「混沌堂主人雑記」から全文転載。
私はとうの昔にオリンピックへの関心をまったく無くしているので、(ロシアを排除して開催したロサンゼルスオリンピック以来、オリンピックはスポーツマンシップとは無縁の政治的茶番劇だと思っている。)今回のIOCの決定も、「またかよ」と思うだけで関連記事すら読んでいなかったが、下のDEEPLY JAPAN氏の丁寧で深い分析は、読む価値のある文章だった。だから転載したのである。
まあ、オリンピックそのものがもはや下衆の祭典であるとすら言える。金メダルの価値も、この「ロシア排除」によって、無くなったのではないか。つまり、どう考えても、「世界一」であるという証明はできないのだから、金メダルの意味はない。
IOCへの違法献金などは別の政治問題としても、オリンピックはもはやカネの亡者たちによる商売の祭典である。
オリンピックに参加する選手たちだって、単に自分の「商品価値」を上げるために参加しているのではないかwww おっと、それこそ、スポーツ界の常識だったかwww
(以下引用)
私はとうの昔にオリンピックへの関心をまったく無くしているので、(ロシアを排除して開催したロサンゼルスオリンピック以来、オリンピックはスポーツマンシップとは無縁の政治的茶番劇だと思っている。)今回のIOCの決定も、「またかよ」と思うだけで関連記事すら読んでいなかったが、下のDEEPLY JAPAN氏の丁寧で深い分析は、読む価値のある文章だった。だから転載したのである。
まあ、オリンピックそのものがもはや下衆の祭典であるとすら言える。金メダルの価値も、この「ロシア排除」によって、無くなったのではないか。つまり、どう考えても、「世界一」であるという証明はできないのだから、金メダルの意味はない。
IOCへの違法献金などは別の政治問題としても、オリンピックはもはやカネの亡者たちによる商売の祭典である。
オリンピックに参加する選手たちだって、単に自分の「商品価値」を上げるために参加しているのではないかwww おっと、それこそ、スポーツ界の常識だったかwww
(以下引用)
DEEPLY JAPAN より
上記文抜粋
・・・・・・・・
オリンピック雑感
書くと腹が立つばかりなので、書きたくないが、出来事としてメモしようと思う。
ロシアは2018年2月に韓国で行われるオリンピックへの参加を禁じられた。
理由は、国家的ドーピングを行っているという嫌疑。そして、
「クリーン」なアスリートは個人として参加できるが、その際には「中立」の立場で参加。チームとしての参加は認められない。個人参加が認められた人がメダルを取っても、国歌、国旗はなく、メダルはロシアのものとはならない。
つまり、チームスポーツは出られないし、個人が勝ってもロシア人が勝ったとは認めない。
さらに、この、国家的に行っているドーピングというオリンピック委員会側(というよりドーピング委員会だが)が提示している苦情は、証拠によっては固められていない。ロシアは、ドーピングをやっていた個人がいることは認めているし、処罰もしてる(つまり、他の多くの国と同様)。問題は、それ以上に、国家をあげてやってると断固言ってるWADAとそれを支持しちゃったオリンピック委員会。が、ここまで揉めて来た中で、立証できなかった。個人参加が可能な選手がいるのなら、国家的に行っていたドーピングとも反するようにも思うけどね、だしね。
その代りには、国家をあげてのドーピングだと言い放ってこの問題を作ったに等しい、元モスクワの反ドーピング委員会のドロチェンコフRodchenkovが、
「俺が次の5年でロシアのオリンピックスポーツを破壊してやる」だの、ドーピングとの闘いなんか問題じゃない、等々と発言しているテープならある。
‘I’ll destroy all Russian Olympic sports for next 5 years’ – revelations of runaway WADA informant
Published time: 4 Dec, 2017 16:04
Edited time: 4 Dec, 2017 16:54
https://www.rt.com/sport/411896-rodchenkov-wada-informant-confessions/
まぁ、なんてか、この人精神的におかしい人だと思うんだが、その人を使ってWADAがロシアの国家的ドーピングスキャンダルを作り上げて、ドイツがそれをビジュアル化した番組を制作してふりまいて、前回の夏のオリンピックは相当もめたが、参加停止まではできなかった。
が、今回は「がんばって」停止に持ち込んだといったところでしょう。多分、オリンピック委員会の中の力関係とか買収の具合とかの関係じゃないですかね(笑)。
多分、次はこの病んだ男の命の問題でしょう。現在、米国に政治的亡命みたいな恰好で保護されている模様なのだが、おそらく殺されるのではなかろうか。そして、ロシアのせいにする。
これがIOCの委員。名前をさらしておきましょう。
Mr Thomas BACH, Germany
Mr Zaiqing YU, China
Mr Juan Antonio SAMARANCH, Spain
Prof. Ugur ERDENER. Turkey
Ms Anita L. DEFRANTZ, USA
Mrs Gunilla LINDBERG, Sweden
Mr Gian-Franco KASPER, Switzerland
Mrs Angela RUGGIERO,USA
Mr Sergey BUBKA, Ukraine
Mr Ser Miang NG, Singapore
Mr Willi KALTSCHMITT LUJÁN, Guatemala
Dr Robin E. MITCHELL, Fiji
Mrs Nicole HOEVERTSZ, Aruba
Mr Denis OSWALD, Switzerland
■ 人種差別主義者の祭典
で、なんといってもひっかるのは、中立選手ならいいが、その人はロシアではない、というこの取り扱いでしょう。要するに、オリンピックからロシアという要素を消したいというものすごい強い信念が感じられる。
これはもう、人種差別でしょう。まぁ、実際ウクライナを奪取しに来た人びとの呪わしいまでのロシア嫌いがそのままオリンピックを乗っ取ったみたいな感じ。腹がたつよというより、気持ちが悪い。
差別主義者に成り下がっても、それを覆せないのは、しかしながら、オリンピック委員会だけではなくて、私たちも同様。
ふと想像してみるに、80年代、いや90年代前半ぐらいだったら、今回のようなことがあって、有力なロシア人選手とライバルだった選手が、オリンピックで自分が勝った時に、XX選手抜きでは本当の競争とはいえない、どこかで戦えることを楽しみにしてる、みたいなことを言う人がいたんじゃないかと思う。そして、それを伝えられるメディアがあっただろうと思える。なにかこんなことがあったような記憶も実際ある。
しかし、多分、今回、こんなことを言う選手も国家も現れないのでは?
なぜなら、オリンピック委員会またはその関係者からの仕返しが怖いから。当該国のオリンピック委員会の人も、君の個人の信念でそんなことを言ってもらっては困るよ、みんなの迷惑だ、とか言い出すでしょう。
ここにあるのは、正義や公正、真実よりも、「上」の判断の方が大事だという集団的メンタリティー。
つまり私たちはここ何十年かで、相当に圧迫的な世界に住むようになったんだな、ってこと。
■ 民意など関係ない
さらに状況は悪い。たいていのことなら、人々がそんなもの見ない、関心をもたない、批判的になる、ということによって、これではダメだと組織委員会などへのメスが入るきっかけが生まれる。
しかし、オリンピックの放映は、NHKやBBCとその子分(ABC、CBC)のような、視聴率に関係のない事実上国営の放送局によって行われる国が非常に多い。
つまり、各国民がどう考えようがすでにどうでもいい仕様ができている。
と考えてくると、ほとんど絶望的な組織になっているんだなといった感じ。
そういえば、日本の東京オリンピックも、贈賄があったと言われていても何の変化もないですね。そんなことはもうどうでもいいって感じでしょう。単に政治的に何かあれば使うかもよ、という調子か。
で、これがオリンピックのパートナーとかいうタイトルの、要するにスポンサー。尊敬できる会社もないしね。
■ 見ない、言わない、関係しない
でまぁ、もう個人的には、ひと昔前までは熱心に見ていたけど、最近は、この組織と放映の姿勢が気にいらないから、あまり興味を持っていなかったので、今後も引き続き、見ない、言わない、関係しない、って感じですね。
あと、そもそもドーピング問題というのはここまで騒ぐほどの問題なんだろうかというのもある。だって、ドーピングしたからといってジャンプができるようになるわけでもないし、回転がうまくなるわけでもないでしょう。多少の効用はあったとしても、全体としてみれば、選手の日々の鍛錬を超えるようなものではないでしょう。つまり、選手を作るための決定要因ではないということ。
だから、なんでこんなに騒いだのかがまったく理解できない。というか、だからこそ騒いでいるんでしょうね。あほらしい話。
つまり、各国民が全然考えない人になっている、というのも非常に大きい。
■ 北朝鮮は参加しない
そういえば、数日前に、北朝鮮は参加しないと言っていた。
で、思えば、アメリカと韓国は史上最大の演習みたいなことをやり続けて、せっせと北朝鮮を挑発する中、在韓米軍の配偶者と子どもをアメリカに連れ戻せという声が米の国会から上がる中、一体誰が韓国を訪れる気になるんだろうというのも、よく考えると相当に疑問。
平昌五輪、チケット販売不振 10万人動員計画も 韓国
http://www.asahi.com/articles/ASKD142RJKD1UTQP00Q.html
そりゃそうなるでしょう。一般の韓国人には気の毒な言い方だけど、戦争の危険性のある人種差別主義者の祭典なんかに誰が行くんだよといったところ。
■ オマケ
まったく予期していなかったが、7時のニュースの中で、スケートの宮原選手が、
すべての人にオリンピックに参加してほしい、ですが、私としては自分の競技に集中しています、とかなんとか言っていた。
前半を言えたことが、大変立派だと思った。
差別主義者のヘドロの中で、なにもあなたたちがドブネズミになる必要はないんです。気持ちをしっかり持って頑張ってください。あなたのパフォーマンスが誰かに光を投げかけることになるかもしれないんですから。人はアートを通じて、善きものがそこにあるのをみたいのだと思う。
・・・・・・・・
・・・・・・・・
抜粋終わり
同感。
ていうかプーチンは、もう五輪が一度終わるべき腐敗の塊になっていると認識しているのだろう。
スポーツ栄えて、病人増える・・・
お読みくださりありがとうございます。
上記文抜粋
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オリンピック雑感
書くと腹が立つばかりなので、書きたくないが、出来事としてメモしようと思う。
ロシアは2018年2月に韓国で行われるオリンピックへの参加を禁じられた。
理由は、国家的ドーピングを行っているという嫌疑。そして、
「クリーン」なアスリートは個人として参加できるが、その際には「中立」の立場で参加。チームとしての参加は認められない。個人参加が認められた人がメダルを取っても、国歌、国旗はなく、メダルはロシアのものとはならない。
つまり、チームスポーツは出られないし、個人が勝ってもロシア人が勝ったとは認めない。
さらに、この、国家的に行っているドーピングというオリンピック委員会側(というよりドーピング委員会だが)が提示している苦情は、証拠によっては固められていない。ロシアは、ドーピングをやっていた個人がいることは認めているし、処罰もしてる(つまり、他の多くの国と同様)。問題は、それ以上に、国家をあげてやってると断固言ってるWADAとそれを支持しちゃったオリンピック委員会。が、ここまで揉めて来た中で、立証できなかった。個人参加が可能な選手がいるのなら、国家的に行っていたドーピングとも反するようにも思うけどね、だしね。
その代りには、国家をあげてのドーピングだと言い放ってこの問題を作ったに等しい、元モスクワの反ドーピング委員会のドロチェンコフRodchenkovが、
「俺が次の5年でロシアのオリンピックスポーツを破壊してやる」だの、ドーピングとの闘いなんか問題じゃない、等々と発言しているテープならある。
‘I’ll destroy all Russian Olympic sports for next 5 years’ – revelations of runaway WADA informant
Published time: 4 Dec, 2017 16:04
Edited time: 4 Dec, 2017 16:54
https://www.rt.com/sport/411896-rodchenkov-wada-informant-confessions/
まぁ、なんてか、この人精神的におかしい人だと思うんだが、その人を使ってWADAがロシアの国家的ドーピングスキャンダルを作り上げて、ドイツがそれをビジュアル化した番組を制作してふりまいて、前回の夏のオリンピックは相当もめたが、参加停止まではできなかった。
が、今回は「がんばって」停止に持ち込んだといったところでしょう。多分、オリンピック委員会の中の力関係とか買収の具合とかの関係じゃないですかね(笑)。
多分、次はこの病んだ男の命の問題でしょう。現在、米国に政治的亡命みたいな恰好で保護されている模様なのだが、おそらく殺されるのではなかろうか。そして、ロシアのせいにする。
これがIOCの委員。名前をさらしておきましょう。
Mr Thomas BACH, Germany
Mr Zaiqing YU, China
Mr Juan Antonio SAMARANCH, Spain
Prof. Ugur ERDENER. Turkey
Ms Anita L. DEFRANTZ, USA
Mrs Gunilla LINDBERG, Sweden
Mr Gian-Franco KASPER, Switzerland
Mrs Angela RUGGIERO,USA
Mr Sergey BUBKA, Ukraine
Mr Ser Miang NG, Singapore
Mr Willi KALTSCHMITT LUJÁN, Guatemala
Dr Robin E. MITCHELL, Fiji
Mrs Nicole HOEVERTSZ, Aruba
Mr Denis OSWALD, Switzerland
■ 人種差別主義者の祭典
で、なんといってもひっかるのは、中立選手ならいいが、その人はロシアではない、というこの取り扱いでしょう。要するに、オリンピックからロシアという要素を消したいというものすごい強い信念が感じられる。
これはもう、人種差別でしょう。まぁ、実際ウクライナを奪取しに来た人びとの呪わしいまでのロシア嫌いがそのままオリンピックを乗っ取ったみたいな感じ。腹がたつよというより、気持ちが悪い。
差別主義者に成り下がっても、それを覆せないのは、しかしながら、オリンピック委員会だけではなくて、私たちも同様。
ふと想像してみるに、80年代、いや90年代前半ぐらいだったら、今回のようなことがあって、有力なロシア人選手とライバルだった選手が、オリンピックで自分が勝った時に、XX選手抜きでは本当の競争とはいえない、どこかで戦えることを楽しみにしてる、みたいなことを言う人がいたんじゃないかと思う。そして、それを伝えられるメディアがあっただろうと思える。なにかこんなことがあったような記憶も実際ある。
しかし、多分、今回、こんなことを言う選手も国家も現れないのでは?
なぜなら、オリンピック委員会またはその関係者からの仕返しが怖いから。当該国のオリンピック委員会の人も、君の個人の信念でそんなことを言ってもらっては困るよ、みんなの迷惑だ、とか言い出すでしょう。
ここにあるのは、正義や公正、真実よりも、「上」の判断の方が大事だという集団的メンタリティー。
つまり私たちはここ何十年かで、相当に圧迫的な世界に住むようになったんだな、ってこと。
■ 民意など関係ない
さらに状況は悪い。たいていのことなら、人々がそんなもの見ない、関心をもたない、批判的になる、ということによって、これではダメだと組織委員会などへのメスが入るきっかけが生まれる。
しかし、オリンピックの放映は、NHKやBBCとその子分(ABC、CBC)のような、視聴率に関係のない事実上国営の放送局によって行われる国が非常に多い。
つまり、各国民がどう考えようがすでにどうでもいい仕様ができている。
と考えてくると、ほとんど絶望的な組織になっているんだなといった感じ。
そういえば、日本の東京オリンピックも、贈賄があったと言われていても何の変化もないですね。そんなことはもうどうでもいいって感じでしょう。単に政治的に何かあれば使うかもよ、という調子か。
で、これがオリンピックのパートナーとかいうタイトルの、要するにスポンサー。尊敬できる会社もないしね。
■ 見ない、言わない、関係しない
でまぁ、もう個人的には、ひと昔前までは熱心に見ていたけど、最近は、この組織と放映の姿勢が気にいらないから、あまり興味を持っていなかったので、今後も引き続き、見ない、言わない、関係しない、って感じですね。
あと、そもそもドーピング問題というのはここまで騒ぐほどの問題なんだろうかというのもある。だって、ドーピングしたからといってジャンプができるようになるわけでもないし、回転がうまくなるわけでもないでしょう。多少の効用はあったとしても、全体としてみれば、選手の日々の鍛錬を超えるようなものではないでしょう。つまり、選手を作るための決定要因ではないということ。
だから、なんでこんなに騒いだのかがまったく理解できない。というか、だからこそ騒いでいるんでしょうね。あほらしい話。
つまり、各国民が全然考えない人になっている、というのも非常に大きい。
■ 北朝鮮は参加しない
そういえば、数日前に、北朝鮮は参加しないと言っていた。
で、思えば、アメリカと韓国は史上最大の演習みたいなことをやり続けて、せっせと北朝鮮を挑発する中、在韓米軍の配偶者と子どもをアメリカに連れ戻せという声が米の国会から上がる中、一体誰が韓国を訪れる気になるんだろうというのも、よく考えると相当に疑問。
平昌五輪、チケット販売不振 10万人動員計画も 韓国
http://www.asahi.com/articles/ASKD142RJKD1UTQP00Q.html
そりゃそうなるでしょう。一般の韓国人には気の毒な言い方だけど、戦争の危険性のある人種差別主義者の祭典なんかに誰が行くんだよといったところ。
■ オマケ
まったく予期していなかったが、7時のニュースの中で、スケートの宮原選手が、
すべての人にオリンピックに参加してほしい、ですが、私としては自分の競技に集中しています、とかなんとか言っていた。
前半を言えたことが、大変立派だと思った。
差別主義者のヘドロの中で、なにもあなたたちがドブネズミになる必要はないんです。気持ちをしっかり持って頑張ってください。あなたのパフォーマンスが誰かに光を投げかけることになるかもしれないんですから。人はアートを通じて、善きものがそこにあるのをみたいのだと思う。
・・・・・・・・
・・・・・・・・
抜粋終わり
同感。
ていうかプーチンは、もう五輪が一度終わるべき腐敗の塊になっていると認識しているのだろう。
スポーツ栄えて、病人増える・・・
お読みくださりありがとうございます。
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