■劣化ウラン弾は「第三の核兵器」
「劣化ウラン弾は、45億年の半減期を持つ放射性物質であり、環境中にまきちらされれば、その影響は極めて広範囲に及び、長期間持続します。
また、劣化ウランのような放射能が、ひとたび環境中に拡散させられれば、汚染の除去も環境の回復も不可能であり、その被害は不可逆的なものとなります。
劣化ウランは、アルファ放射線と呼ばれる強い放射線を出し、体内に蓄積されることで、癌・白血病、先天性の奇形・異常、そしてその他、全身にわたる様々な疾病・障害を引き起こします。
特に癌・白血病や先天性の奇形・異常といった惨たらしい被害に襲われているのは、何の罪もない子供達です。
劣化ウラン弾は、その被害の持続性、不可逆性、無差別性からして、明らかな非人道兵器であり、その使用は戦争犯罪に他なりません」
引用元:
劣化ウラン弾による被害の実態と人体影響について (apc.org)
世界で禁止されている兵器を解説!化学兵器・生物兵器・劣化ウラン弾 (military-channel.site)
3つのニュースをご紹介します。
イギリス 劣化ウラン弾をウクライナに供与へ ロシアは反発
イギリス政府は、ロシアからの軍事侵攻を受けるウクライナに相手戦車の装甲を貫通する能力が高い劣化ウラン弾を供与することを明らかにしました。これに対して、ロシア側は強く反発しています。
イギリス国防省のゴールディー閣外相は20日、議会上院でウクライナに主力戦車「チャレンジャー2」とともに、劣化ウラン弾を供与することを明らかにした上で「これは、相手の戦車や装甲車を倒すのに非常に効果的だ」と述べました。
劣化ウラン弾は、鉄や鉛より密度が高く、戦車などの厚い装甲も貫く破壊力がありますが、さく裂した際に飛び散る放射性物質が人体に悪影響を及ぼす可能性があると国連機関などが指摘しています。
イギリス国防省は「イギリス陸軍は、装甲を貫通させる砲弾の標準的な成分として、劣化ウランを数十年間にわたって使用してきた。科学者による複数の独立調査で人体や環境への影響は低いと評価されている」としています。
これに対してロシアのプーチン大統領は21日、「西側は本当にロシアと戦うことを行動で決めたようだ」と強く反発した上で「西側はすでに核の要素を備えた兵器を使おうとしている」と述べました。
イギリス国防省は、劣化ウラン弾は核兵器とは何の関連もないとした上で「このことをロシアも分かっているが、誤った情報を流そうとしている」と指摘し、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」も「プーチン大統領は、欧米側のウクライナへの支援を防ぐために情報工作を強化している」としています
引用元:
放射性パニック:ロシア人のミサイルがフメリニツキーのウクライナの弾薬庫に命中し、大爆発を引き起こした–英国の劣化ウランタンク砲弾のキャッシュが破壊された–地域の大気中のガンマ線スパイク
ウクライナでのロシアに対する西側の代理戦争は、ゼレンスキーのナチス政権に供給されるますます致命的な兵器システムと弾薬につながりました。
おそらく、これらの配達の中で最も物議を醸しているのは、英国政府がウクライナに与えたチャレンジャー2戦車用の致命的な放射性砲弾です。
ロバートF.ケネディジュニアはインスタグラムにコメントしました:
「別の無謀なエスカレーションで、英国は劣化ウラン弾のウクライナへの配達を確認しました。劣化ウラン弾は禁止されるべきです。それらは衝撃で部分的に蒸発し、癌と恐ろしい先天性欠損症を引き起こすウラン粉塵で環境を汚染します。」
土曜日、ウクライナへの大規模な空襲とミサイル襲撃中に、ロシア軍は国の西部にあるフメリニツキーの弾薬庫を攻撃し、サイトで巨大な爆発を引き起こしました。
「ウクライナのソーシャルネットワークでパニック報告が広まっていることは注目に値します。フメリニツキーの弾薬庫の爆発中に、最近ストームシャドウミサイルとともにウクライナに持ち込まれた劣化ウランを含む英国の戦車弾薬の大量のバッチも破壊されました。大爆発の結果、劣化ウランの粒子がフメリニツキー地域の領土に分散する可能性があり、ユーゴスラビアとイラクの経験を考慮すると、中期的に癌の発生につながる可能性があります」
影響の結果が科学的に測定可能になるまでにそれほど時間はかかりませんでした。
フメリニツキーでガンマ線の明らかなスパイクが検出され、排出量は翌日も上昇し続け、その後も上昇レベルにとどまりました。
劣化ウランからのガンマ線がいかに少ないかを考えると、フメリニツキーでのガンマ線のこの明らかなスパイクは、破壊された劣化ウラン弾の非常に大量の備蓄があり、ウランダストを空中に上昇させたことを示しています。
比較すると、テルノポリ、フミルニク、ノバヤウシツァの町は、見かけどおりの通常の基本レベルを維持していました。これは、フメリニツキーの異常が実際にスパイクであり、フメリニツキーの備蓄に劣化ウラン弾が含まれていたという主張を裏付けていることを示しています。
英国当局はこの種の砲弾がもたらす危険性を否定したが、ユーゴスラビアとイラクでの経験は、これらの気化した劣化ウラン弾が中期的にどれほど致命的であるかを示している。
広島市がHPの「劣化ウラン弾」記述を一時削除 その背景は
広島市が、公式ホームページ(HP)に掲載していた劣化ウラン弾の危険性に関する記述を一時削除した。
ツイッターでは、5月の主要7カ国首脳会議(G7サミット)で広島を訪問する英国への配慮を疑う意見が拡散されているが、当の市は心外な様子。
事情を取材してみると、ウクライナを巡る緊迫した情勢が背景に見えてきた。
市のHPには「よくある質問と回答」というコーナーがあり、その中に「劣化ウラン弾はどういうものですか」という項目がある。劣化ウラン弾の原料が核兵器の製造や原子力発電の燃料製造で生じる放射性廃棄物であることや、非常に重く、戦車の厚い装甲を破壊するための砲弾として湾岸戦争で使用されたなどと説明していた。
引用元:
現実に「核の威嚇に晒されていた」のはウクライナではなく、ロシアの方だったわけで、破壊後に空に立ち上った「きのこ雲」は西ヨーロッパ方向に流れて行ったそうです。NATO軍は自業自得なわけですが、大気圏というのは繋がっていますから、チェルノブイリ原発事故(1986年、ウクライナ)の時と同様・・
「スプートニク・ニュースは、物理化学者で欧州放射線リスク委員会の科学幹事であるクリス・バスビー博士に、ウクライナに劣化ウラン(DU)弾薬を提供するという西側の決定が、大陸全体の生態系災害を引き起こす可能性について話を聞いた。」
参考:
ロシアに対して劣化ウラン弾という「第三の核兵器」を「威嚇」ではなく「現実使用」を目論み、返り討ちにあった戦争犯罪者ゼレンスキーが、自国軍には既に戦闘機を乗りこなせる熟練パイロットなどいないのに、高価な戦闘機の供与などの武器支援を求めて広島に直接乗り込んで来たことが、どういう文脈で岸田総理の「核兵器廃絶に向けた広島ビジョンの援護射撃」になるんだか。
日本のメディアはいつも通り、ただただDSプロパガンダメディアっぷりを今日も炸裂させていましたね。
追記:
英国からウクライナ軍へ劣化ウラン弾が供与されたという報道が3月23日になされたあと、広島市のHPの質問コーナーから一時「劣化ウラン弾」についての記述が消え、そのことをTwitter内で指摘されたあと、3月31日の日付で再度アップされたようですが、但し「劣化ウラン弾」というキーワードで質問を入れないと表示されません。
英国がウクライナに劣化ウラン弾(DU)を与え、ロシアが自国防衛という正当な理由でそれを攻撃破壊し、結果的にウクライナ領内で爆発して上空に「きのこ雲」が吹き上がり、その核の灰がロシア方向ではなく、西ヨーロッパ方向に飛散し影響がが及んでいるらしいというのは、まさに今回の戦争の構図そのもののようです。
2023年5月13日13時5分、ちょうど1週間前の出来事だったようです。
コメント