戦後の「民主主義の時代」を知っている人間には、日本が再び戦争直前の気風になっているかのような今の日本は信じがたい思いだろうと思う。過去の戦争の「事実」を知る人間が少なくなってきた時に、「戦争で儲ける」人間の策謀が動き出す。加藤剛氏も高齢になり、その少数派になってきたからこそ、日本のこの姿に焦燥感を持っているのだろう。
今日、8月15日は終戦記念日である。日本の権力層にとっては敗戦記念日と言うべきだろう。私は日本の敗戦は日本国民にとっては天の賜物だったと思っている。もしも日本があの軍部体制で勝利していたら、日本はとてつもない夜郎自大の国になり、世界の災厄となっていただろう。日本国民にとっても、敗戦(終戦)によって、アメリカから「民主主義」の思想が伝道され、新たな幸福の道が開かれたのである。その精神的支柱が日本国憲法なのである。改憲勢力から憲法を守ることが日本国民の幸福を守ることだ。
(以下引用)
「私たちが憲法を守る番」俳優 加藤剛さん
http://www.asyura2.com/17/senkyo230/msg/637.html
「私たちが憲法を守る番」俳優 加藤剛さん
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-12300590756.html
August 11, 2017 かばさわ洋平
今度は私たちが憲法を守る番!
俳優の加藤剛さんが赤旗日曜版に登場し、70年以上国民を守ってきた憲法を今度は私たちが守る番と強く語っています。米国と北朝鮮による、誤ったリーダーふたりによる軍事チキンレースはやめるべきです。米国言いなりにただついていきますだけでは本当に平和は守られません。核兵器禁止条約が国連122カ国で採択され、世界は超大国ありきのルールの変革を望んでいます。そこに日本国憲法の崇高な理念こそ世界に誇るべきであり、平和外交ルール締結に向けた努力こそ必要です。憲法を変えても平和にはなりません。憲法を活かした政治こそ求められています。
赤旗日曜版 8/13
安倍首相は2020年までに憲法9条を変えるといっています。自衛隊を正式な軍隊にして、米国に従い自由に派兵できるようにし、日本を「戦争のできる国」にしたいのでしょう。
北朝鮮の脅威があるから、という人もいます。でも脅威をなくすためには、武力ではなく、話し合うしかありません。今の日本でなぜ、憲法を変える必要があるのか、私には全く理解できません。
日本国民は、憲法前文で、崇高な理想を達成することを誓いました。「われらは、平和を維持し、専制と従属、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」
世界から戦争をなくすことは、人類の究極の夢です。それを世界に先駆けて誓った日本国憲法、とくに9条は、人類の英知の到達点です。世界に誇る憲法です。平和憲法のおかげで70年以上、私たちは戦争から守られてきました。今度は私たちが憲法を守らなければいけません。
今、世界中が戦争や核兵器のない世界をめざしている時です。憲法前文で、「政府の行為によって、再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意」した日本は、その先頭に立つ時でしょう。いつまで国民の声を無視し、米国いいなりの政治を続けるつもりでしょうか。
国内にこれだけ多くの米軍基地があること自体異常です。とても独立国といえません。主権者の国民がもっと声をあげなければなりません。この政治を終わらせるために野党は力を合わせてほしい。これから生きる子どもたちのために、みんなで力を合わせましょう。
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