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徽宗皇帝のブログ

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「経済成長」とは何か
前の記事の引用文末尾だが、これを読んで疑問を持たないだろうか。

 アベノミクスの失敗によって、ただでさえ日本経済は低迷している。2021年の経済成長も、アメリカは5.7%、イギリス7.5%なのに、日本は1.7%という惨状である。体力を失った日本は“世界不況”にのみ込まれる恐れがある



新コロ状況で、アメリカやイギリスが経済成長する何の要因があったと言うのか。利益を上げたのは、せいぜいが、製薬会社とアマゾンくらいなものだろう。そうした少数の企業だけの大増益が一国の「経済成長」としてこれだけの数字になるのか。
おそらく、この数字は「政府の財政出動」によるものだろう。企業界だけ見れば、むしろ倒産企業が膨大に出たはずだ。それは「経済成長」の数字には反映されない。アマゾンが成長するとは、無数の小売店が廃業するということなのである。
で、日本がアベノミクスのために貧困化したのは言うまでもないが、日本の「経済成長」が1.7%というのは、これは政府の財政出動が少額だったこと(つまり、企業の営業停止や縮小への補助が行き渡らなかったことや貧困者援助がほとんど無かったこと)に加え、竹中らによる「中抜き」が膨大だったことを示していると思う。「中抜き」は経済成長の数字には反映されないwww
何が言いたいかと言うと、こうしたマスコミ記事は細部の言葉などにマジックがあるつもりで読むべきだ、ということである。「経済成長」と言われれば何となく分かったような気持ちになって読み飛ばすわけである。

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