玉城デニー知事は4日、記者会見を開き、国が新型コロナウイルスの緊急事態宣言地域に優先配分する意向の英アストラゼネカ製ワクチンについて「ニーズがない」として国の打診を断ったと明らかにした。


 知事によると、河野太郎行政改革担当相からアストラ製ワクチンの優先配分を希望するか、問い合わせがあったという。


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 希望しなかった理由について、知事は(1)アストラ製は接種の間隔が8週間で、3~4週間のファイザー製やモデルナ製よりも接種完了が遅くなる可能性がある(2)対象が原則40歳以上のため、接種会場での運用が複雑になる恐れがある(3)職域接種を希望する県内企業からアストラ製の希望がない-を挙げた。


 アストラ製は...