「混沌堂主人雑記」から転載。
新設大学などの「教育利権」を淵源から解説していて、有益である。まあ、地方衰退は東京一極集中(要するに東京しか眼中に無い政治家・官僚・マスコミの行動パターン)政治の結果だと見るべきで、それはアベノミクスのはるか前、高度成長時代からゆるやかに地方を浸食してきたものだろうから、安倍政治にすべての罪を押し付けるのはどうかと思うし、大学新設が地方を衰退させた、という結びつけも強引だと思うが、新設大学に投入するカネは、本当ならもっと有意義なところに使うべきカネだった、とは思う。母子家庭や貧困家庭に援助するだけでも「人々の幸福に寄与した」という意義はある。加計グループなどに与えたカネは金持ちを潤した意味しかない。
明らかに不幸な人間からカネを奪って、裕福な人間の財布をもっと膨らます、というのが小泉内閣以降の自民党政治であり、それを変えようとした社会的な波が民主党政権誕生だったのだが、それも見事に潰された。その責任の大半は国民自身にあると思う。
要するに、「自分も利権階級の末端に連なっている」と考える小市民は、社会の搾取構造を本気で変える行動に協力はしない、ということである。その結果、今日、飢えて死ぬ子供は明日には自分の子供や孫の姿になっていくのである。
自らは貴族でありながら、アメリカ独立革命とフランス革命の二つの革命で民衆の側に立って戦ったラ・ファイエットのような人物が日本の「上級国民」の中からも出てこないものだろうか。
(以下引用)
福田元昭の「桜の木になろう」 より
上記文抜粋
・・・・・・・・・
660.加計学園的な地方財政破壊<悪党どもによる地方財政に対する搾取>が各地に蔓延している事が、地方衰退に拍車をかけているのではないか?
(1)加計学園的な地方財政破壊<悪党どもによる地方財政に対する搾取>が各地に蔓延している事が、地方衰退に拍車をかけているのではないか?
高橋敏男氏は、新自由主義・アベノミクス・売国政治が、地方を衰退させたと主張する。
http://1040362.seesaa.net/article/448747663.html
その通りだと思う。それに加えて、加計学園的な地方財政破壊<悪党どもによる地方財政に対する搾取>が各地に蔓延している事が、地方衰退に拍車をかけているのではないか?
(2)愛媛県今治市の衰退の理由は、新自由主義・アベノミクス・売国政治だけではない。
高橋敏男氏は地方衰退の一例として、愛媛県今治市をシャッター通りの写真入りで紹介している。
↑画像 シャッター通りと化している愛媛県今治市内の銀座通り商店街
<654.従来からの日本の「特区」と「国家戦略特区」はどのように違うのか?>に記載した通り、愛媛県今治市は、学校用地として市内の16・8ヘクタール、約36億7500万円の土地を、安倍晋三の友人の加計孝太郎が理事長を務める「加計(かけ)学園」に無償で提供したうえ、校舎建設費の補助金として今後8年間で計64億円を支払うという、いたれりつくせりの血税の無駄遣いをしている。
それだけ今治市の財政が圧迫されているわけで、その分、商店街の振興などの予算は削られる事になる。ただでさえ新自由主義の一環の大店法廃止で、個人商店はどんどん潰れているのに、商店街の振興などの予算が削られたら、シャッター通り化が加速するのは当然の帰結です。
654はこちら。
(3)極右が地方を衰退させている
土地の無償譲渡を推進した今治市の菅良二市長は、日本会議愛媛県本部の地方議員連盟正会員であり、市議会では安倍政府に呼応して「憲法改正早期実現意見書」(県内三自治体のみ)まで採択した。加戸守行・前愛媛知事は、森友学園でも講演した八木秀次(麗澤大学教授)や曾野綾子などとともに「教育再生実行会議」の有識者メンバーでもある。在任中には「新しい歴史教科書の会」の教科書を県内の小中一貫校に採択させて物議を醸している(今治市でも一時的に採用)。岡山理科大の現学長は愛媛大学の前学長という奇妙な一致もある。ここでも安倍昭恵が直接文科省と交渉していたことが暴露されている。
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/moritomodokorodenaikakegaukenmondai.html
つまり極右が地方財政を搾取し、地方を衰退させているのです!
【速報】安倍昭恵さん、大阪府私学審議会会長との繋がり発見される
http://2ch-tamo.chu.jp/archives/18235
(4)千葉県銚子市の衰退の理由は、新自由主義・アベノミクス・売国政治だけではない。
2015年、千葉県銚子市は千葉県から「このまま行くと北海道の夕張市のような財政再建団体になる可能性がある」ので財政健全化計画を策定するように要請された。
1970年の銚子市の人口は約9万人でした。2016年10月1日現在の銚子市の推計人口は63,231人でした。銚子市はさらに人口の激減が予想され、2030年には県内で最高の人口減少地域になると推定され、その時の予想人口は約4万人である。
その銚子市にある加計学園傘下の千葉科学大学についても654に記載した。654はこちら。千葉科学大学が2014年5月24日、銚子市内で開いた開学10周年記念式典に、異例にも安倍首相本人が岸田外相まで率いて来賓として列席している。そこでの挨拶では「どんなときも心の奥でつながっている友人、私と加計さんもまさに腹心の友」と昵懇(じっこん)ぶりをみずから表明しており、直前に講演を断わられた森友学園と比べても格の違いを見せつけている。
この千葉科学大の誘致経緯もすさまじい。15年前、大学誘致を選挙公約にして当選した野平匡邦・銚子市長は、97年から99年まで加計学園が本拠を置く岡山県の副知事で、02年から市長になる直前まで岡山理科大の客員教授という、いわば加計学園の代理人ともいえる人物。
誘致の条件として加計学園側は、完全整備済みの学校建設用地15㌶の無償譲渡を求め、上物(校舎)の建設費にも93億~120億円の補助金を銚子市に要求している。結果的に、市が92億円の補助金を提供し、市有地9・8㌶の無償貸与が約束された。
その後、補助金は77億5000万円に下がったものの、大半が借金だったことから市民の批判が噴出して03年には住民投票請求(市議会が否決)も起き、市民の批判をかわすため加計学園が14億6000万円を返還することが決まった。だが、市側は8億円の受けとりを辞退している。
銚子市の市債残高は3000億円を抱え、千葉科学大への補助金支払いのための借金で、利子を含めた返済額は84億円。毎年約4億円を返済しており、14年度末時点で約44億円が借金として残っている。
これらの経緯への疑心暗鬼が膨らみ、野平市長は3選目を逃したが、今年4月23日の市長選での返り咲きを目指して出馬する意向で、今度は千葉科学大学に国家戦略特区制度を利用して「水産・獣医学部」の新設を公約に掲げるなど、今治市に続く二匹目のドジョウを狙っていることが話題にされている。
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/moritomodokorodenaikakegaukenmondai.html
千葉県銚子市の衰退の理由は、新自由主義・アベノミクス・売国政治だけではない事がご理解頂けたでしょう。
安倍晋三が国有資産をポケットに入れ肥え太るのがアベノミクスなのです!
https://twitter.com/trappedsoldier/status/849911307306323969
(5)森友学園問題や加計学園問題はたまたま露見しただけ!
森友学園問題や加計学園問題はたまたま露見しただけであり、全国にまだ露見しない似たような事例が埋没している可能性が大きい!
その根拠は、大学設置基準の緩和による大学数の増加だ。92年には523校しかなかった大学が、12年には783校へと約1.5倍に増えている。若者が減っていると言うのに増えているのだ!
要は薄汚い屑どもが地方財政を搾取し、教育利権をGETできれば、大学は潰れてもいいと考えて、無駄な大学を各地に建設した可能性が高い!
大学が潰れれば、その大学があった地方自治体は更に衰退する。銚子市のように大学の為に借金を背負っている場合は、そのつけが長く続く。大学があれば、学生が地元に多少の金を落とすが、それも無くなるのだ!
2012年、田中真紀子は教育利権で甘い汁を吸う極悪連中に挑戦し潰された!
162.3大学設立不認可で田中真紀子文部科学大臣がバッシングされているが、そもそも若者が減っている時代に、なぜ大学が増設され続けたのか?
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-211.html
(6)大学新設利権<162から転載>
なぜ、こんな事態が起きたのか。事態が起きた根本には、3つの問題がある。
1つは、「学校屋」あるいは「大学屋」と言われる「学校経営」を商売にしているプロのビジネス集団の「大学新設利権」である。
この利権集団と結託しているのが、文部科学省の大学設置・学校法人審議会である。利権集団からの大学新設申請があると、文部科学相の諮問を受けて、検討するのだが、大体、諮問通りに答申し、文部科学相は、認可する。
私学運営には、毎年、巨額の助成金が国から支出されるので、こんな美味しい商売はない。新設大学の経営者である理事長以下理事のポストは、「利権屋」が独占し、文部科学省官僚の天下り先ともなる。教授以下の教職関係者には、マスメディアの記者、アナウンサーらの再就職先として確保される。利権に群がるのだ。
2つ目の問題は、この「大学利権」は、自民党文教族議員が、支配、掌握してきた。旧文部省時代から文部大臣は、概ね、福田派、三木派、中曽根派の3派閥から送り込まれてきた経緯があり、田中派や大平派からの配置は、少なかった。この結果、自民党国会議員の族議員化が進み、森喜朗元首相(元文相)が、「文教族のドン」と言われて、幼稚園から大学までの「私学助成利権」、日本体育協会を頂点とする「スポーツ振興利権」などを壟断し続けてきた。森喜朗元首相は建設相の経験もあり、大学施設やスポーツ施設建設・増設について、建設業界などと政治資金面で深い関係を築いている。これは、3年前に自民党が野党に転落してからも変わらなかった。
この森喜朗元首相の利権の牙城に、田中角栄元首相の長女・田中眞紀子が文部科学相として送り込まれたのである。田中眞紀子文部科学相が外務大臣のとき、その座から引きずり下ろすよう当時の小泉純一郎首相に進言し、辞任に追い込んだのが、森喜朗元首相だった。いわば、憎っくき宿敵、政敵である。
野田佳彦首相が、この関係を熟知していなかったとしたら、迂闊であった。田中眞紀子文部科学相は、森喜朗元首相の「私学利権」の支配、掌握下にある「新設大学認可問題」に直面して、過激反応してしまったのである。
3つ目の問題は、秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大の3大学が、正式認可も下りていないのに、先走って、学生募集や施設拡充建設などを進めていたことだ。従来通りのやり方で、すべてうまく行くと思い込んできた点は、軽率だった。国家財政が、破綻しているという状況のなかで、大学新設は、控えるべきであった。文部科学省の官僚たちも、安易であった。
(7)瓦礫処理と大学増設は、腐敗した奴らの利権の構造。<162から転載>
大学全入時代と言われて久しく、受験生が半減する中、新設大学は増設され、5割も増えている。つぶれる大学が出るのは当然の成り行きである。
つぶれても、大学増設で甘い汁を吸った奴らは痛くもかゆくもない場合が多い。甘い汁を吸ったら、後は野となれ山となれである。
瓦礫処理も同じ、瓦礫処理で甘い汁を吸ったら、放射性物質が拡散し、内部被曝者が増えても、お構いなしである。
新設大学などの「教育利権」を淵源から解説していて、有益である。まあ、地方衰退は東京一極集中(要するに東京しか眼中に無い政治家・官僚・マスコミの行動パターン)政治の結果だと見るべきで、それはアベノミクスのはるか前、高度成長時代からゆるやかに地方を浸食してきたものだろうから、安倍政治にすべての罪を押し付けるのはどうかと思うし、大学新設が地方を衰退させた、という結びつけも強引だと思うが、新設大学に投入するカネは、本当ならもっと有意義なところに使うべきカネだった、とは思う。母子家庭や貧困家庭に援助するだけでも「人々の幸福に寄与した」という意義はある。加計グループなどに与えたカネは金持ちを潤した意味しかない。
明らかに不幸な人間からカネを奪って、裕福な人間の財布をもっと膨らます、というのが小泉内閣以降の自民党政治であり、それを変えようとした社会的な波が民主党政権誕生だったのだが、それも見事に潰された。その責任の大半は国民自身にあると思う。
要するに、「自分も利権階級の末端に連なっている」と考える小市民は、社会の搾取構造を本気で変える行動に協力はしない、ということである。その結果、今日、飢えて死ぬ子供は明日には自分の子供や孫の姿になっていくのである。
自らは貴族でありながら、アメリカ独立革命とフランス革命の二つの革命で民衆の側に立って戦ったラ・ファイエットのような人物が日本の「上級国民」の中からも出てこないものだろうか。
(以下引用)
福田元昭の「桜の木になろう」 より
上記文抜粋
・・・・・・・・・
660.加計学園的な地方財政破壊<悪党どもによる地方財政に対する搾取>が各地に蔓延している事が、地方衰退に拍車をかけているのではないか?
(1)加計学園的な地方財政破壊<悪党どもによる地方財政に対する搾取>が各地に蔓延している事が、地方衰退に拍車をかけているのではないか?
高橋敏男氏は、新自由主義・アベノミクス・売国政治が、地方を衰退させたと主張する。
http://1040362.seesaa.net/article/448747663.html
その通りだと思う。それに加えて、加計学園的な地方財政破壊<悪党どもによる地方財政に対する搾取>が各地に蔓延している事が、地方衰退に拍車をかけているのではないか?
(2)愛媛県今治市の衰退の理由は、新自由主義・アベノミクス・売国政治だけではない。
高橋敏男氏は地方衰退の一例として、愛媛県今治市をシャッター通りの写真入りで紹介している。
↑画像 シャッター通りと化している愛媛県今治市内の銀座通り商店街
<654.従来からの日本の「特区」と「国家戦略特区」はどのように違うのか?>に記載した通り、愛媛県今治市は、学校用地として市内の16・8ヘクタール、約36億7500万円の土地を、安倍晋三の友人の加計孝太郎が理事長を務める「加計(かけ)学園」に無償で提供したうえ、校舎建設費の補助金として今後8年間で計64億円を支払うという、いたれりつくせりの血税の無駄遣いをしている。
それだけ今治市の財政が圧迫されているわけで、その分、商店街の振興などの予算は削られる事になる。ただでさえ新自由主義の一環の大店法廃止で、個人商店はどんどん潰れているのに、商店街の振興などの予算が削られたら、シャッター通り化が加速するのは当然の帰結です。
654はこちら。
(3)極右が地方を衰退させている
土地の無償譲渡を推進した今治市の菅良二市長は、日本会議愛媛県本部の地方議員連盟正会員であり、市議会では安倍政府に呼応して「憲法改正早期実現意見書」(県内三自治体のみ)まで採択した。加戸守行・前愛媛知事は、森友学園でも講演した八木秀次(麗澤大学教授)や曾野綾子などとともに「教育再生実行会議」の有識者メンバーでもある。在任中には「新しい歴史教科書の会」の教科書を県内の小中一貫校に採択させて物議を醸している(今治市でも一時的に採用)。岡山理科大の現学長は愛媛大学の前学長という奇妙な一致もある。ここでも安倍昭恵が直接文科省と交渉していたことが暴露されている。
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/moritomodokorodenaikakegaukenmondai.html
つまり極右が地方財政を搾取し、地方を衰退させているのです!
【速報】安倍昭恵さん、大阪府私学審議会会長との繋がり発見される
http://2ch-tamo.chu.jp/archives/18235
(4)千葉県銚子市の衰退の理由は、新自由主義・アベノミクス・売国政治だけではない。
2015年、千葉県銚子市は千葉県から「このまま行くと北海道の夕張市のような財政再建団体になる可能性がある」ので財政健全化計画を策定するように要請された。
1970年の銚子市の人口は約9万人でした。2016年10月1日現在の銚子市の推計人口は63,231人でした。銚子市はさらに人口の激減が予想され、2030年には県内で最高の人口減少地域になると推定され、その時の予想人口は約4万人である。
その銚子市にある加計学園傘下の千葉科学大学についても654に記載した。654はこちら。千葉科学大学が2014年5月24日、銚子市内で開いた開学10周年記念式典に、異例にも安倍首相本人が岸田外相まで率いて来賓として列席している。そこでの挨拶では「どんなときも心の奥でつながっている友人、私と加計さんもまさに腹心の友」と昵懇(じっこん)ぶりをみずから表明しており、直前に講演を断わられた森友学園と比べても格の違いを見せつけている。
この千葉科学大の誘致経緯もすさまじい。15年前、大学誘致を選挙公約にして当選した野平匡邦・銚子市長は、97年から99年まで加計学園が本拠を置く岡山県の副知事で、02年から市長になる直前まで岡山理科大の客員教授という、いわば加計学園の代理人ともいえる人物。
誘致の条件として加計学園側は、完全整備済みの学校建設用地15㌶の無償譲渡を求め、上物(校舎)の建設費にも93億~120億円の補助金を銚子市に要求している。結果的に、市が92億円の補助金を提供し、市有地9・8㌶の無償貸与が約束された。
その後、補助金は77億5000万円に下がったものの、大半が借金だったことから市民の批判が噴出して03年には住民投票請求(市議会が否決)も起き、市民の批判をかわすため加計学園が14億6000万円を返還することが決まった。だが、市側は8億円の受けとりを辞退している。
銚子市の市債残高は3000億円を抱え、千葉科学大への補助金支払いのための借金で、利子を含めた返済額は84億円。毎年約4億円を返済しており、14年度末時点で約44億円が借金として残っている。
これらの経緯への疑心暗鬼が膨らみ、野平市長は3選目を逃したが、今年4月23日の市長選での返り咲きを目指して出馬する意向で、今度は千葉科学大学に国家戦略特区制度を利用して「水産・獣医学部」の新設を公約に掲げるなど、今治市に続く二匹目のドジョウを狙っていることが話題にされている。
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/moritomodokorodenaikakegaukenmondai.html
千葉県銚子市の衰退の理由は、新自由主義・アベノミクス・売国政治だけではない事がご理解頂けたでしょう。
安倍晋三が国有資産をポケットに入れ肥え太るのがアベノミクスなのです!
https://twitter.com/trappedsoldier/status/849911307306323969
(5)森友学園問題や加計学園問題はたまたま露見しただけ!
森友学園問題や加計学園問題はたまたま露見しただけであり、全国にまだ露見しない似たような事例が埋没している可能性が大きい!
その根拠は、大学設置基準の緩和による大学数の増加だ。92年には523校しかなかった大学が、12年には783校へと約1.5倍に増えている。若者が減っていると言うのに増えているのだ!
要は薄汚い屑どもが地方財政を搾取し、教育利権をGETできれば、大学は潰れてもいいと考えて、無駄な大学を各地に建設した可能性が高い!
大学が潰れれば、その大学があった地方自治体は更に衰退する。銚子市のように大学の為に借金を背負っている場合は、そのつけが長く続く。大学があれば、学生が地元に多少の金を落とすが、それも無くなるのだ!
2012年、田中真紀子は教育利権で甘い汁を吸う極悪連中に挑戦し潰された!
162.3大学設立不認可で田中真紀子文部科学大臣がバッシングされているが、そもそも若者が減っている時代に、なぜ大学が増設され続けたのか?
http://ab5730.blog.fc2.com/blog-entry-211.html
(6)大学新設利権<162から転載>
なぜ、こんな事態が起きたのか。事態が起きた根本には、3つの問題がある。
1つは、「学校屋」あるいは「大学屋」と言われる「学校経営」を商売にしているプロのビジネス集団の「大学新設利権」である。
この利権集団と結託しているのが、文部科学省の大学設置・学校法人審議会である。利権集団からの大学新設申請があると、文部科学相の諮問を受けて、検討するのだが、大体、諮問通りに答申し、文部科学相は、認可する。
私学運営には、毎年、巨額の助成金が国から支出されるので、こんな美味しい商売はない。新設大学の経営者である理事長以下理事のポストは、「利権屋」が独占し、文部科学省官僚の天下り先ともなる。教授以下の教職関係者には、マスメディアの記者、アナウンサーらの再就職先として確保される。利権に群がるのだ。
2つ目の問題は、この「大学利権」は、自民党文教族議員が、支配、掌握してきた。旧文部省時代から文部大臣は、概ね、福田派、三木派、中曽根派の3派閥から送り込まれてきた経緯があり、田中派や大平派からの配置は、少なかった。この結果、自民党国会議員の族議員化が進み、森喜朗元首相(元文相)が、「文教族のドン」と言われて、幼稚園から大学までの「私学助成利権」、日本体育協会を頂点とする「スポーツ振興利権」などを壟断し続けてきた。森喜朗元首相は建設相の経験もあり、大学施設やスポーツ施設建設・増設について、建設業界などと政治資金面で深い関係を築いている。これは、3年前に自民党が野党に転落してからも変わらなかった。
この森喜朗元首相の利権の牙城に、田中角栄元首相の長女・田中眞紀子が文部科学相として送り込まれたのである。田中眞紀子文部科学相が外務大臣のとき、その座から引きずり下ろすよう当時の小泉純一郎首相に進言し、辞任に追い込んだのが、森喜朗元首相だった。いわば、憎っくき宿敵、政敵である。
野田佳彦首相が、この関係を熟知していなかったとしたら、迂闊であった。田中眞紀子文部科学相は、森喜朗元首相の「私学利権」の支配、掌握下にある「新設大学認可問題」に直面して、過激反応してしまったのである。
3つ目の問題は、秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大の3大学が、正式認可も下りていないのに、先走って、学生募集や施設拡充建設などを進めていたことだ。従来通りのやり方で、すべてうまく行くと思い込んできた点は、軽率だった。国家財政が、破綻しているという状況のなかで、大学新設は、控えるべきであった。文部科学省の官僚たちも、安易であった。
(7)瓦礫処理と大学増設は、腐敗した奴らの利権の構造。<162から転載>
大学全入時代と言われて久しく、受験生が半減する中、新設大学は増設され、5割も増えている。つぶれる大学が出るのは当然の成り行きである。
つぶれても、大学増設で甘い汁を吸った奴らは痛くもかゆくもない場合が多い。甘い汁を吸ったら、後は野となれ山となれである。
瓦礫処理も同じ、瓦礫処理で甘い汁を吸ったら、放射性物質が拡散し、内部被曝者が増えても、お構いなしである。
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