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徽宗皇帝のブログ

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自由主義と社会主義
「東海アマ」ブログ記事の一部である。
世間には社会主義嫌悪者や社会主義恐怖症の人が多いが、社会主義の否定とは自由主義であり、それは「自由」という言葉から錯覚されるような天国ではなく、「力がすべて」の社会の是認であり、「強者が自由に弱者を虐げてよい」という思想である。つまり、人間が「社会への責任」(これが社会主義の本質だ。)を捨て去った野獣の世界だ。そのことが、下のティム・ボイド市長の言葉から明確に分かる。

冷戦の終了(ソ連解体)で「社会主義」への忖度の必要が無くなったとたんに西側国家(自由主義国家群)では社会福祉はどんどん切り捨てられ、労働者の労働環境はどんどん悪化させられ、大資本家と政治の癒着による「新自由主義」(自由主義が善人の仮面を捨てただけである。)が世界を地獄化させているのは言うまでもない。


(以下引用)


アメリカ南部の共和党地盤では、新自由主義を信奉する共助否定派が多く、行政が住民を援助しないと宣言し、市長が辞任に追い込まれるような事態も起きた。
 以下引用
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テキサス州中部コロラドシティ(人口約4000人)のティム・ボイド市長は16日、フェイスブックに「生き延びるのは強者のみだ、弱者は死んでしまう」と投稿した。

ボイド氏はすでに削除された長文の投稿で、「ちょっと時間ができたので、一部の人の気持ちを傷つけてみる」と前置きし、「泣いてほどこしを待つのをやめろ」と主張。「あなたやあなたの家族にために、誰も何も、何かしてやる義理などない。自治体には、こういう時にあなたを支えてやる責任などない! 浮くか沈むか、それは自分で決めろ! 市も郡も電力提供者もその他のサービスも、どこも、あなたに何かしてやる義理などまったくないんだ!」と強い調子で書いた。

「みんな電気と水がない状態におかれてしまって、残念だ。そう! でも自分で何とかできるやつに、こちらから提供なんかしてやるものか!」

「神様はこういう時に自分で自分を支えるための道具を与えてくれた。少数の人間が働くからと信じさせて、それ以外はほどこしに依存するようになる、これは残念ながら社会主義政府の産物だ」とも、ボイド氏は書いた。
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 引用以上

 これは、まさにアメリカ共和党リバタリアンを代表する思想で、「自分でなんとかしろ……金持ちに依存するな」という保守的風土を代表している。
 アメリカは「人助け」を拒否する利己主義思想に染まっている人が多い。これが「新自由主義」の風土なのだ。

 一方で、この大惨事を利用して金儲けを企む輩が多数出てきて、原油価格を中心に株価が異常な展開になっている。
 








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