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徽宗皇帝のブログ

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米国DS=ロックフェラー(ビル・ゲイツらは表の働き手で、小物)
前から何度か書いている倉前盛通の「悪の論理」の中で私が感心した部分だが、それは昭和55年の段階で、次のような未来予測をしていることである。

「すでに述べたように米国東部エスタブリシュメントの狙いは、米国の多国籍企業を整理統合、吸収、合併し、無駄なものは切り捨て、新しい資本主義第三世代に適合した地球総合企業体を組織することにある。そのためには、(1)エネルギー産業(石油、石炭と原子力、ウラン濃縮、プルトニウム抽出)(2)食糧(3)情報産業(コンピューターとエレクトロニクス、とくに通信情報網組織)の三者に重点を置き、この三者で世界に覇をとなえることである。」

およそ40年前の予測としては見事なものだろう。まだコンピュータが揺籃期(時代的にはロッキード事件のころ)であった頃に、今の情報産業世界を予言したようなものだ。そしてグローバル企業の世界制覇も予見している。「エネルギーと食糧と情報」は、まさに21世紀の現代世界の柱そのものだ。
次のような記述もある。これも見事な見通しだろう。

「『エネルギーと食糧と情報』に重点を置く以上、鉄鋼、造船、自動車工業、家庭電機、繊維などの分野では、米国以外の国へゆずってゆこうという方針かもしれない。もちろん捨てはしないが、他の国に対する優位は漸次消失すべき運命にある。今まで絶対優位であった航空機産業でさえ、その優位を死守する気はなくなったのかもしれない。ロッキード社の経営悪化、英国のロールス・ロイス社の破産など、航空機産業は極めてリスクが大きいことを示している。東部エスタブリシュメントは長期的に見て、航空機産業が花形であった時代は終わろうとしていると考えているのだろう」

ついでに、田中角栄の失脚について、次の分析も見事である。これは現在でこそ一部では常識となった見方だが、ロッキード事件の最中にこのような分析をしたのは稀だったはずだ。

「消息筋の伝えるところによれば、ロックフェラーは田中角栄に対して非常に腹を立てているという。その理由は、田中前首相が豪州と共同してウラン濃縮をやろうとしたが、ロックフェラーはこれをつぶし、当時の豪州のホイットラム内閣までつぶしてしまった。また、田中はカナダにも行ってウランを漁った。これはロックフェラーの縄張り荒らしであった。また、ブラジルに原子力機器の売り込みをこころみたこと、中国と過度に接近して東シナ海石油開発に色気を見せたことなど、すべて石油メジャーであり、ウラン鉱精錬メジャーの帝王たるロックフェラーの逆鱗にふれることばかりであった。だからこそニクソンと同じように田中角栄もロックフェラーの工作によって失脚したと見られるのである」

ほかにも、当時の「総合商社叩き」が、実は米国の多国籍企業のライバルを潰す目的だったことなど、今にして思えば「なるほど」と思う分析が多いが、引用するのも面倒なので、ここまでにしておく。

要するに、世界はロックフェラー(あるいはロスチャルド)の手の上で踊っているわけだ。各国の大統領だとか首相など、その手駒か邪魔な置物でしかない。




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