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徽宗皇帝のブログ

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中国は「覇道」ではなく「王道」を歩むか
「混沌堂主人雑記(旧題)」から転載。
現在の世界と今後の進展をかなり正確に見た好記事だと思う。私の考えもまったく同じである。これからは中国とロシアが世界をリードする(これを「覇権国」と呼ぶ田中宇的な言い方を私は好まない。「覇権」という「権利」など存在しないからだ。存在するのは、「力」である。)ということはこのブログでも何度も書いており、日本はそのグループに入る努力をすべきだとも何度も書いてきた。アメリカの奴隷であることには(これまでもほとんどデメリットばかりだったが)今後、何のメリットも無くなるだろう。
要するに、バイキングという海賊の末裔である(嘘と暴力で世界を侵略してきた)英米国家と中国は文明的に精神性が違うのである。印刷術の発明で西洋が文明化されてから実はまだ数世紀しか経っていないと言える。それまでは宗教と迷信で無知蒙昧な国民を支配する魔術文明だったのである。

(以下引用)

2021 - 10/19 [Tue] - 11:27

日本を守るのに右も左も無い より

上記文抜粋
・・・・・・・・・・・・・
【世界の力を読み解く】~中国の力の基盤は架空経済から実物経済への転換~
前回記事“リンク”では中国はすでに欧米に負けない強国になっており、その国力をより確かにするための習近平の狙いについて紹介してきました。
先日アメリカが中国包囲網として、イギリスやオーストラリアと軍事協定(AUKUS)を結びました。それに対して中国はその翌日にTPP加盟申請をしました。この動きは明らかに諸外国を敬遠したものです。
今回は中国がここまで強気の姿勢に出ることのできる力の基盤は何なのかを考えていきたいと思います。

〇製造業の発展

これまでのネット利用のサービス業に偏重から、習近平は製造業・ものづくりの技術開発の振興に力を入れています。日本のメディアだけを見ていると中国がものづくりに強いイメージがないかもしれませんが、実際には製造業の分野で中国はすでに日本を抜いています。
外国優良企業の買収も積極的に進めており、欧州諸国の企業も買収されています。


〇中東への進出と石油利権の獲得

米軍が撤退したアフガニスタンは一例ですが、中東において米国の覇権が確実に低下しています。
アフガニスタンやイラク、中央アジア諸国など、ユーラシア大陸のあちこちで、中国とロシアが存在感を強めています。
中東と言えば石油利権やヘロインの栽培など金融勢力の資金源が多く存在していました。しかし、現在では世界最大級の埋蔵量を持つイラクの石油利権は「温暖化問題」の影響もあり、欧米企業が手放し中国が安く買い取っています。そもそもコロナ騒動と同様で温暖化問題も同様の構造を持つ騙し“リンク”であり近い将来石油を資源としても問題ないという時代が来るでしょう。
そうなったときには既に世界の石油利権は欧米から中国やロシアに確実に移行しているでしょう。

〇習近平の政策を実現する中国人の強み

分かり易く日本人と比較してみると、日本人は70年代に豊かさを実現して以降は、私権獲得の意欲と合わせて活力は衰弱していく一方です。それに対して中国人においては既に日本同様に豊かさを実現しているにも関わらず、私権獲得のための意欲は衰えは見えません。
元々中国は長い歴史から見ても商売力を基盤にして拡大してきた国であり多くの国民が根っからの商売人という国民性が私権獲得意欲の根源であることは容易に想像できます。
また、領土争いも絶え間なく行われていたこともあり、日本人のように地元のような、ある土地に執着するようなこともなく、商売の可能性があれば我先にと外国へも躊躇なく移転していく行動力も特徴の一つだと考えられます。
習近平の政策は前述のような国民性を上手く利用して政策を打ち出していると言えます。
それと合わせて、国内の大企業への管理を強めるといった国内政策が、米国市場からの撤退に繋がっているといった対外国政策へ直結しているように“国内政策=対外国政策”が基本戦略であるとこは、日本とは大きく違う所でありそれも中国の強みでしょう。

◆この先に中国が目指すものは?今後のなにがあっても生き残る力の獲得

バブル経済(架空経済)をつぶしたて実物経済への転換、ネット技術からの製造業の強化、中東の資源(石油)といった仮想世界ではなく現実世界で必要とされるものを獲得し基盤固めに入っていることが分かります。
それは中国に限った話ではなく、中国同様に世界の覇権国になりつつあるロシアにおいても同様で、実物経済を主体とした上で、科学力や諜報力、資源の確保に力を入れておりまさに現実の力を基盤に存在感を高めています。“リンク”
中国の欧米諸国に対する攻撃戦略も一貫しており、コロナや恒大集団の倒産のように中国発で問題が発生し、中国が自滅すると見せかけて実は大ダメージを受けるのは欧米諸国という構図が基本戦略となっています。
今回記事でも事例に出した温暖化だけでなく、最近の資源不足による停電問題(実際は資源の十分な蓄えはあるが、わざと生産性を落として世界的なインフレ誘導⇒中央銀行潰し)、軍事協定(AUKUS)とTPP加盟騒動も同様な方向に向かっていくことでしょう。
こうした攻撃戦略を主戦としているのは、世界での共認を図るうえで必要な手順であると中国は考えていると思われます。これまでの覇者であった欧米諸国のような自分たちが有利になる理不尽なルールを作って一方的に相手を潰すような方法では、いつかは衰退することが見えているからこその戦略なのではないでしょうか。

★今後の注目点としては、

・中国とロシアの現状を重ね合わせてみると旧勢力の駆逐というのは共通の目的であることはわかりますが、その先に見据えている世界では両国がどのような関係を目指しているのか?
・恒大集団の倒産が引き延ばされていますが、何か金貸し勢力(反中国勢力)との攻防が行われているのか?
どのような結果であるにせよ今後の世界動向を掴むうえでは中国、ロシアの動向が重要になっていく事は間違えないでしょう。

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