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徽宗皇帝のブログ

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孔徳秋水氏の「脱炭素」運動批判
「バカ国民帝国日本の滅亡(以下略)」から転載。
長くて記事内の引用記事も多いので前半のみ。
「混沌堂主人」のブログで久しぶりに記事(下の引用とは別記事)を読んで、まだこのサイト(ブログ)が存在していたことを知った。まあ、パソコンを新調した時に、「お気に入り」の引っ越しから抜けていたようで、久しぶりに読んだが、相変わらず鋭い内容だ。暴言すれすれだが面白い発言が多い。「自由化」「規制緩和」には反対のようだが、かと言って社会主義にも反対のようで、ではどういう政府にしろというのか、そういう建設的な意見はこのブログではあまり読んだ記憶は(もちろん、読んだ限りの話だが)無い。とりあえず、ここに書かれた内容に関しては、「脱炭素」批判は、私もまったく同意見である。

(以下引用)

2021-10-14 10:17:36
テーマ:

「脱炭素」不況が深刻化している。(とくに、中国…)


 


まあ、自分たちが支持した政策なんだから、その代償を払うのは当然のことである。


 


もっとも、ロシアがパイプラインを絞めているという事情もあるが、それでも…


 


「脱炭素」なんだろ?


 


ロシアとしては「温暖化ウェルカム」だろうから、欧州とはたぶんソリが合わないだろう。


 


 


⇒ 情報BOX:欧州の家庭が大幅なエネルギー料金上昇に直面する背景


 


[ロンドン 8日 ロイター] - 世界的に電力と天然ガスの卸売価格が跳ね上がった影響で、欧州全土の家庭はこの冬、エネルギー料金の大幅な上昇に直面する。消費者団体は、域内で最も生活基盤が脆弱な人々は燃料不足に見舞われかねないと警告している。


 


( ̄ 。 ̄*) 「脱炭素」は格差拡大政策だからね~


 


◎価格高騰の理由


 


ガス在庫の少なさや、


欧州連合(EU)の排出枠の高値推移


アジアからの引き合いの強まりに伴い液化天然ガス(LNG)タンカーの輸送量が低水準になっていること、


ロシアからのガス供給が通常より細っていること、


再生可能エネルギーによる発電量の低迷、


インフラの稼働休止


 


といったさまざまな要因が重なり、価格がうなぎ上りになっている。


 


欧州の天然ガス卸売市場の指標であるTTF先物価格は


1月以降の上昇率が400%を超え、


ドイツとフランスの標準的な電力料金は2倍以上に上がった。


 


◎いつまで続くか


 


欧州の暖房需要期は通常10月に始まる。


一部のサプライヤーがより多くのガスを届けると約束しているが、


卸売価格は年内を通じて大きく下がるとは予想されていない。


多くのアナリストは、来年も高止まりが続くと想定している。


 


最大の欧州向けガス供給者であるロシアはこのほど、


同国とドイツを結ぶ海底ガスパイプライン「ノルドストリーム2」が承認されれば、


欧州のガス価格高騰に歯止めがかかってもおかしくないとの見方を示した。


 


◎小売価格が上がるわけ


 


多くのエネルギー供給企業は最近数カ月で小売料金引き上げを発表し、卸売価格の上昇コストを消費者に転嫁している。


卸売価格は小売料金の大半を占める


例えば英国で消費者が支払う電力・ガス料金のうち、卸売価格のコストは40%に達する。


だから卸売価格が大きく上昇すると、供給企業は小売料金を引き上げる事態になり得る。


供給企業は卸売市場で、当日もしくは1日後、数カ月後、あるいは何シーズンも先の受け渡しとなるエネルギーを随時購入できる。


その中で価格がいつ割安化するのかを予測し、需要に見合う適切な量を買わなければならない。


もし十分な量を確保していなければ、比較的高値の局面で購入量を拡大せざるを得なくなるかもしれない。


今年は夏の間ずっと価格が上がり続けていた。


 


(--) 「脱炭素」のせいで、エネルギー関連への投資は避けられ、供給不足。


 


当局は言い逃れをするが、主要因が「脱炭素」政策で、他が副次的要因であることは明らかだ。


 


そのせいか、市場介入も、まったく「やる気なし」!!


 


人民を見殺しにする気満々…じゃあないのかね?


 


 


◎市場に誰か介入が可能か


EU欧州委員会のシムソン委員(エネルギー担当)は、近くEUのガス市場の全面改革案を提示すると話している。


スペインが提案した1つの考えは、EUが4億5000万人の消費者を抱える単一市場としての購買力を生かし、共同でガスを調達して戦略的な備蓄を積み立てるという計画。ただ具体的な仕組みはほとんどが不明だ。


一部の欧州諸国は、この冬に家庭が強いられる負担を軽減するため、補助金や価格上限制、エネルギー企業に対する消費者への利益還元要求といった対策を既に講じている。


 


暖房燃料をガスに依存している英国の場合、2019年に標準的な電力・ガス料金に上限を設ける措置を導入。


当時のメイ首相が「ぼったくり」と呼んだ法外な値上げを阻止するのが狙いだった。


もっとも英ガス電力市場監督局(Ofgem)は、家庭向けの最も標準的なエネルギー料金の上限を今月から12-13%引き上げると発表。


8日には、来年4月にもまた上限が「相当程度」上がるとの見通しを示した。


 


英国では、エネルギー供給企業を支えるための「受け皿銀行」創設や公的融資、家庭の負担を減らすための特別な税制といった形の政府介入も提案されている。ただムーディーズ・インベスターズ・サービスは、これらの提案がどのように実行されるか、そして業界にどう影響するかは不透明だとくぎを刺した。


 


((-"-;) そして、トドメが「自由化」だ。


 


日本でもやってるよな~。これが「格差拡大」の最大の要因。


 


◎消費者にできること


英国ではエネルギー市場が自由化されてきたため、消費者にとって供給会社の選択肢の豊富さは世界屈指だ。


その半面、現在40社前後がひしめく市場で、より小規模な企業は価格高騰に応じて卸売市場を通じて購入した電力をヘッジするための資金が少ない。合計で市場の6%、170万人強の顧客にサービスを提供している9社は9月初め以降、取引を中止している。


 


消費者は普段であれば、より料金が安い供給企業へ自由に乗り換えることができる。だが消費者団体によると、小規模企業が破綻し、割安な契約を利用できなくなっている以上、上限制度の対象となる標準的な料金が今は最低水準の部類になった。


Ofgemなどの規制当局は消費者に対して、もしも料金支払いに苦しんでいるなら、供給会社に連絡していつどのぐらい払えるかを伝えるよう促している。


より性能の良い断熱材やエネルギー効率の高い照明器具、スマートメーターといった省エネ手段の活用も推奨されているものの、初期投資費用がかかってしまう。むしろ夏場にエネルギー消費自体を減らす方がずっと安上がりだ。


 


(°д°)ノ 消費者には「選択の自由がある」と、「よいこと」のように言うけど…


 


過剰競争で企業は収益が落ち、したがって、そのしわ寄せが賃金に来る。


 


消費者によって、労働者が食い物にされている。


 


そういう「共食い」政策、すなわち「自由化」、「規制緩和」をやってきたのが政府であるし、


 


やらせてきたのが国民なのだ。


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