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徽宗皇帝のブログ

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ウクライナ東部・南部のロシア編入の意味
ウクライナ東部・南部4州がロシアに編入されたことで、これらの地区へのウクライナ軍による攻撃は「ロシアへの攻撃」となるわけで、事態は「特別軍事作戦」から明確な「戦争」へとフェイズ(位相)が変わるわけである。
厳しい見方をすれば、これでロシアはウクライナ軍、あるいはウクライナ内の地域への核兵器の使用もありうることになる、と言えるのではないか。それは最後の手段としても、ウクライナ軍(実質NATO軍)やその拠点地区への空爆などが激化するだろう。そして、ウクライナ軍の飛行機ではない飛行機がロシア地域を攻撃したら、その飛行機の所属国は即座にロシアの敵国となり、欧州戦争が勃発するだろう。ロシアの高性能超長距離ミサイルの出番である。欧州各国の首都の幾つかは灰塵となる可能性もある。
「欧州戦争」が明確化するかどうかは別として、これまでは「人道的見地」から一般人への被害を最小に抑えていたのが、今後はウクライナという国全体が攻撃対象になるということだ。ウクライナ東部・南部4州以外の人民にとっては恐怖だろう。もちろん東部南部が安全になったわけではないが、これまでもウクライナ軍はこの地域の住民を殺戮してきたのであるから、これからはロシアの保護がより明確になるだけマシかもしれない。

欧州各国のトップ政治家は、今後はそのロシア非難の発言が即座にロシアへの宣戦布告になる、という覚悟が必要だろう。EU国民もそういう意識を持つべきである。いや、日本も例外ではない。

(追記)今見たばかりの「田中宇の国際ニュース解説」だが、田中宇も私と同じ見方のようだ。

特殊作戦から戦争に移行するロシア
 【2022年9月21日】ロシアが4州を併合した時点で、ウクライナとロシアの和解は不可能になる。ウクライナが今後よっぽど負けて、4州をロシアに奪われた状態で良いからロシアと和解したいと言い出せば別だが、米英は今後もずっとゼレンスキーをテコ入れして和解させないだろうから、この道もない。欧州はロシア敵視を続けねばならず、欧州経済は自滅が進み、エリート支配が崩れてポピュリスト支配になって米国側から離脱し、ロシア敵視をやめていく。これがプーチンの目標の一つだろう。

(以下引用)

ロシア編入の「住民投票」96%賛成 ウクライナ4州での暫定結果


配信

毎日新聞

ロシアとウクライナの国旗=ゲッティ



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