在日米軍のヘリコプターが東京の中心部で、日本のヘリであれば違法となる低空飛行を繰り返しています。なぜこのような飛行がまかり通るのでしょうか。専門家に参加してもらい、問題点を掘り下げたオンラインイベント「六本木に米軍ヘリが墜ちないために~不平等な日米地位協定を知る~」の内容を10回に分けてお伝えします。
第1回にあたる今回は在日米軍を巡る問題を追ってきた毎日新聞「特権を問う」取材班の記者が低空飛行の実態を報告します。
記事は毎日1本、午後5時に公開する予定です。読み進めるとさまざまな分野で米軍に特権が認められていることが分かります。歴史的な経緯や現実に起きていることを知れば知るほど、基地が集中している沖縄だけではなく日本全体が向き合うべき問題であることを実感するはずです。
イベントは2021年9月に実施しました。記事の内容は開催当時のもので、登壇者の了解を得て発言を編集・加筆しています。モデレーターを務めたのはTBS報道局の佐古忠彦氏。沖縄を舞台にしたドキュメンタリー映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」の監督としても知られています。ゲストは安全保障問題に詳しく日米地位協定に関する著作もあるジャーナリストの布施祐仁氏です。
各回のテーマは以下の通り
第1回 六本木に米軍ヘリが飛んでいるのを知っていますか
第2回 新宿→上野→浅草 ヘリは観光スポットを飛んだ
第3回 ワシントンでも同じ飛行ができるのか
第4回 米軍受刑者だけステーキやビーフストロガノフ
第5回 米軍関係者の入国数すら伝えられていない現実
第6回 佐古元キャスターが沖縄の映画を撮る理由
第7回 戦中の沖縄県知事の姿から見えるもの
第8回 自民党も本音では改定したい?
第9回 中国側から見た地図と軍事的な「壁」
第10回(最終回) 日米関係はどうあるべきなのか
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