まあ、これが「進んだ意識」だというのなら、別に文句もないですが、下品は下品です。

他もいろいろとムチャクチャな様相が展開されていたようですが、パリの街頭には、「青白い騎士」が疾走したりもしました。

開幕式に登場した「青白い騎士」

（参考聖書）

ヨハネの黙示録/ 06章 08節

そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた。

こういうのが開会式で華々しくパリの街に登場したと。

さて。

こういうようなことに対して、カトリックの人たち（だけではないですが）は大変怒っていたのですけれど、開会式の後、バチカンのヴィガノ大司教が、

「声明」

を出しました。

カルロ・マリア・ヴィガノ大司教

「パリオリンピックの冒涜とスキャンダルを受けて」といとうタイトルの声明です。

なお、ヴィガノ大司教は、7月上旬、バチカンから「破門」されたという状況にあります。以下の記事にあります。

（記事）ヴィガノ大司教が、バチカンから「破門」される
地球の記録 2024年7月6日

しかし、そんなことにはまったく動じていないようで、声明は実に力強いものでした。

その声明全文をご紹介したいと思います。

なお、声明の中には、たとえば、「 2016年のゴッタルドトンネルの開通式」などの、ちょっとわかりにくいものもあるのですが、これは、2016年に開通した世界最長の鉄道トンネルのことで、スイスで行われたその開通式のセレモニーの様子を語っています。

ゴッダルドトンネルの開通式のセレモニーは以下のようなものでした。

これもなかなかのもので…。

ゴッダルドトンネルの開通式より

swissinfo.ch

NBC NEWS

まあ…（笑）、ヴィガノ大司教が怒るのもわかります。

ここから声明です。

なお、文中に太字になっているセクションがありますが、それはオリジナルのままです。また、ふだんはヴィガノ大司教の言葉を翻訳する際には、「ですます」調にしていたのですが、今回は、内容が力強いこともあり、そうはしていません。

声明

パリオリンピックの冒涜とスキャンダルを受けて

following the sacrileges and scandals of the Paris Olympic Games
exsurgedomine.it 2024/07/28

パリオリンピックの開会式は、西洋諸国を人質に取っている反キリストのエリートによる、神、カトリックの宗教、自然道徳に対する一連の卑劣な攻撃の最新のものにすぎない。

2012年のロンドンオリンピック、2016年のゴッタルドトンネルの開通式、2022年のコモンウェルスゲームズでも、地獄の像、ヤギ、恐ろしい動物が登場し、同様に当惑させる光景を目にしてきた。

これらの式典を企画するエリートは、冒涜の権利や最も汚らしい悪徳の卑猥な展示だけでなく、カトリック教徒や良識ある人々によるそれらの黙認さえも要求しており、彼らは信仰の最も神聖なシンボルと自然法の基盤そのものが冒涜されるのを見るという憤りに耐えることを強いられている。

我々は、黙示録の騎士のホログラムとふっくらとした青いディオニュシウスが交互に現れ、様々なコースのベルの下で提供されるディストピア的な舞踏会の不気味さ、LGBTQ+ の最後の晩餐のパロディ、フランス革命の惨劇を祝うために呼ばれた「チャ・イラ」を歌う首をはねられたマリー・アントワネットの激しいパフォーマンス、哀れなパントマイム歌手に伴われた髭を生やした女装者と女々しいダンサーのバレエを目撃した。

この挑発的な光景の中で、サタンは神の創造的な完璧さを台無しにすることしかできず、あらゆる偽造品の嫉妬深い作者として自分自身を示す。

サタンは何も創造しない。すべてを台無しにするだけだ。彼は発明しない。彼は改ざんする。そして彼の信奉者も同じで、聖母マリアを思い起こさせる母性を消すために女性の女性らしさを辱める。

彼らは神の父性のイメージを奪うために男の男らしさを去勢し、子供たちの無邪気さを殺して最も卑劣な目覚め主義の犠牲者にするために子供たちを堕落させる。

このオリンピックの開会式は、醜悪で卑猥なものを傲慢に展示しただけでなく、善と悪の地獄のような転覆、死と醜悪と嘘のイデオロギーの名の下に、最も神聖なものでさえすべてを冒涜し汚すことができるという狂気の主張のためにもスキャンダルを引き起こした。

これはキリストに反抗し、キリストを主であり神であると認める人々を憤慨させるものだ。

この不快なカーニバルのスポンサーが世界経済フォーラムの使者であるエマニュエル・マクロンであり、バラク・オバマがかつらをかぶった筋肉質の男に付き添われているのと同じように、彼は罰を受けることなく女装者を妻として偽装しているのは偶然ではない。

これは神秘化、虚偽、トーテムとして立てられたフィクションの支配であり、その中では人間はまさに神のイメージと似姿で創造されたという理由で醜悪にされている。

寛容は、キリスト教社会を組織的に破壊するための言い訳にはなり得ない。キリスト教社会は、これまで沈黙していた何十億もの正直な人々が自らを象徴する社会だ。この言い逃れは、もう終わりにしなければならない。そして、信者の感性を傷つけるからという理由だけでなく、神の威厳を冒涜するからこそ、もう終わりにしなければならない。

サタンは神の権利を持っておらず、悪は善と同じレベルに置くことはできない。また、嘘は真実と同じではない。これが私たちの文明の基盤であり、一部の人々が、崩壊した世界の物理的および道徳的な瓦礫の下に埋もれさせたいと思っている文明だ。

信者と国民の忍耐と寛容は尽きており、特に国家権力と宗教権力が裏切りに加担している場合には、もはや「嘆く」のではなく行動を起こすべき時であることを明確にしなければならない。

したがって、キリスト教徒は世界中で具体的な行動を組織し、まず第一にオリンピックとそのスポンサーをボイコットする必要がある。グローバリズムに従わない企業はスポンサー契約を撤回し、代表団や選手個人は最悪の後援の下で開幕したオリンピックから撤退することも同様に必要である。

私たちは、この耐え難い仕打ちの責任者たちが、その行動だけでなく、このイベントに伴う腐敗についても責任を問われることを期待し、要求しなければならない。最後に、この冒涜的で下品なショーを生み出した同性愛者の舞台デザイナーは、マクロニアデスがフランスの納税者に請求した料金を返済しなければならない。

私はカトリック信者に対し、祈り、断食、そして懺悔によって、主イエス・キリストと私たちの聖なる宗教に対して行われた暴行に対する償いをするよう強く勧める。

そして、至高なる神の玉座の前で善良な人々が確信を持って訴えることが、良心の一般的な覚醒と切り離されることのないように願う。

そうすれば、王の中の王が再び国家、社会、家族、そして教会を統治することができる。

カルロ・マリア・ヴィガノ、大司教

2024年7月28日ペンテコステ後10日の日曜日

ナカムラがDjadja,を演じるとき、彼女の後ろの貧しい老人は、歌のゾークビートにぎこちなく踊らなければならない。

その象徴性は強力である。伝統的なフランスはグローバリストのリズムのビートに移動しなければならない。

冒とく

すべてのオカルトエリートの展示（誇示）と同様に、サタンへの完全な敬礼が必要である。パリオリンピックでは、開会式をキリスト教が公然と冒涜された黒ミサに変えることによって達成された。

フランスのDJバーバラ・ブッチ[Barbara Butch]は、イエス・キリストの役割を果たし（ハローを備えている）、最後の晩餐を嘲笑うシーンでドラッグクイーンに囲まれている。

反発に直面して、メディアは人々をガスライトしようとし、シーンはFeast of the Godsと呼ばれる絵に触発されたと主張した。それは嘘である。

そのプロデューサーは、彼らが撤回して嘘をつくことを決めるまで、それを自分で言った。その後、彼らは式典のビデオを削除した。

最後の晩餐のテーブルにいるこのひげを生やしたドラッグクイーンのトラムプル（踏みにじり）をフィーチャーしたファッションショー。

それだけでは不十分であるかのように、このクリープ（気味の悪いやつ）が登場する。

この裸の男が歌い始めたとき、全世界は怒りでため息をついた。

この男は、ワイン作りのギリシャの神であるディオニュソスを表している。バッカスとしても知られるディオニュソスのカルトは、酔ったエクスタシー、セクシュアリティ、血液の供物に関連している。

ディオニュソスの宗教にはしばしばヤギや雄牛の犠牲を伴う儀式が含まれており、少なくとも一部の参加者とダンサーは神に関連する木製のマスクをつけていた。場合によっては、記録は、彼の崇拝者がパンを食べてワインを飲みながら、仮面をして服を着た柱、棒、あるいは木を介して神が儀式に参加していることを示している。

 - ディオニュソス、ウィキペディア

言い換えれば、ディオニュソスはイエス・キリスト[Jesus Christ]の正反対を表している。そして、それが、彼らが彼をテーブルの上に横たわらせ、すべてが下品で貪欲に見える理由である。

また、なぜそこに小さな女の子がいるのか？

ディオニュソスが世界を恐怖に陥れたとき、小さな女の子が背景で彷徨い、大きな男が抱きしめた。

同じ女の子が汗をかいた退化した一団と踊っている。

彼らがどのように本『肉体の悪魔』を祝ったか思い出すだろうか？そして、それは未成年者とのセックスについてだったことを？　そして今、この女の子は裸の奇妙なやつと踊っているおか？　これらは、彼らがインターネットからスクラブしようとしている恥ずべき類いのことである。

新世界秩序を祝う

冒涜のこの耐え難い展示が終了したとき、物事は陰鬱になった。オカルトエリートの究極の目標である新世界秩序を祝う時だったからである。

これを行うために、彼らはジョン・レノンのイマジンを歌うことから始めた。

その歌についてフランス語は何もないが、ジュリエット・アーマネット[Juliette Armanet]はイマジンを上演した。

その歌が2012年のロンドンオリンピックで演奏されたとき、レノンがそこから来たので、それはある程度理にかなっていた。ただし、今回の場合、この曲にオカルトエリートの史上最高の歌詞が含まれていることを理解するまで、それは意味がなかった。

国がないと想像してみよう

行うのは難しくない

殺したり死んだりするものは何もない

宗教もない

（…）

所有物がないことを想像してみよう

君にできるかなあ

国も宗教も所有物もない。これは、世界経済フォーラムなどの組織によって擁護されているオカルトエリートの究極の目標である。これが、国連事務総長であるアントニオ・グテーレスがマクロンのすぐ隣に座っていた理由である。彼らは、単一の世界政府のためにフランス（および他のすべての国）を消去したいと考えている。

次のセグメントビジュアルは、この正確な目標を示している。

マスクをした人物（今もなおエリートを表している）は、白い馬に乗ってセンターステージに入る。

それは黙示録の蒼白き馬を表しているのか？私はそう思いたくはない、なぜなら、聖書が述べているように、「彼の上に座っていた彼の名前は死であり、地獄が彼のあとに続いた」からである。

充分不気味に、世界のすべての国々は文字通りその騎手に続いた。

通りの両側に並んでいる国旗を運ぶ人々。その後、その騎手が彼らを追い越したとき、彼らは徐々に彼に従った。

オカルトエリートの新世界秩序の後ろに並んでいる世界の国々を表現するこれ以上に良い方法はない。

おわりに

この堕落した式典が進むにつれて、雨は激化し続けた。まるで神が地獄のような火に変わったオリンピックの炎を消そうとしているかのようだった。そして、すべての悪魔のように、すべてが嘘に浸されていた。統一されていると言われていたが、式典は実際には分裂していた。それは愛についてと言われていたが、実際には憎しみについてである。ホワイトそれはフランスの栄光についてと言われていた、それは実際にはその屈辱についてである。

オカルトエリートは、全世界をソドムとゴモラに変えることを意図しているように見える。2024オリンピックの開会式は、この事実の露骨な祝賀会であった。

闇から光へ

すべてのオリンピック式典は本質的に非常に象徴的であり、深いオカルトの意味で充満している。確かに、現代のオリンピックは、アクティブなフリーメーソンであったフランス貴族であるピエール・デ・クーベルタン[Pierre de Coubertin]によって復活させられた。

ピエール・デ・クーベルタンは、1890年にイギリスのオックスフォードにあるアポロ大学ロッジ番号357でイニシエートされたオックスフォード大学時代からのアクティブなフリーメーソンであった。

オリンピックを囲むトーチを運ぶ式典には、デ・クーベルタンのフリーメーソン繋がりと直接リンクしているオカルトの意味が吹き込まれている。オカルト主義では、ルシファーは神の知識の光を人類に伝える救い主として認識されている。ラテン語では、ルシファーは文字通り「光の担い手」を意味している。

ギリシャ神話で、プロメテウスは、ルシファーに相当している。彼は神から知識の火を取り、それを人類に与えた。

要するに、トーチを含む儀式は、深いルシフェリアンの意味を持っている。 2024年のオリンピックでは、儀式はエリートのお気に入りのモットーの1つである暗闇から光へを物理的に描写することから始まった。

その式典は、オリンピックのトーチを使用してパリのカタコンベを歩いて自分の道を照らすことから始まった。

そのオリンピックの開会式は、600万人以上の人々の遺跡を含む伝説的に不気味な地下の共同墓地を歩いている子供たちから始まった。この場所は本当に不吉な場所である。そこへはバリエール・エンファー[Barriere d’Enfer]（地獄の門）と呼ばれる場所を通って入り、そしてそこには何世紀にもわたって、その地下通路で起こっている暗い儀式の噂がある。

子どもたちが（ルシフェリアンのトーチを使って）人間の頭蓋骨で作られた壁を照らすと、一人の不気味で顔のない男が彼らをボートに招待する。

神秘的な人物は、子供たちを暗闇から光に連れて行く。文字通り。

オカルトのルシフェリアンのモットーを備えたフリーメーソンのイメージ。

仮面の男が子どもたちをオカルトエリートの諺に登場する光に向けて連れて行くと、私たちは彼らの現在の人形たちの場面を見る。

マクロンとオリンピック委員会の会長は、トーチの到着のために立ち上がる。マクロンのハンドラーは右側に座っている－申し訳ない、「妻」を意味している。左側に座っているのは、国連事務総長であるアントニオ・グテーレス[António Guterres]である。なぜ彼はここにいるのか？フランスはグローバリストの管理下にあるからだ。

この象徴的な展示の後、トーチを運ぶ神秘的な男はパリを横切って走り、式典の12のタブローを通して視聴者を連れて行く。

オペラのファントムなどの人物に何となく触発されたこの人物は、式典のさまざまな物語を通してフランスと世界を導く顔のないエリートを表している。

そしてそれは血から始まる。

斬首された頭

ゴジラのパフォーマンスは、彼女の斬首された頭を抱えたマリー・アントワネット[Marie Antoinette]の恐ろしいショットから始まった。

儀式的な赤、犠牲のオカルト色を着て、幾人かの他のフランス人たちの死は、この奇妙な展示で祝われている。子どもたちがこの式典を見ているという事実は別として、なぜフランス人たちのその暴力的な死はオリンピックで祝われているのか？

その仮面の人物（エリートを表す）は革命を監督している。

フランス革命に関するしばしば見過ごされている事実は次のとおりである。それは、主にフリーメーソンや薔薇十字会などの秘密結社によって組織され、君主制とカトリック教会を転覆させ、置き換えた。この式典のオカルトエリートの文脈を考慮すると、マリー・アントワネットなどのこれらの両方の中心人物に関連する人物たちの死は、儀式的な方法で祝われる。

パフォーマンスは、建物の窓からの処刑済みのスプラッタリングの血のように見えるもので終わる。はい、私たちはまだ… *チェックノート*…オリンピックを見ている。

フランス革命は通常前向きなものとして認識されているが、現在、私たちはそのオカルトエリートの壮大な計画の次の段階に入っている。そして、それは誰にとっても良くない：新世界秩序の到来を促進するための道徳的および社会的崩壊。式典の残りの部分は、この崩壊を強調することを確実にした。

バイセクシュアルの三人組

この死のお祝いに続いて、オリンピックの主催者はセクシュアリティに集中することが不可欠であると判断した。国立図書館の奇妙なシーンでは、セクシュアリティに関するフランス文学の本を読んでいる2人の男性と女性が軽薄な行動に従事している。いくつかの選択はかなり困惑させるものである。

提案された本の1つは、Diable Au Corps（肉体の悪魔）である。それは、夫が戦争をしている間に15歳の少年と関係がある既婚女性についてである。そのとおり、オリンピックは未成年者とのセックスに言及することができた。

しばらく戯れた後、その3人の友人は彼らが欲情しており、今すぐセックスをする必要があることに気づく。それで彼らは走り去り、国立図書館に大きな混乱を残した。しかし、彼らはLGBTなので大丈夫である。

その後、視聴者たちはバイセクシュアルの三人組シーンをごちそうになる。ちなみに、私たちはまだそのオリンピックを見ている。

一方、外では、「欲望の台頭」を表すことを目的とした振り付けがあり、男性のキスのシーンで仕上がる。

この欲望に奇妙な焦点を当てた後、式典は重い政治的声明を出す。