このところTwitterで話題になっているんだが、料理人とか美容師とか、手に職のある人は、外国に行った方が稼げるよ、という話なんだが、美容師でも40万貰えるとか言っていたな。ホワイトカラーには、そういう話はない。日系企業で日本から駐在員を出すには、毎月一人100万かかるというんだが、バンコクで日本人のフリーターを現地採用すれば、現地人並みの給料で雇える。月10万以下だろう。サラリーマンでも技術者となれば、引く手あまた。日本が不況になって、研究開発部門でリストラされた連中が、こぞって中国に渡って、今の中国企業の基礎を作ったというのは有名な話です。Twitterで情報発信している和食の料理人が、マカオのレストランへの転職が決まったとつぶやいたところ、日本とのあまりの待遇差にネット上でちょっとした話題となった。 不況でリストラしなきゃならない時に、日本の企業は、本社の管理職を守るために、研究所を閉鎖し、高度な知識とノウハウを持ったスタッフを野に放った。本来、そういう人材は死ぬまで企業が面倒見るというのが常識で、だから、日本企業は独占的に高い技術を独占できていたのだ。それを捨て、経営陣が自分の身の保身だけに走ったから、日本企業は製品の開発力を全て、中国と韓国に奪われてしまった。 |
「ネットゲリラ」から転載。好記事である。
これを読むと、「日本人は生産性が低い」という主張をするビジネス評論家や企業人の主張が詐欺的なものだということがよく分かる。
要するに、「平均的に給与が低いから」一人当たりGDPが低いのであり、労働者が怠けたり仕事の仕方が下手なのではない。ほとんどの企業で低給与しか与えないから、必要な労働者も補充できず、むしろ被雇用者は奴隷的過重労働をさせられているというのが実情だろう。そうでなければ、高名な企業でのブラック労働環境の事実がしばしばニュースになるはずがない。
(以下引用)
これを読むと、「日本人は生産性が低い」という主張をするビジネス評論家や企業人の主張が詐欺的なものだということがよく分かる。
要するに、「平均的に給与が低いから」一人当たりGDPが低いのであり、労働者が怠けたり仕事の仕方が下手なのではない。ほとんどの企業で低給与しか与えないから、必要な労働者も補充できず、むしろ被雇用者は奴隷的過重労働をさせられているというのが実情だろう。そうでなければ、高名な企業でのブラック労働環境の事実がしばしばニュースになるはずがない。
(以下引用)
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