まあ、世界の非西側諸国の国民の9割はイランを応援し、西側諸国の国民でも半分くらいはイランを応援しているのではないか。それほどイスラエルの非道さは突出している。
しかも、それがネタニヤフや政府上層部だけの特質ではなく、イスラエル国民ほぼ全部に共通する残忍さと非道さ利己主義なのである。私が神さまなら、天から火を落としてイスラエルを滅亡させる。まさに、現代のソドムの民、ゴモラの民である。まあ、アメリカも同類だが。
(以下引用)
イランは4月13日午後、イスラエルに対して300機以上のドローンとミサイルを発射した。「トゥルー・プロミス作戦」だ。イスラエル軍は自国や友好国の戦闘機や防空システムでその99%を撃墜したと主張しているが、イラン側は目標に命中させたとしている。イランの外相によると、攻撃の72時間前には友好国や隣国に対し、イスラエルへの攻撃を警告していた。イスラエルやアメリカにも伝わっていただろう。
イラン側によると、攻撃の中心は約7機の極超音速ミサイルで、カミカゼ・ドローンや様々な種類の中長距離ミサイルを囮に使ったようだ。極超音速ミサイルはいずれも撃墜されなかったとされている。それぞれの速度を配慮し、同時に目標地点へ到着するように発射したともいう。サイバー攻撃でイスラエル軍のレーダー・システムを部分的に停止させたとも言われている。その気になれば全システムをダウンさせられるという警告だろう。
目標はイスラエル軍が占領しているパレスチナ南部のネバティム空軍基地とラモン空軍基地、やはり占領されているゴラン北部のジャバル・アル・シェイク(ヘルモン山)にあるイスラエルのスパイ基地、そしてテルアビブのイスラエル空軍の情報本部だと伝えられている。イランの領事館を攻撃したF-35戦闘機が離陸したのはネバティム基地だという。民間人に被害が出ない軍事施設が狙っているが、いずれの目標ともアメリカやイスラエルにとって重要である。
ABCニュースによると、イランの少なくとも9機のミサイルがイスラエルの2基地を攻撃し、5発のミサイルがC-130軍用輸送機、滑走路、ネバティム空軍基地の保管施設を含むインフラに損害を与え、さらに4発がミサイルを破壊したという。
今回の攻撃はイランにとって本格的なものではないが、イスラエルの防空システムを突破する能力をイラン軍が持ち、イスラエルの迎撃能力はイランの攻撃に対応しきれないことを示した。西側の軍事専門家も、この攻撃によってイスラエルによるイランへのさらなる攻撃がもたらす結果を理解したはずだ。イスラエルがイランを攻撃した場合、シリアやイラクにあるアメリカ軍の基地も狙われ、破壊される。
イランの重要な軍事施設や核施設の多くは地下にあると言われ、イランと戦争になった場合、イスラエルとしては核兵器を使わざるをえないだろうが、そうした攻撃をロシアが容認することはないだろう。アメリカとロシアの全面戦争になる可能性があるということだが、アメリカに勝てる見込みはない。
今回のイラン軍による攻撃は4月1日にイスラエル軍がシリアのイラン領事館を攻撃、IRGC(イスラム革命防衛隊)の上級司令官や副官を含む将校7名を殺害したことへの報復だ。国際法で保護されている外交施設を破壊したイスラエルに対し、国連が制裁していれば、違った展開もありえただろう。日頃「ルールに基づく国際秩序」を主張している自称「国際社会」はこの無法を容認、そこで自らが報復したイランを「非難」しているらしい。
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