の一形態だが、そのことと共産党を全体主義として排除することは矛盾する」と指摘し、発言の撤回がなければ調整に入るのは困難との見方を示した。【佐藤慶】
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