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徽宗皇帝のブログ

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あ、秋。     (9.9)
沖縄は、今年の夏は西日本で一番涼しかったのではないだろうか。夏の沖縄の日差しが熱い(暑いの誤記ではない。まさしく、熱いのだ)のは当然だが、日陰に入ると、案外と涼しいのである。というのは、沖縄は小さな島だから、風が熱い空気をすぐに吹き流してくれるからである。
そして、九月に入った今では、早くも秋の気配が漂っている。朝起きたら、ほのかな寒さを感じるほどだ。もちろん、日が昇れば暑くなってくるだろうが、それでも空気が秋の空気になってきている。
今年の夏は猛暑だとかいうニュースが連日のように流されていたが、それは都市部のことである。つまり、地面を完全にコンクリートとアスファルトで覆ってホットプレート状にしてしまったことの結果であり、いわば自業自得的なものではないか。しかも、ほとんどの家やオフィスはクーラーを使い、その排気を屋外にどんどん出しているのだから、家の外が地獄の熱さになるのも当然の話である。そうした中で、クーラーを持たない貧窮家庭の人間が熱中症で死んでいくわけである。現在、都会に住む人間にとってクーラーはけっして贅沢品ではないだろう。だが、生活保護を受けている人間などがクーラーを買ったりすると、生活保護を打ち切られたりするのではないか?
都会の人間は、都会の地面の一部を土に戻し、屋上を緑化し、壁面に蔓性の植物を這わせるか、ゴーヤーかヘチマで「緑のカーテン」を作るなどして、都会をもっと自然な住環境に変えていくことを考えてはどうだろうか。もちろん、高層化された住宅が立ち並んでいては、それにも限度があるだろうが、それなら都会への人口の一極集中をやめる工夫をするべきだろう。今の時代、都会に人口を集中する意味などほとんど無いはずである。ただ、東京に文化と権力を集中しておきたい一部の人間のエゴ以外には。

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