徽宗皇帝のブログ

岡村発言の馬鹿さ加減はどうでもいいが、馬鹿正直そのものの発言であり、それが現在のコロナ問題の最大の問題点をあぶり出している点では、ある意味社会貢献度があるとも言える出来事かもしれない。
ソ連解体時には、大学教授がタクシー運転手や肉体労働者になり、女性の半数近く（だったと思う）が売春婦になったらしい。そこまでは行かなくても、コロナによる経済的破綻から、最後の生計手段として売春を行う女性は膨大な数に上るだろう。
まあ、「売春の何が悪い」というのもひとつの考え（最近は「セックスワーカー」というカタカナ語の誤魔化し言葉もある。）だろうが、好き好んでやる女性はあまりいないと思う。まあ、街路に立って（歩いて）、道行く男（それ自体が滅多にいないわけだが）の中から好みの相手を選んで交渉するなら、事前事後にカネを貰っても、それは当の女性の勝手だろう。問題はその背後にヤクザなどがいたりする場合（あるいはソープランドや遊郭などに勤める場合）で、そうなると客を選ぶこともできない。これは一種の地獄だろう。
私が最初から、コロナ問題は病死よりも経済死の方が大きな問題だ、と言ってきたのは、そういうことだ。まあ、生きてさえいれればどんな状態でも死ぬよりはマシだ、というのもひとつの考えであり、主観の相違である。私は、生きているより死んだほうがマシだという生はたくさんある、という考えである。もちろん、そういう悲惨の中でも生き続けて偉大な仕事をした人は凄いと尊敬する。正岡子規や中江兆民などがそれである。

（以下引用）


April 28, 202012:07