興南高校が春夏連覇を達成した。今大会での島袋投手は、いい頃の彼に比べると制球力が今一つで、そのために安打を打たれることも多かったが、要所を締める投球はさすがで、打線もよく彼の失点をカバーした。まず、理想的な高校野球のチームと言っていいだろう。そういうチームを作り上げた我喜屋監督や興南関係者を称賛したい。春の段階ではやや運に恵まれた優勝という印象もあったが、この夏の試合ぶりは、堂々たる横綱相撲だった。特に準決勝の報徳戦は、5対0の劣勢を逆転しての勝利であり、興南の底力と精神力の強さを印象づけた。これまでの沖縄の選手は、優勢なときは強いが、劣勢になるとそれを跳ね返す気力に乏しかったが、今回の興南の試合は、沖縄の県民性の中の頼りない部分が良いほうに変わってきたという感じである。
春に一度全国の頂点に立ち、ある意味では目標を失っただろう興南野球部が、夏までモチベーションを維持し、他チームの挑戦をすべて跳ね返して再度頂点に立ったという、この偉業は、どんなに褒めても褒め足りない。興南高校野球部、万歳!
春に一度全国の頂点に立ち、ある意味では目標を失っただろう興南野球部が、夏までモチベーションを維持し、他チームの挑戦をすべて跳ね返して再度頂点に立ったという、この偉業は、どんなに褒めても褒め足りない。興南高校野球部、万歳!
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