「常連容疑者」リストには、ウクライナとISISがある。どちらにも十分根拠がある。この攻撃とバイデン政権の非常に奇妙な行動に関して論じた三本の映像(一部は重複している)を私は投稿している。出来事の時系列を見よう。
理解しておかなければならないのは、この警告は大使館の裁量で出されたものではないことだ。これにはワシントンD.C.の主要機関で承認されており、ある程度具体的で「信頼できる」と見なされる何らかの情報が必要だったはずだ。1990年に国家テロ対策局で、私がこの仕事をしていたのは、パン103爆破事件の後だった。その飛行機のテロリストによる爆破について国務省とCIAは事前に情報を持っていて、関係者には搭乗しないよう警告していたと一般人の間で広く信じられていた。それは真実ではなかったが、あり得る脅威について、いつ、どう一般人に警告するかという問題を提起した。具体的で信頼できる諜報情報を必要とする制度を我々は考案した。諜報情報が具体的で信頼できるものであればあるほど一般人に警告する必要性は少なくなる。例えば、金曜日にコンサートホールで、特定集団によるテロ攻撃が行われるとわかっている場合、関連当局に警告を発し、一般人を警戒させずに、攻撃を阻止する予防策を講じられる例をお考え願いたい。
一方、情報がそれほど詳細ではないが、信頼できる情報源からのものである場合、時間をかけて公的警告をまとめる。3月7日モスクワのアメリカ大使館が警告を発した時、それが起きた。彼らは信頼できると思う情報を持っていたが、さほど具体的ではなかった。これは、ロシア当局に、アメリカ合州国が警告したかどうかという重要な疑問を提起する。私が仕事をしていた時は、通常、攻撃を防ぐため、適切な政府や法執行機関と情報を共有していた。マリア・ザハロワとドミトリ・メドベージェフの公式発言によると、3月7日の警告後、そして今日の攻撃後、アメリカ合州国はロシアといかなる情報も共有していなかったようだ。今夜のウォール・ストリート・ジャーナル報道では、アメリカ合州国は警告を発したが、ロシア当局は諜報情報の注意喚起は提供されなかったと主張している。
アメリカ合州国が知っていたこと、そしていつ知ったかという点で、状況全体がこれほど奇妙で疑わしいのは、攻撃から2時間以内に国務省が声明を発表したことだ。襲撃者が何人だったか、どんな武器を使ったか、死傷者が一体何人か、彼らは人質だったのか、我々は、依然知らないのに、ウクライナはこの攻撃に責任がないと宣言したのだ。国務省は一体どうやってそれを知ったのだろう?これはモスクワと共有しない諜報情報をアメリカ合州国が持っていたことを強く示唆している。
そして今朝3月22日午前3時30分、OSINTdefender(CIAが望むメッセージを広めるためのCIAフロントだと思う)が投稿した実に異例な、このXメッセージ(旧Twitter)がある。
ロシア西部の少なくとも25の石油精製所、ターミナル、貯蔵所、貯蔵施設を標的にした最近の長距離無人機攻撃作戦を含め、ロシアに対しウクライナがとった「無許可の厚かましい行動」に米国家安全保障会議(NSC)とホワイトハウスのメンバーは益々不満を抱き始めていると報じられている。これら攻撃が世界的石油価格高騰と、今夜の大規模ミサイル攻撃で見られたようなウクライナに対する大幅エスカレーションや報復を引き起こすと一部のバイデン政権高官は考えている。
モスクワで大規模テロ攻撃があった同じ日、ウクライナが「無許可の厚かましい行動」をとったことをバイデン・ホワイトハウスが嘆いているのは単なる幸せな偶然と思われるだろうか? 偶然の一致を私は信じない。来るとわかっていた攻撃に先立ちバイデン政権が脱出しようとしていたのだと思う。
その日のうちに、ISISが攻撃を手柄にしたという主張が浮上している。興味深いのは、ISISメンバーの一部がウクライナでロシアと戦っている証拠があるので、ウクライナもアメリカも必ずしも免罪されるわけではないことだ。
とにかく、私は下記ビデオで、これら問題を様々な視点から扱っている。
ここをクリックください。 約11分の映像
これはジャッジ・ナポリターとレイ・マクガウ゛アンの対談。
そして、これはニマとの対談。
記事原文のurl:https://sonar21.com/terrorist-attack-in-moscow-who-did-it/
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