化学工業日報
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- 2021年7月2日
興和は1日、抗寄生虫薬「イベルメクチン」を新型コロナウイルス感染症の治療薬に用いる第3相臨床試験(治験)を実施すると発表した。2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した北里大学の大村智特別名誉教授らが発見した抗生物質で、同薬の権利元の米製薬メルクはコロナ向け開発に効果の観点で後ろ向き。興和が投与量などをコロナ用に変えて治験を行い、年末までに承認申請の手続きに入りたい考えだ。
イベルメクチンの企業治験は日本では初。大村氏が興和に直接依頼し実現した。北里大、愛知医科大学、東京都医師会の協力を得て、主に軽症患者800~1000人を対象に行う。詳細な治験内容は医薬品医療機器総合機構(PMDA)と相談中で「できるだけ早く始めたい」(三輪芳弘社長)。
厚生労働省はコロナの診療手引きで、国内で入手でき適応外使用できる薬剤の一つとしてイベルメクチンを紹介。特許はすでに切れ、後発医薬品も存在する。新たな効能での承認取得には治験が必要で、北里大学病院はメルクによる適応拡大を見込んで医師主導治験を実施中だが、同社はコロナに対して効果がないと公言しているという。
このため、興和はメルク以外から治験用にイベルメクチンを調達し、企業治験を通じて有効性や安全性を検証する。実用化後の治療薬は興和が製造を担うとしている。
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