「大摩邇」所載の井口博士の記事だが、井口氏の語感の良さに感心する。私も「モルヌピラビル」を嫌な感じの名前だなあ、と無意識的に思っていたが、こう明言されたことで、その無意識が意識化された。まるで、ヌルヌルした蛭が集まったような名称だ。「モル」も「ピラ」も昆虫的というか、原生動物的な印象の発音だ。
ついでに、「スパイクフェリチンナノ粒子」という新顔に関する部分も載せておくが、科学的説明はカット。読むのも面倒くさいww だが、こういう新顔が、後になって大きな顔をし始めるのが、最近は当たり前になっている。まあ、「チン」が「ナノ」だから無害だろう、とも言えないのであるww
(以下引用)
そんな中、今度は生化学者の方もこの期に及び、さらなる極悪ワクチンや極悪非道の飲み薬を開発競争している。
そんな話題の1つがこれだ。
今から来る、メルク社のコロナ用飲み薬「モルヌピラビル」である。真っ赤な色の薬である。
なにかと発音がイヤラシイ感じがしますナ。
日本のマヌケにはモヌケで十分ということだろうか?
どうもアメリカ人は危険な薬には真っ赤を使うようだ。
かつて311の時、福島第一原発で大爆発が起こった。それで大量の放射能が外へ飛んだ。
その時、真っ先にトモダチ作戦と銘打って金稼ぎにやってきた米軍は、米兵たちにヨウ素剤を分配した。
米軍が日本へも配布したそのヨウ化カリウム剤は、真っ赤な袋の薬だった。
ところが、当時の民主党の菅直人・枝野幸男政権は(いまの野党の大半だが)、福島の人たちや東北関東の日本人に配布するのではなく、我先にと政治家たちが奪ってしまったのだった。
そのせいで、多くの日本人が発がんしすでに死去。
にもかかわらず、当時の与党で今の野党の今の政治家たちはいたって元気ハツラツである。
KIの力である。
さて、そのモルヌピラビルの危険性は相当なものらしい。これだ。
メルクのコロナ経口薬は妊娠中の女性にリスクをもたらす可能性がある
Merck’s Covid Pill Might Pose Risks for Pregnant Women
NY Times 2021/12/13
いくつかの研究は、モルヌピラビルがヒトの DNA にエラーを挿入する可能性があり、理論的には発育中の胎児、精子細胞、または子供に害を及ぼす可能性があることを示唆した。
メルクの新しい Covid-19 経口薬は、コロナウイルスのオミクロン変異体が高度にワクチン接種されたヨーロッパ諸国で症例の急増を引き起こしているときに、重篤な疾患のリスクが高いアメリカ人の治療選択肢の展望を変えることができるという期待を高めた。
しかし、アメリカ食品医薬品局 (FDA)の専門家委員会が「モルヌピラビル」という名称でして知られるメルク社の薬剤の認可を推奨してから 2週間後、FDA はまだメルク社の申請を検討している。
アメリカの規制当局が直面している最大の問題の 1つは、この薬がウイルスの遺伝子に大混乱をもたらす過程で、薬剤がヒト DNA に変異を引き起こす可能性があるかどうかだ。
科学者たちは特に妊娠中の女性について懸念していると彼らは言う。なぜなら、この薬は胎児の分裂細胞に影響を及ぼし、理論的には先天性欠損症を引き起こす可能性があるからだ。
FDA専門家委員会のメンバーは、11月30日の公開会議で同じ懸念を表明した。テネシー州メハリー医科大学の学長であるジェームズ・ヒルドレス博士は以下のように会議で述べた。
「胚と胎児をこの薬による害の非常に高いリスクにさらしながら、母親の(コロナ感染)リスクを 30%減らすというのはどういうものだろうか。私の答えは否定的であり、妊娠中の女性にこの薬を服用するようにアドバイスする状況にはない」
FDA の顧問はまた、リスクは父親になりたい男性を含む他の患者たちにも及ぶ可能性があると指摘したが、それらのリスクはまだ十分に理解されておらず、メルク社は独自の研究でこの薬が DNA 変異を引き起こすという証拠は見つからなかったと述べた。
重要なことに、モルヌピラビルはオミクロン株に対して作用することが期待されている。コロナの症状が現れてから 5日以内にモルヌピラビルを投与すると、入院と死亡のリスクが 30%減少することが示されている。しかし、ヨーロッパの一部の科学者たちや規制当局は、他の特定の治療法よりも効果が低いことを懸念している。
(う)更に新型コロナワクチン:フェリチンナノ粒子ワクチン
さて、一方、ワクチン開発はさらに巧妙になってきた。
これまでは、猿のアデノウィルスの外殻を利用したアストラゼネカのものや、リピッド(油脂)を外殻に利用したファイザーのものが主流だった。
今度は、その外殻に最近のバイオ分野で流行中のフェリチンナノ粒子を利用するものであるようだ。
フェリチンナノ粒子とはこれである。
おそらく、今度のワクチンのものは、この中にSタンパク質のmRNAを入れてワクチンにするのだろう。 この20年の間、生化学や分子生物学の分野では、「創薬」という言葉がキーワードになっている。
これは、新種の高分子を使って新薬を開発するという感じの研究分野である。
たしか私がある生物物理の大先生の退官記念講演会に招かれた時、東大や理研の生化学のある先生たちが、あたらしいタンパク質を使って薬にするというような研究を発表していたのを覚えている。
当時も今も科学者は講演で「こんなものを作れる。こんな未来型の薬ができる。俺の技術なら何でも作れる」というようなバラ色の未来を話したわけだ。
その時、俺は
「僕は極度のアレルギーがあるんですが、それはスギ花粉症からくる咳なんですが、スギ花粉という天然のものでもアレルギーが出るのに、人工的に作った高分子タンパク質で創薬した場合、アレルギーになることはないのでしょうか?それを人体はうまく排除できるのでしょうか?」
と質問したんですナ。
そしたら、一瞬、講演会の場が
シー−−−ン
とシラけた感がすごかったんですナア。シラケ鳥が無数に飛び交った。
みな「こいつだれだ?だれがこんなやつ呼んだんだよ」みたいな顔で見るわけだ。
一方、時同じくして、生物物理や生物化学の方では、酸化グラフェンの研究が始まった頃である。
これがいまワクチンに利用されているというわけだ。
コロナウィルスも20年以上前から研究されていたわけだ。
そして、今度は、ナノ粒子のカテゴリーに入る、スパイクフェリチンナノ粒子が主流の創薬に入った。そういうことだろう。
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