「大摩邇」から転載。前半の岡氏の意見はかなり我田引水的なものなので省略。ここに引用する記事自体も斜め読みしただけだが、要するに「アメリカで女性(や弱者?)への暴力が40%増加している」という事実だけで十分だろう。そこにいろいろな理由を付けることは可能だろうが、私は「LGBT運動」というものが、「弱者への憎悪」を掻き立てていると思っている。
性的少数者もおおまかに言えば「弱者」としていいだろう。つまり、世間から「まとも」とは思われていない、軽蔑的に見られてきた人々だからだ。そして、彼ら彼女らの権利拡大の主張は、「ふつうの男性」の憎悪を掻き立てるのである。なぜなら、それは「自分たちの権利の縮小」に思えるからだ。「弱い奴が弱いというだけでなぜ甘い汁を吸えるのだ」という、暴力志向男性からは我慢ならない事態なのである。
アメリカという国は昔から「力への信仰」が強い国であり、女性ですらパワフルであることが賞賛されてきた国なのだ。(セクシーであることがアメリカで高い評価を持っているのは、それが「異性支配力」というパワーだからだ。)そういう国で「弱者の権利の拡大」が反発されないはずがない。
もちろん、私は弱者の仲間であり、弱者の権利は保護されるべきだと思っている。しかし、それを「アメリカという国」で運動としてやることは大きな社会的フラストレーションの種になる、という指摘を誰もやっていないので、ここに書いたのである。言うまでもないがこの文章は暴力肯定の文章ではなく、ただの社会戦略論だ。
たとえば環境運動のようにDSが(グレートリセットのために)後押ししている運動は、かなり保護されているのと対比してみるといい。「LGBT運動」は、さほど保護されていないと思うが、それは社会全体の「対立と争闘」自体が目的だからだろう。つまり、「こういうダメ社会だからグレートリセットが必要なのだ」という強弁材料になるわけである。
すべての世界的な社会現象や社会的事件は「グレートリセット」という補助線を引けば、真相が見えて来るのではないか。
彼らDS(その表の活動をするのがWEF)は世界的な人口削減を堂々と主張している。そして彼らがバックアップしてきた新コロ騒動で多くの人が死に、人口は明確に削減された。そして同様に彼らがバックアップしてきたウクライナ戦争でウクライナの人口は(おそらく)半減しロシアの兵士が多数死んだ。そして今、ガザの虐殺でそこに住む人々はほとんど殺されるだろう。すべて同一の路線なのである。
(以下引用)
ここからニューヨークポストの記事です。
ニューヨーク市警のデータによれば、ニューヨーク市の女性に対する重罪暴行件数は4年間で40%以上急増した
NYC felony assaults against women have soared more than 40% over four years: NYPD data
NY Post 2023/10/07
エリザベス・ゴメスさんは、ホームレスの男性を無視した後、地下鉄駅で激しい暴力を受けた。
入手した憂慮すべきニューヨーク市警のデータによると、女性に対する身体的攻撃は過去4 年間で 41%も急増しているという。
今年10月1日までに、家庭内暴力を除く重罪暴行の被害者となった女性は 2,830人となったが、わずか 4年前は 2,006人だった。
地下鉄での無作為の突き飛ばしから悪質な殴打まで、さまざまな暴行事件は、2,699人の女性が重罪の暴行被害者だった前年同期と比べて 5%増加した。
地下鉄西4番街の駅で見知らぬ男に顔面をいきなり殴られてから 3週間後、27歳の女性は「少し前は、アジア系の年寄りばかり(が暴力を受けていた)のに、今は対象が若い女性になりました」とポスト紙に語った。 「男性たちが私たち女性を嫌っているように感じます」
「彼らには安全な場所がどこにもないので、路上にいて薬物中毒になり、自分をコントロールしたいという欲求に駆られ、女性は格好の標的になります」
女性に対する軽犯罪(家庭内暴力を除く)も同期間で 8%増加し、2019年の 8,008件から 2023年には 8,668件となった。
この数は、7,734人の女性が襲撃された昨年と比べて 12%も増加しているという厄介な数字だ。
エミネ・オゾイさんは、見知らぬ男に列車に頭を押し込まれ、その後、身体が麻痺した。
全体として、 今年は全性別に対する重罪と軽犯罪の暴行が市全体でともに 6%増加している。
被害者の何人かは、女性は小柄で身長が低いために標的にされる可能性が高いことに同意する一方、より多くの犯罪者が街を徘徊できるようにする法案を可決したことや、麻薬中毒者や精神障害者に十分なサービスを提供できなかったことで市や州の政治家を非難した。
23丁目駅のホームで発狂した女性に激しく殴られた人事幹部のグラディス・チェン氏は、「外出先で精神疾患を患う人をさらに多く見かけるようになりましたが、これほどひどい状況はかつてありませんでした」と語った。彼女は殴られた際に、コンタクトレンズが目から飛び出たという。
「犯罪を犯した人々が通常必要な治療を受けられないため、攻撃が増加しています」
人事幹部のグラディス・チェンさんは、23丁目駅で狂った女性に激しく殴られ、コンタクトレンズが目から飛び出た。
市議会の広報担当者は、議員たちは最近、精神保健サービスを拡大する法案を可決し、暴力防止や被害者サービスプログラムを支援する予算の取り組みを進めたと述べた。
ここ数カ月間、ニューヨークの女性の街に対する安全感を揺るがす多数の暴行事件が発生した。その中には以下のようなものがある。
・6月18日、狂気に陥ったケマル・ライドアウト容疑者が地下鉄で人々を次々と刺し、女性 3人が脚に切り傷を負った。被害者の1人はベルビュー病院に搬送される前に止血帯が必要なほどの重傷を負った。ライドアウト容疑者(28)はほぼ 2日間警察の逮捕を逃れたが、3件の重罪で起訴された。
・8月8日、ロウアー・マンハッタンのチェンバーズ・ストリートで、見知らぬ男がニューヨーク郵便局警察署長ティナ・ムーアさんの肋骨を殴る事件が起きた。彼女は男の写真を撮り、ニューヨーク市警に渡した。警察関係者によると、この男は過去に 12回の暴行歴があり、武器所持の罪で 2025年まで仮釈放中だという。しかし彼はこの事件で逮捕されていない。
・8月30日、正気を失ったサミュエル・ユンカー容疑者は、深夜、チェンバーズ・ストリートにある地下鉄駅に既婚ネイリストのワン・シュウさんの後を追って入り込み、34歳の一児の母を線路に突き落とし、彼女の足首を骨折させた。ユンカー被告(41歳)は重傷暴行罪で起訴され、保釈金は 25万ドル(約 3700万円)に設定された。シュウさんは、二度と地下鉄に乗ることはできないかもしれないと語った。
・9月1日早朝、凶暴なノートン・ブレイクが、ハーレムの地下鉄駅で 60歳のローレル・レイノルズさんを自分の杖、ベルト、拳で 50回以上殴り、障害を負わせたという。レイノルズさんは 2週間入院している。43歳のブレイクは暴行罪で大陪審に起訴された。
・9月27日、クイーンズのセント・エルムハースト・アベニュー7番駅90番地から降りる途中、男が救急救命士のアニカさん(24歳)に「すみません」と言った後、突然地面に彼女を押し倒して顔を殴った。混雑した地下鉄の駅では誰も加害者から彼女を助けようとしなかったため、被害者は身を守るために武器を手に入れるつもりだという。
「かなり無防備だと感じました」とアニカさんは語った。「今後は、必要になった場合に備えて、ナイフや催涙スプレーをポケットなどに入れて持ち歩くことになるでしょう」
女性平等正義プロジェクトのディレクター、ジェーン・マニング氏も、暴行事件の急増は公の場での「攻撃的で明白な女性蔑視」の増加が原因だと述べた。
「右側には、女性への残虐行為を自慢していた有力な大統領候補がいる。政治的左派には、もっぱら家庭内暴力の非犯罪化を求める団体がある」と彼女は述べ、このレトリックが一部の男性に女性への攻撃を勇気づけていると付け加えた。
「この2つは密接に関係しています」と彼女は言った。
ニューヨーク市警の元巡査部長でジョン・ジェイ刑事司法大学の非常勤教授であるジョセフ・ジャカローネ氏は、加害者はしばしば最も弱い立場にある人々を餌食にしようとしていると述べた。
「犯罪者は日和見主義者であり、卑怯者であり、最も簡単な標的を探し出します。それはとても簡単なことです」と彼は述べた。
「公衆の面前に出るべきではない状態の人物なのに、特に地下鉄や路上で外出している人がたくさんいます…そしてその結果、さらに多くの犠牲者が発生しています」
しかし、女性たちは他の人の安全を守るためにオンラインで団結している。
「もしあなたがニューヨーク市に住んでいる女性なら、自分の身を守ってください」と先月チェルシーで通勤途中に見知らぬ男に突然殴られた 19歳のエリオ・ワグナーさんは TikTok 動画で涙ながらに語った。
彼女はまだ顔にあざだらけで、「このようなことがいつ起こるかわからないので、みなさんも気を付けてください」と懇願した。
コメント