© NNN 【天気】“猛烈”台風　先島諸島に接近へ

《台風１４号に厳重警戒》

台風１４号は沖縄の南にあって、１１日午後３時現在、猛烈な勢力となっています。台風は今後も北上を続け、１２日午後には非常に強い勢力で沖縄の先島諸島にかなり接近する見込みです。

１２日は、八重山地方で６５メートルの最大瞬間風速が予想され、電柱や家屋が倒壊するような猛烈な風が吹きそうです。予想される波の高さは１０メートルと、猛烈なしけとなるでしょう。

また、台風本体の発達した雨雲がかかるため、１時間に８０ミリ以上の猛烈な雨が降る所があり、夕方までの予想雨量は１８０ミリと、大雨になりそうです。

風が強まる前に頑丈な建物に移動し、窓から離れて過ごすなど、暴風や高波、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

台風はその後、１４日にかけて北上し、１６日ごろにかけて東シナ海に停滞する見込みです。台風の進路によっては、西日本でも１５日から１６日ごろにかけて大しけとなるおそれがあり、今後の情報に注意が必要です。

《１２日（日）　全国の天気》

台風の北上に伴って湿った空気が流れ込むため、沖縄から九州や四国で雨が降るでしょう。雷を伴って激しく降る所もありそうです。また、北海道や東北北部は、前線を伴った低気圧が進むため雨が降り、激しい雷雨の所がありそうです。大気の状態が非常に不安定になるため、竜巻などの激しい突風やひょうなどにもご注意ください。東日本や東北南部は、晴れ間の出る所が多いでしょう。