「悪の論理」の内容紹介の前に、今読んだばかりの「賀茂川耕助のブログ」の記事中の一節を紹介する。赤字にした部分が、今まさに日本で進行しつつある(一部は既に現実化した)社会である。
(以下引用)赤字部分の前半は「小泉改革」以降の日本の姿であり、太字部分が、これから現実化する日本社会である。
(以下引用)赤字部分の前半は「小泉改革」以降の日本の姿であり、太字部分が、これから現実化する日本社会である。
– リチャード・バーネット、「介入と革命」 (1972年) {41}
米国の指導者たちは、新興国における(1)競合する生産形態(社会主義、集団主義、共同体主義)の出現、(2)競合する資本形態(繁栄する自立した資本主義経済、またはその混合)を抑圧することに成功してきた。そして、すべての資本主義国においてはFTAAとGATSによって、警察と軍隊を除くすべての公共部門のサービスの抑圧に成功してきた。そのゴールはヨーロッパや北米を含む全世界を第三世界化することであり、公共部門のサービスもなく、労働組合もなく、繁栄もなく、識字率の高い効果的に組織化され、右肩上がりを期待する労働者階級もなく、年金基金や環境保護、消費者保護、職業保護、医療制度など、利益率を低下させるような我慢ならないものがない、資本が最高の支配者となる世界である。
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