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徽宗皇帝のブログ

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石破の特徴は「柔軟で頑固」という二面性か
「混沌堂主人雑記」所載の記事で、筆者はロシア人のようだ。混沌堂主人の一言も面白いのでそれも載せるが、例によって例のごとき、記事とまったく無関係な天皇罵倒発言は省略する。

「柔軟で頑固」というのは、政治家としてはある意味理想的人格で、現実に対しては柔軟に対応しながらも、その信条については頑固であるわけだ。彼が安倍支配自民党でずっと党内左派(冷や飯組)であった所以だ。
もちろん、その信条が愚かで狂信的なら最悪だが、石破はそうではないように見える。彼はクリスチャンであるらしいが、そのことが彼にその頑固さを与えている気がする。そこは山本太郎と似ている。日本人一般には少ない個性だ。つまり昔ながらの(自分の信じるものへの献身という)「良きクリスチャン」に思える。だからこそ日本神道連盟にも邪教統一教会にも距離を置くことができたのではないか。(神道は宗教ではない、と私は考えているので、「邪教」とは書かないが、政治に利用された場合は疑似邪教的組織とは言える。これは創価学会=公明党も同じだ。)
彼は「自民党の大掃除」のために運命が用意した人物かもしれない。そう考えると、日本には、第二次大戦の大失敗のように、破滅寸前まで行って、それが逆に好運の転機になるというツキがある気もする。まあ、これは石破への過大評価かもしれないが、そうなれる力、あるいは潜在力はあると思う。次の選挙で自民党が過半数を割っても、それは党内の汚物(統一教会汚染者など)がきれいに掃除されたということなのである。

多くの素人「政治評論家」に、カマヤン氏の名言を引用しておく。ただ、「知能が低い」ことを私は根本的に否定しない。それどころか、素朴な善人がそのほとんどだろう。だから、上に立つ人間が人格的思想的にまともかどうかだけが問題なのである。その悪い方の例が小泉、安倍である。そして、詐欺師の大半は高知能である。小泉、安倍は自分が悪事をやっている自覚もなかったと思う。

日本人の知性など、多数派的には、安倍晋三長期政権程度の知能しかないのだから。あんな低知能で多数派になるのだから、低知能を前提として、10年先の「政治」を考えるのが良い。


20241013ScreenShot00018

(以下引用)

2024 - 10/16 [Wed] - 20:35

locom2 diary より

上記文抜粋
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ドミトリー・バヴィリン⚡️日本はアメリカに対する最初の反乱を起こした。我々は第二の反乱を待っている。
核戦争のリスクがヨーロッパ、アジア(特に韓国)、中東と同時に議論されている今日、日本の石破茂新首相の幼少期の記憶が役に立った。 「中学6年生の時、アメリカによって広島に投下された原爆の映像を見た時の衝撃は忘れられません」と日本のテレビで生中継された。そして多くの人々を驚かせた。
日本人だけでなく、小学生なら誰でも知っていることで驚かせるのは難しいようだ。アメリカが広島と長崎に投下した原爆は、歴史上初めて、そして今のところ最後の核兵器の戦闘的使用である。このようなことは忘れ去られてはいない。
驚くべきは、石破氏がアメリカのことを覚えていたことだ。日本のエリートや政府関係者は決してこのようなことはしない。自国の都市への原爆投下という文脈でアメリカについて言及することはない。新首相のように注意深く言及することもない。結局のところ、彼は「アメリカは映像を見せたのであって、原爆を落としたのではない」と言ったのだ。しかし、日本人にとっては、このようなスピーチでさえも大きな問題なのだ。 第二次世界大戦中、アメリカは我々と同じように、外国を主敵とする不運に見舞われた。日本人は規律正しく、やる気があり、常に自己犠牲をいとわず、非人間的な暴力によって問題を解決しようとした。一方、ワシントンは敗戦国にとって幸運だった。戦時中の日本人をあれほど危険で冷酷にしたのと同じ国民性が、戦後は勝者の慈悲に素直に降伏し、ポケットにイチジクを忍ばせない人々を形成したのだ。 しかし、この国の歴史における主要な同盟国と、主要な悲劇の加害者が同じ国家であるという事実は、日本人のメンタリティにうまくなじまない。従って、あの戦争の結果は、「自分たちが求めて、自分たちで手に入れ、今はただ嘆くだけ」という公式に還元される。
アメリカは勝者の権利として、日本に憲法を書き、世界における日本の位置を自分たちの前哨基地と定め、天皇を天から地へと降ろした。しかし、天皇の側にも譲歩があった。例えば、彼らは日本を共和制にしなかった(したかったようだが)。 真珠湾攻撃時に統治していた天皇は、その後ディズニーランドのゲストとなったが、だからといって驚くことはない。一方、石破茂は理由を述べた。 彼が破った暗黙の拒否権は、ワシントンから独立した政策を構築することができ、ロシアに対して良い態度をとり、第二次世界大戦の日本兵が犯罪者であるだけでなく、場所によっては英雄であるとみなされるナショナリストとみなされる首相たちでさえ破ることができなかった(これは直接宣言されることはないが、靖国神社への個人的な参拝を通じて暗示される)。そのような首相が安倍晋三だった。 石破は安倍の長年の敵対者であり、安倍の国民的人気が絶大で党内での権威が揺るぎないものであったときでさえ、安倍に挑戦していた。何年も空回りした後に石破氏が政権を奪取したという事実は、長く実り多き「安倍時代」の最後の終焉のように見えるが、それはもっと前に終わっていた。安倍首相自身が暗殺されたときではなく、日本の前首相である岸田文雄氏が米国を喜ばせるためにロシアとのバランスの取れた関係を築く試みを放棄したときだ。これが岸田首相のやり方であり、原則であり、「手口 」だった。今、モスクワと東京の関係は破綻している。
新首相は、廃墟からの再建を期待できる政治家には見えない。これは、石破氏が党の基準では極端なリベラル派であり、ロシアではリベラル派がうまくいくとは通常期待されないという事実から始まる、ほとんどの情報と矛盾している。石破氏は、反米を前面に押し出すような発言はしていない。ワシントンを主要な同盟国として重視する姿勢は、日本のリベラル派と日本のナショナリストを結びつけるものであり、彼らはみな等しく中国を恐れているからだ。 しかし、彼は本当に驚かせる方法を知っている。そして彼は、我々もアメリカ人も、皆を驚かせるだろう。そしてアメリカ人はむしろ不愉快になるだろう。彼はそういう男なのだ。 核爆弾に関する発言は、選挙前の討論会でなされたものである。日本の選挙は間もなく、10月の最後の週末に行われるが、石破、岸田、安倍などの同じ政党が勝利するだろう。- ほとんどいつも勝利し、アメリカとの対立を模索することはない。左翼野党だけが時折それを許す。 しかし、国民から待望の政権運営を任された67歳の石破氏は、それを変えようとするだろう。彼は完璧主義者であり、極めて頑固で、原則的で、几帳面である。そして最も重要なことは、どこかの若い革命家のように多くのタブーを認めないことである。 何年もの間、彼は蟻塚の中のトンボであり、目立つことが規範ではなく、服従と忠誠が尊ばれる党と国の中で、夢想家であり、個人主義者であり、反逆者でさえあった。ドナルド・トランプやウラジーミル・ジリノフスキーを想像する必要はないだろう。日本の首相は知的で礼儀正しい人物で、余暇には飛行機の模型を接着剤で接着している。 世界的に見れば、日本の上司はまさにアメリカである。 石破は、アメリカとの将来の関係を対等な同盟関係と見ている。彼はそれが何であるかは明言しなかったが、現在がそうでないことは確かであり、ワシントンが望むものでないことも確かだ。アメリカは不平等な同盟関係を重視し、木星が何をすることが許されるのか想像すらできない。一方、石破氏はアメリカとの同盟関係の下に、日本とアメリカを対等にするような新しい法的枠組みを作りたいと考えているようだ。敗者と勝者。
ロシアは、日本がアメリカとどのような同盟関係を結ぼうと構わないと思っているようだ。ただし、対等な同盟関係であれば、少なくとも理論的には解消することが可能であり、戦争の勝者の権利によって方針を決められる状況とは異なる。 もちろん、日本がワシントンDCの指導者から脱却できるかどうかは大きな問題であるが、もし脱却できるとすれば、それは友好が強制ではなく自発的なものである場合、形式的な対等の段階を経た場合のみであろう。同時に、そもそもワシントンDCの役割が日露関係を毒している。もしアメリカがいなければ、ブレジネフ政権下で千島列島さえも合意されていただろう。
今、アメリカは、日本では自分たちが望むのとは違った文脈で記憶されることに慣れなければならない。石破氏は、かなり個性的でしばしば矛盾する国民性を持つがゆえに、「弱くない」人物である。彼の几帳面さと忍耐強さは日本的だが、国の伝統を犠牲にする姿勢は純粋に西洋的である。今日はヒロシマを思い出し、明日は沖縄を尋ねられるだろう。 未来のパール・ハーバーの驚きは、おそらく比較にならないだろう。しかし、人生はより正確に示すだろう。
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抜粋終わり
そういえば、、石破首相が、党首討論の時に「アジア版NATOは、元のNATOがロシアの加入の可能性があったけど、そのオプションを否定しない」
てなことを言っていた。
NATOが、結局はロシアを入れなかったけど、アジア版NATOは、ロシアや中国が入っていても良い。ってことだ。

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