働き方改革法案から裁量労働制の部分を削除するよう、安倍首相が指示した。
安倍首相は「今回提出する働き方改革法案の中において、裁量労働制については、全面削除するように指示した」と述べた。
安倍首相は28日夜、首相官邸に自民・公明両党の幹事長や加藤厚生労働相らを呼び、今の国会に提出する予定の働き方改革関連法案から、裁量労働制の対象拡大の部分を削除するよう指示し、加藤厚労相のもとで、裁量労働制の実態を把握したうえで議論し直すよう求めた。
安倍首相は、法案について、裁量労働制拡大以外の部分は予定通り提出し、今の国会で成立させたい考えを示した。