「世に倦む日々」記事の一部だが、自衛隊は災害救助隊に変えるべし、という私の意見に近いので転載する。私と違うのは、自衛隊の半分だけを災害救助隊とし、「防災省」を作る、という部分だが、そうすると「軍隊部分」が先に行って肥大化する可能性があるのではないか。軍隊や軍事費の肥大化は国家の衰退の最大の原因であるのはソ連と米国を見れば分かる。
いずれにしても、日本に最優先で必要なのは軍隊ではなく災害救助隊である、というのは自明だろう。毎年のように大きな自然災害が起こるこの国で、それに対する備えをまったくしていない(それどころか原発という危険な施設を作っている。)ということほどこの国の政府の無能さ、あるいは(原発は意図的に危険性を無視してきたのだから)悪質さを示すものはない。だから私は自然災害は人災だ、といつも言うのである。
(以下引用)
災害発生から2日経ち、思うところの結論を端折って言えば、石破茂を総理大臣にして防災省を作るべしということである。これまで私はこの意見に消極的で、屋上屋を重ねる組織改編と機構新設には抵抗があった。無駄な予算が増えそうで、天下りと利権の温床になりそうで、省庁をいじるのには反対の立場だった。だが、ここまで来たら、もう石破茂にやらせるしかない。陸自の半分以上の人員は防災省に移し、自衛隊をリストラして専守防衛の部隊にする。防衛省の装備予算を激減させ、憲法9条の国家へ方向転換する。国軍化していた自衛隊の姿を変える。安全保障の長期的観点からも、米国は今後アジア太平洋地域から漸次撤退せざるを得ず、その中で、日本は9条に忠実に中国と平和外交で関係して行くしかない。日米安保条約に代わって日中平和友好条約が国家外交の基軸となる。あるいは二つが並立する。21世紀の世界のパワーバランスの変容と傾向は、必然的にその方向の必至性を確信づける。日本は9条しか生きる道がない。
いずれにしても、日本に最優先で必要なのは軍隊ではなく災害救助隊である、というのは自明だろう。毎年のように大きな自然災害が起こるこの国で、それに対する備えをまったくしていない(それどころか原発という危険な施設を作っている。)ということほどこの国の政府の無能さ、あるいは(原発は意図的に危険性を無視してきたのだから)悪質さを示すものはない。だから私は自然災害は人災だ、といつも言うのである。
(以下引用)
災害発生から2日経ち、思うところの結論を端折って言えば、石破茂を総理大臣にして防災省を作るべしということである。これまで私はこの意見に消極的で、屋上屋を重ねる組織改編と機構新設には抵抗があった。無駄な予算が増えそうで、天下りと利権の温床になりそうで、省庁をいじるのには反対の立場だった。だが、ここまで来たら、もう石破茂にやらせるしかない。陸自の半分以上の人員は防災省に移し、自衛隊をリストラして専守防衛の部隊にする。防衛省の装備予算を激減させ、憲法9条の国家へ方向転換する。国軍化していた自衛隊の姿を変える。安全保障の長期的観点からも、米国は今後アジア太平洋地域から漸次撤退せざるを得ず、その中で、日本は9条に忠実に中国と平和外交で関係して行くしかない。日米安保条約に代わって日中平和友好条約が国家外交の基軸となる。あるいは二つが並立する。21世紀の世界のパワーバランスの変容と傾向は、必然的にその方向の必至性を確信づける。日本は9条しか生きる道がない。
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