特にtanuki氏の「人力と動作の間に完全にコンピューターが入っていて、誤動作を人力で制御できない」という指摘は、自動車だけに限らず、現代のあらゆる場面でコンピューターがこれから大災害を引き起こす可能性があることを意味し、氏が言うように、まさに「ストレンジラブ博士はコンピューターの中にある」と言える。キューブリックは、「2001年宇宙の旅」でもコンピューターの反乱を描いている。現代人は機械への異常な愛(人間や自然の軽視)で滅びるか。
(以下引用)
プリウスタクシー暴走事故「ブレーキは正常に作動していた」運転手に有罪判決 南ア市 2010年
https://maguro.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1395256658/
11月8日朝の9時台に山梨県南アルプス市の国道52号線で、タクシーと軽自動車の衝突箏故がありました。
タクシーはプリウス車で、タクシー運転手は次のように証言しています。
「ハイブリッドのブリウスが、電気モーターからガソリンエンジンに切り替わったとたん、急加速してしまい衝突してしまった。
ブリウスは走行距離5千キロしか走っていない」。
つまり運転ミスではなく自動車自体に欠陥があると彼は主張しているのです。
この証言にウソがないなら事故原因は電磁干渉によるものと考えられます。
昔の車はアクセルペダルからエンジンのスロットルまでちゃんとホントのワイヤーで機械的につながっていた。踏んだとおりにスロットルが開く。
ブレーキは油圧式だがデカいシリンダがブレーキペダルの向こう側にあってちゃんと踏んだ踏力通りにブレーキポッドからパッドに力が伝わった。
変速装置もマニュアルならフロアのレバーがちゃんとミッション装置の歯車を動かしたし、クラッチペダルも踏んだとおりにクラッチを切り離す。
全部機械的にダイレクトに人間の操作とつながっていたんですな。
だから間違った操作をしても、それをキャンセルするように「力」を入れればその通り車が動く。ブレーキを強く踏めば、強くブレーキが効いたわけです。
ところがブレーキバイワイヤなんていうと大体、自転車みたいにワイヤーで引っ張るのかと思ってる人が多いんだが、このワイヤーは「電線(信号線)」
最近の車はどんどん操作が、電気信号化されている。
この場合、ブレーキを踏んだ踏力は信号として車載コンピュータに伝えられ、コンピュータが走行条件に合わせてブレーキパッドがローターを締め付ける力をコントロールする。人間の操作は全部一旦コンピュータが受けて、コンピュータが改めてエンジンなりミッションなりブレーキなりに指令を出して操作する。
どんば時にも間にコンピュータが介在しているわけです。
とくにそれが顕著なのがハイブリッド車。
燃費を細かくコントロールするために、スロットル・ブレーキ・ミッションを細かく諸条件に合わせて人間の操作とは関係なく、「勝手に」制御している。だから、なんとなく違和感というのは介在したコンピュータが、ドライバーとの意思を無視して制御している部分があるからです。
で、その制御自体はプログラムされた諸条件に合わせて行われているが、何らかの開発時想定外の操作や条件が発生してしまうと、異常な動作を行うわけです。
それは案外単純な条件でも発生し、まあ要するにどんな精巧に作られたプログラムにもバグが存在するということです。
さて、次から次へとプリウスが方々で事故ってるのは、結局人間の操作にコンピュータが介在していることに起因しているわけです。
コンピュータがアシストする程度ならヒューマンエラーをなくすという部分も大きいが、完全に車の動作への指令権を人間から奪ってしまうと、一旦暴走すると人間にはこれを止める手段がない。
実はこの問題、プリウスだけではなく、件のボーイング737も、いやあらゆる社会の局面で起こっていることです。
このままコンピュータ化が進むと、何かのバグで社会が滅ぶということも十分あり得るんじゃないですかね。
現代のストレンジラブ博士はコンピュータの中におるわけです。
以前はマットが挟まったとか言ってごまかしてきたけど、
これって海外では 大きな手現象 (Big Hand Syndrome)って有名
BIG HAND症候群…大きな手で車の後ろから押されているかの如く、勝手に急加速する現象
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/car/1557967894/